私は20年以上前に、自己の本性は何か?、それは何処からきてどのようになって行くか?、と言った自己を存在たらしめる根源的疑問を解明しなければならないと思い、インド哲学バガヴァッド・ギーターの探求を決意しました。
<15年間読み続けて分厚くなってしまったギーター>
<何回も何回も読みこんできた痕跡>
それは、魂とはどんなものか?魂と創造至上主神クリシュナの関係はどの様になっているのか?先ずはその本質に迫る事から始まりました。
第二章ギーターの要旨<十七節>
体内にあまねく充満している魂は、決して傷つかず壊されもしない。たとえ、いかなる人でも方法でも、不滅の魂を滅ぼすことはできないと知るべきだ。
この節では魂の本質を説明している。
我々のハート(心臓)には自己を意識する原子魂と、至上主クリシュナの一局面であるパラマートマーと言う魂の、二つの魂が同時に宿っている。
パラマートマーは、生きとして生ける生物のハートに宿る、至上主の一局面であり、至上主クリシュナそのものである。
原子魂は至上主から放出された微細部分である。
この原子魂が至上主の分霊である事は、本来の魂は純粋である事を意味している。
そして又この原子魂は、永遠なる個別性と自由意志を持っている。
体の一部または全体で感じる、苦痛や快感の意識こそが魂の存在であり、肉体マイナス意識イコール死体、となることは誰でもわかっている。
原子魂の大きさは毛先の一万分の一の大きさで、原子よりも小さい精神的スパーク(光輝)である。
そして、原子魂とパラマートマーは共に、ハート(心臓)の中に存在し、肉体活動すべてのエネルギーの源となっている。
「ムンダカ・ウパニシャドウ」ではこの二つの魂を、二羽の仲良い鳥として喩えている。
一羽の鳥(アルジュナ)は物質と言う木の実の虜になって、木々の間をあちこち飛び移り、渇望と落胆を繰り返し、物質世界で苦悩している。
もう一羽の鳥(クリシュナ)は、ただその友を見つめている目撃者である。
だが、さ迷う鳥(アルジュナ)は、どうにかして顔を友に向け、友(クリシュナ)の栄光を知ったなら、たちどころに悩める鳥は、一切の苦悩より開放される。
今やアルジュナは顔を、永遠の友クリシュナに向け、彼からバガヴァットギーターを学びつつある。
こうしてクリシュナの言葉を聴き、主の無上の栄光を理解して、あらゆる苦悩から解放されるのである。
<制作&語り バール・クリシュナ>
この解説から分かる事は、心臓には自分の原子魂と神の一部の魂が同居していると言う事が判る。
つまり、神は全てはお見通しだ、と言う事がこれで理解できるだろう。
悪いことはできないね~。
<その他のギーターの語り>
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メール sirai-katuhumi@sea.plala.or.jp
白井勝文(バール・クリシュナ・フミオ)