人間の行動の根源は、肉体から発せられる五つの欲望(食欲、性欲、物欲、名誉欲、支配欲)の妄想エネルギーによって常に、突き動かされている状態なのだ。

 

それは、何時何処で何をしていても、その本質に気づかず妄想エネルギーに隷属している。

 

しかし、インド哲学バガヴァッド・ギーターを学んで精神的覚醒を得た者は知性を発揮し、本来魂が目指すべき目的地に向かって、活動し始める。

 

だが、人間が生きる真の目的を知らぬ者は、五つの感覚器(目、耳、鼻、舌、皮膚)から入る感覚によって、魂は迷妄の世界で振り回される

 

この五つの感覚に振り回されず、正しく目的地にたどり着くために必要なのが、心の安住を得る創造至上主神クリシュナへの瞑想が非常に重要となる。

 

これらの魂と感覚器の関係をギーターは、五頭だての馬車(五つの感覚器)に乗った乗客(魂)に例えて説明している。

 

 

<ディアーナ・ヨーガ 第三十四節>

クリシュナよ、心は絶えず揺れ動きすぐ荒れ狂い、そして実に頑迷です。

私にとってこれを制御することは、風を意のままに支配するより難しい。

 

バガヴァット・ギーターは、あらゆるものの分析哲学であると言える。

例えば人間というものを、目に見える物質次元の観点からも、目に見えない精神的観点からも、実に精緻なる分析によって、その本質を説いている。

 

その一つの例としてここでは、人間が持つ肉体、知性、こころ、感覚、魂、と言ったものを、乗客が五頭立ての馬車に乗っているところを、譬えとして説明している。

 

個人の魂は、肉体という馬車の乗客である。

その馬車の御者は知性を表し、心という手綱で、五頭の馬である五感(目、耳、鼻、舌、皮膚、)を操っている。

 

この五頭の馬(五感)は、感覚的快楽を求め、勝手気ままに走りたがるものだが、それを御者である知性と、手綱である心で、五頭の馬(五感)を制御しなければならない。

 

御者(知性)の使命は、乗客(魂)の要望である、馬車を悟りの世界に導く重要な役目を担っている。

 

しかし、五感の快楽に引っ張られた手綱(心)は、御者(知性)の手元から離れその為、馬達は勝手気ままに走り、迷走の馬車(肉体)となって現世をさ迷うのである。

 

この様に、乗客としての純粋なる魂は、自らは行為することなく、ただ肉体の持つ欲望によって、迷走した馬車(肉体)が赴くままに、感覚的快楽と苦悩を味わうのである。

 

主・チャイタンニャは言われた。

この、五感に囚われた心を取り押さえ、自己の目的に目覚める為には、ハレー・クリシュナ のマハーマントラを唱え、心をクリシュナへの奉仕に没頭させよと。

この方法によってのみ心は、不動となるのである。

 

マハーマントラ

ハレー・クリシュナ ハレー・クリシュナ  クリシュナ、クリシュナ、ハレー・ハレー

ハレー・ラーマ ハレー・ラーマ  ラーマ・ラーマ ハレー・ハレー

 

<制作&語り バール・クリシュナ>

 

私は20年以上前に、自己の本性は何か?、それは何処からきてどのようになって行くか?、と言った自己を存在たらしめる根源的疑問を解明しなければならないと思い、インド哲学バガヴァッド・ギーターの探求を決意しました。

  <15年間読み続けて分厚くなってしまったギーター>

      <何回も何回も読みこんできた痕跡>

 

<その他のギーターの語り>

バガヴァッド・ギーターとは 

第二章 ギーターの要旨 <魂の神秘> 

二羽の仲良い鳥 

絶対者についての知識

質自然の三様式(トリグナ)

 

 

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