んだよっ! カギ閉めとけよ!  | “Mind Resolve” ~ この国の人間の心が どこまでも晴れわたる空のように澄みきる日は もう訪れないのだろうか‥

 
 
おはよ。
他人に厳しく自分に甘い、南です。
 
昨年中の半年間、俺が書いてきた内容により、
少なくとも8人の読者に完全に引かれてしまったのか…
「コイツはヤバイ、もう関わらないほうがよさそうだ」
「やっぱ頭ヘンみたい、この人…」
ということで、(?)
そういうことを まったく無視してるわけでもない俺…。
むしろ、そういう読者の方々にこそ、
その人たちの日常のページを読ませて頂き、
大人に成り切れない部分(?)の俺を発見できる瞬間もある。
昨日も今日も。
で、・・・・今日は完全なるタワゴトだ… 
俺が何をテーマにして、どんな問題についてどう云おうが
「おまえの勝手だからな…」という以上に、
何らかの発言により読み手を不愉快な気持ちにさせてしまっている部分や、
冗談とは思えない殺伐とした内容で
うさんくささを感じさせてるところもある・かも知れない。
それはそれで最近の若者なら
ムカつく
の ひと言で終ってしまうのだろうが・・・・でしょうけれども、
一日に これだけのアクセス数があり、
そこに特定の人以外、ほとんど何のコミュニケーションを求める痕跡も残されないことは、
やはり、ネット上に存在する自分達が
お互いに警戒しながら生きている、嘘っぽい付き合い
のようなモノを感じる。 (単なる金儲け主義的なアフィリエイト戦略も含めてな)
   
昔であれば、乗り合いバスでも、電車の中でも、
見知らぬ人に声をかけ、スグにうち解けて、
その つたない世間話も、今日の自分が生きるための励みや教訓になった…
という人は、世の中に大勢いたと思うし(…昭和50年代頃までな)
マンションの隣に住んでる人が「誰か知らない」とか
「顔も見たことない」だとか、
挨拶も交わさない」ということは 決してなかった・と思う。
なんでまた こんな冷たい世の中になっちまったのか 
 
日本の義務教育を受けていた時代の俺は、
父親の仕事の都合で引越しを繰り返し、何回か、
転校生のヤツ”って言われ方で、
はじめて顔を合わせるクラスメートや同級生にも
色々と試されたりもした。
校舎の片隅や下校途中の暗がりから俺を呼びつけて、
待ち伏せする者もいれば、
休み時間に堂々と、いきなり俺の胸倉を摑んで、
腹にキック、面にパンチをお見舞いしてくれた根岸くんなど、
まぁ色々に、「コイツ、どういうヤツか? 」を
子供ながらに試してくる。
それを俺はイジメや校内暴力とは思わなかったし、
しつこい奴のことを先生や親に言いつけるようなこともしなかった。
…むしろ、仕返しを楽しみにしていた。
さすがに、俺が刃物で顔や手を斬られたり、また反対に、
錆びついたカッターナイフ (貧乏だったので替刃がなかった)
を持って相手を追い回す俺…当時、小学5年
そういう時は、学校の先生も親も手を焼いていた様子はあったが、
危険なことが何か?
やってはいけないことは何か?
どこまで加減してやるべきか?
という、自由意志の暴走を引き止める感情・・・そういう判断は、少なからずあった
…と思う。
まぁ、俺のように完全に自覚あってやっている、その、
怨み辛みの晴らし方のような行為は、
一歩 踏み間違えれば、犯罪者としても最高にワルイ部類に入ったかも知れないが、
俺の場合、「目には目を、歯には歯を」なんてもんじゃなく、
徹底的に相手が立ち直れないように精神的に追い詰めることを得意としてた。
そういうアホな、底意地ワルイ小学生時代、中学生時代を送っていた。
自分ではそれほど凶暴ではなかったと思うけど、
何年もして同窓会とかで会ってみると
「あん時は 本当に お前に殺されるかと思ったよ。チビッた」
などと言われることも…あった。幾人か。
それでも中には、そういう殺伐とした性格今もかを受け入れてくれたのか、
それ以上に自虐的な精神のヤツもいて、(中学生の時。)
そういう俺をブン殴りながらも、血を吐かせて俺と付き合ってくれる友人もいた。
   
   
ある日既に成人してから、その男(通称:影の会長は、
同じ同級生でサッシ屋の息子、山内くん てのを会長にして、
“山内アルミ会”ってのを任意、口頭で結成、結束して、
くだらん飲み屋街を練り歩いた。

その、
“山内アルミ会”の心得というか、会員資格はこうだ。
鉄やステンレスよりも柔らかく、熱しやすく冷めやすい。
だけど純金より頑丈であっても、値打ちはない。
そういうアルミニュームのような存在が俺たちだ

などという文句、大義名分で、サッシ屋の長男(跡継ぎ)を会長に掲げて、
   
   “山内アルミ会”。 
   
「お前も一員になるか?」
という、影の会長のひと言に、即答で入会。
以来、近所では、ただの飲んだ暮れ集団として
幾つかの店を出入り禁止になった。
   
で、俺は俺で二十歳前後から毎晩のように飲み歩いて、
そんな連中と一緒に、器物破損や道路交通法違反を様々にやっていた。
過去に、そういう、どーしよーもない時期(2~3年)があった。
その他に、
一回のオートレースに持ち金を全部つぎ込んで、
その日の儲けを全部、一晩の呑み代で使い切るというバイク仲間

(…俺は免許ないので、いつもノーヘル、二人乗り)や、
その当時の、“ディスコ荒らし”専門のグループとか、
俺たちは社会のカス」を合言葉にした車内荒らし専門のグループや
パッシング・ナンパ主体で女と遊ぶ連中など、
様々に誘いはあったけど、
ロクデモ無い連中もロクデモ無いなりに、
何かを夢見て、そこに必要なら相手を騙すためのコミュニケーションも
手段を問わず ぶつけ合っていた。

   
まぁ、いちばん面白かったのは、“山内アルミ会”。
   
ある日、山内アルミ会の面々(5人)が、
とあるスナックで 安い水割りとカラオケを楽しんでいると、
向かい側の席にいた、その筋の家業らしき二人の中年男性と若い女性が一人。
その三人組が声をかけてきた。

 
「おぉっ、お前ら、もう一曲 歌え!」
調子に乗った俺が3曲、立て続けに甲斐バンドを歌うと、
「よし、次はお前、お前も3曲やれ!」
てなことで、次々に歌わされる。
で、
「マスター、今ぜんぶで幾らくらいになった?
コイツ等のカラオケ代、俺がぜんぶ払うから、続けさせてくれ」
そう断られて、それから4時間近く、
俺たちは声が涸れるまで歌わされた。
で、店も弊店近くになってきて、
「よし、そろそろ次、行くか? お前たちも来るだろ?」
「え?」
「どこですか?」
「俺たちみんな、歩いて来てて、アシがないんですけど…」
「そんなことツベコベ言ってないで、いいから来い!」
ということで、店の前に停めてあったベンツとBMWに
「おら、とっとと乗れ
ということで押し込められ、
隣町の隣町にある夜のネオン街まで連れて行かれた。
道中、
「俺たち何処へ連れてかれるんだろ? ヤバイかなぁ・・・」
などという小声が運転席へ聞こえてしまうと、
●●さん、どうしましょ、コイツ等?」
ということで、助手席にいたサイドベンツ・スーツ姿の男は、
「いいよ、あそこへ連れてこぉ…」
妙に落ち着いた口ぶりで、次の瞬間、振り向いてニヤリ
ビビル俺たち。
で、夜の12時を回っても、看板 消して朝までやってるネオン街。
目的地付近に到着すると、運転手は、
行く手に邪魔なタクシーにクラクションを鳴らしまくり、
歩道寄りに駐車スペースを確保。
「よし、降りろ!」 

   
連れて行かれたのは地下のディスコ・パブ。
「お前たち、飲め! お前とお前、踊れ!」 本人達は笑顔
ということで、必死になって踊らされてる仲間達。
酒に酔って車に揺られた俺は
もうこれ以上は呑めねぇや・・・」と云うと、
「いいから飲め!」
と、目の前のテーブルいっぱいに幾つものグラスを並べる。
「カネのことは心配すんなな、俺がぜんぶ払うから…」 

   
さすがに気持ち悪くなった俺はトイレへ駆け込む。 
が、開いてない。  
   
「んじゃぁ、女子便所だ! 
   
 ガチャ。 
   
中でカップルが本番中。 
   
んだよっ! カギ閉めとけよ! 
 バタン
   
ドアを蹴る俺。
そのまま店の外へ出て、階段を上がり、

路上脇のシャッターへもたれかかってゲロを吐く。

販売機で買ったポカリスウェットをイッキ呑みして、
2~3軒先の雑居ビルの非常階段を

柵を越えて登る
夜風が気持ちよかった。
そのまま、その3階辺りの踊り場で眠ってしまった俺。21歳。
9月の利根川付近。街の片隅にいた。
    
しばらくすると二人の警察官が俺の顔を懐中電灯で照らしていた。 
   
「この人ですか?」 
   

一人の警官が下にいた“山内アルミ会”の連中を呼んでいた。
駆けあがってくる影の会長ISYI くん
「ああ、そうです。コイツです。酔っ払ってるだけみたいですから、
もう大丈夫です。あとは自分達で何とかします。お世話になりました」
ということで、どこかの交番から連れてきた警官二人を引き払う。
その後・・・・。
なぜか ボコボコにされた俺。 

   
どうやら連中は、俺が一人で逃げた汚いヤツと思ったらしい。
で、数十分後。
なぜか、利根川の土手に座り、風に吹かれてる俺たち。 

   
「いま何時だ?」
「3時頃かな」
「電車まだ走ってねぇよな」
そして一人が、持っていたマウスハープを吹き鳴らし始める。
川風が傷に沁みた。
「よし、みんなで吉ギュウ喰おうぜ」
「あるの?」
「ああ、さっき、カンバン見かけた。
そこでビール飲んで、電車 走るまで時間 潰そうぜ!」
「まだ呑むの?」
「ああ、カネ、あんだろ? 無きゃ誰か立て替えとけよ」
「…判った」
「おら、お前 立て! いくぞ!」
てなことで、白いシャツが血だらけになって黙って土手に坐りこんでいた俺を突き飛ばし、
一同、吉野家へ向かう。
 
     つづきは また来週。
 
それほどたいしたスリルには感じられないかも知れないけど、

そんな、本来なら、どこにでもありそーな、 (本来ならな)
若者のブルージーな夜明けの過ごし方を (最近の多くの若者とは違って)
俺は幾度も経験して次の朝を迎え、次の夜を夢中で生きた。
    
今日この日、あの連中が、どこでどうしているのかは定かでない。
きっといつかまた再会する日も来るかも知れないが、
今、“山内アルミ会”は俺の側に存在しない。
代わりに、それに勝るとも劣らぬ、酒づくりの現場 がある。
今の俺には かけがえのない付き合い、仕事仲間の一員にしてもらっている。
ありがたい。
   
で、ほとんど家族は ほったらかしにして、夜は夜で執筆と創作の最近・・・・。
ブログ以外にも色々と書いている。次の本のための原稿とか、童話とか…
生きている時間としては眠ることが許されないわけではないけど、
何かひとつアイデアが頭に浮かぶと、
それは次々に色々な方向へ膨らんで、
そのすべてを余すところなく、今日中に書き留めておかないと、
俺は、「次の日には存在しないかも知れない自分・・・・」を、

その身体に云い聞かせる。
 
今は休むな。もう何十年も、十二分に休息は取ったじゃねぇかよ。
ここで投げたら次は また いつになるか判んねぇぞ! 今しかねぇだろ
、…略。」
 
それは、
自分が思い描くモノ、書いている内容、書いている行為そのものが
自分以外の存在で、この世の中に読者がいてくれたことに
感謝や喜びを感じてやっている。
生活を切り詰めたカネで本を出版する手段も、別に悪いことではない。
それでも、どこの本屋に いつ並べられて、
3日後の何時頃に棚から引き下げられるのか

いちいち調べまわって、読者が存在するか否かの機会を気にするよりは、
インターネット上という枠の、ブログ・サービスという小さな枠組みの中で、
確実な読者の存在に向けて書くことの方が、
今の俺には、自分が生きるために何倍も価値がある。
   
だから・・・・。
   
   
   
   
まぁ俺としては、通り一片の挨拶ではなく、
もっと突っ込んだ意見でガンガンと攻めてきて欲しいわけ。
なんでもいいから。
で、そのうちそれは、“出遅れた人” 以外が
色々と云ってくることになると思うけど、
知識のぶつけ合いではなくって、あくまで、交流。 

それが常に前向きなら、

以心伝心で肉体に受けるハンディ自然に克服できると思うしな。
 
額にバンソウコウを貼っているように、俺は決して自分で自分のことを
「頭がいい」とか 「誰よりも利口だ」とか、
「俺だけが正しい」とは思ってない。  
   
ストーンズの曲で今日は何が聴きたい? とか、 
   
そういうことの方が俺には重要なんだよ。
ほんとはね。
 
 
 
 
 
 
 
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