こどもの病気・トラブル対処法 -8ページ目

子供・赤ちゃんの発熱(1) 受診の目安

子供の急な発熱は心配になるものですね。

生後6カ月くらいまでの赤ちゃんはお母さんからもらった免疫で、あまり発熱することはありません。
しかし、その後3歳くらいまでの乳幼児期は、特に発熱しやすい時期です。

慌てず適切に対処してあげましょう。

高熱で脳に障害が残るのでは、と心配される方も多いですが、発熱だけで脳に障害が残ることはありません。
熱の原因と、発熱以外の症状の方がむしろ重要です。

普段から子供のようすをしっかりチェックしておき、病気の前兆に早めに気付けるようにしておきましょう。


【子供が熱を出したら】

体温は年齢や測り方、測る時刻などによっても違うものです。
熱があると思っても慌てずに、子供の様子をチェックしましょう。

子供は年齢が低いほど普段の体温も高いものです。
また、朝より夕方や夜の方が熱が高くなりますし、眠たいときは一時的に身体が熱くなることもあります。

一般的には、わきの下で測って37.5度以上、または平熱より1度以上高い場合を発熱と言います。
普段から子供の平熱を知っておき、いつもと同じ体温計、同じ測り方で測りましょう。


じっとしてられない子供に、30秒で検温
 体温計/オムロン けんおんくん MC670


【受診のめやす】

大至急病院に

・意識がもうろうとしている、ぐったりしている
・顔や唇の色がひどく悪い
・初めてのひきつけ
・40度以上の発熱
・3カ月未満の赤ちゃんの38度以上の発熱
・半日以上水分を受け付けない
・けいれん、強い頭痛、嘔吐が続く
・激しい下痢や嘔吐を伴い、おしっこがでない


診察時間内に受診

・38度以上の発熱
・発熱が1日以上続いている
・発熱に加え、嘔吐や下痢、せき、鼻水などの症状が見られる
・機嫌が悪く、食欲がない(乳幼児)


家で様子を見る

・熱が37.4度以下で、元気で食欲もある


発熱の際は水分補給が大切です。
微熱であっても、発熱に気付いたら、出来ればイオン飲料などで少しずつこまめに水分を与えてください。


ストックしておくと便利、発熱時の水分補給
    


【受診の際の注意点】

医師に伝えるポイント

・いつから、何度くらいの熱があるか(熱の変化を記録しておくとよい)
・発熱以外にどんな症状があるか
・水分や食事は摂れているか
・おしっこやうんちは通常通りでているか


病院にはいろいろな人が来ます。
発熱で身体が弱っている時に不用意に病院に行くことで、違う病気に感染してしまう場合もあります。
風邪や感染症を人に移さないためにも、違う病気に感染しないためにも、病院に行く際は親子ともにマスクをして行きましょう。


子供にぴったりサイズのマスク
 


解熱剤は乱用しない

そもそも発熱は身体の防衛反応です。
身体に入ってきたウイルスや細菌などをやっつけようとする身体の働きですので、無理に下げることはあまりよくありません。
それに、解熱剤は一時的に熱を下げるだけで、病気そのものを治すものではありません。

解熱剤の使用は、水分補給が出来ない眠れない、といった場合にとどめましょう。

また、大人用の解熱剤は子供には強すぎるので絶対に使用しないでください。
解熱剤の使用は医師の指示に従って、容量・用法を守りましょう。


再受診の目安

一度受診しても、その後症状が悪化したら再度受診しましょう。
熱が下がっても、咳が激しくなったり、吐いたりしたときも再受診を。

その際は、薬を指示通りに服用したか、ゆっくり休める環境だったか、なども伝えてください。

熱が下がっても、ウイルスや細菌が全滅したというわけではありません。
治ったと思って通院を止めたり、薬を飲むのを勝手にやめてしまうと再びウイルスや細菌が勢いを増すこともありますので、自己判断はせず、医師の説明をよく聞き、指示に従ってください。


【子供・赤ちゃんの発熱】

1 受診のめやす
2 対処法、ホームケア
3 症状と原因(発熱を伴う病気)


発熱時に役立つアイテム
  

子供の熱中症対策(2) 赤ちゃんや乳幼児の熱中症

【赤ちゃんや乳幼児の熱中症】

赤ちゃんや小さな子どもは自分の体調を上手に大人に伝えることが出来ません。
また、遊びに夢中になって具合が悪いのに気付かない場合もあります。

大人がしっかり様子をみて、熱中症にならないように気を付けてあげましょう。


外出は涼しい時間に

日中の日差しが強い時間は避け、散歩や外出は朝や夕方の涼しい時間に合わせましょう。
帽子をかぶる習慣をつけ、ベビーカーには大きめの日よけを付けます。

こまめに水分補給をさせ、汗をかいたら濡れたタオルなどで拭いて身体を冷やしてあげましょう。
冬でも外遊びの際は厚着を控えて、汗をかいていたら上着を脱ぐなどしてあげてください。

また、体調が悪い日は外遊びや外出は控えて、家の中で遊ぶようにしましょう。


車の中は要注意

後部座席は熱がこもって意外と暑かったりします。
運転席が涼しいからと言って安心せずに、ときどき子どもの周りが暑すぎないかチェックしましょう。

チャイルドシートの横の窓には日よけをするなど、直射日光が当たらないように工夫しましょう。

また、車の中は短時間で急激に気温が上がります。
たとえ短い時間でも、子供を車に残して離れるのは絶対にやめてください。

子どもの車の中での死亡事故、年に何度かは聞いたことありますよね?

真冬であっても、日差しのあたる閉め切った車内は高温になります。

クーラーを付けっぱなしにしていても、なにかの拍子に止まってしまったりすることもあります。
熱中症以外にも思わぬ事故につながることもあるので、子供を車に置き去りにしないでください。


熱中症になったら

子どもはよく汗をかきますし、体温調節もまだ上手く出来ません。
気を付けていても熱中症になってしまうこともあります。

顔が赤い、ぐったりしている、唇が乾いている、しばらくおしっこが出ていない、などの症状があれば、涼しい場所で休ませてあげてください。
衣服をゆるめ、冷水で濡らしたタオルで身体を拭いてあげます。

可能であればイオン飲料や薄い食塩水などで水分補給をしましょう。
水分が摂れないほど衰弱しているときや意識が朦朧としているときはすぐに病院に連れて行きましょう。


【赤ちゃんや乳幼児でよくあるケース】

おんぶで熱中症

身体が密着していると熱がこもって高温になります。
特におんぶは子供の顔が見えないので、様子の変化に気付きにくいものです。

「よく寝ている」と勘違いをして長時間おんぶをしていると、知らないうちにぐったりしていることもあります。

暑い日におんぶをするときは、時々水分を与えたり、顔色を確認するなどしましょう。
背中に熱がこもっていると感じたらいったん子供を抱き直すなどした方がよいでしょう。


寝汗に注意

特に暑い日は、汗をたくさんかきます。
汗をかいている状態でぐったりしているのを寝ていると勘違いして放置してしまい、熱中症の発見が遅れることもあります。

子供が寝汗をかいているときは、唇が乾いていないか確認し、顔を触ったりして反応を確かめましょう。
その日の水分摂取量を振り返り、ほとんど取っていない場合は無理に起こしてでも水分を摂らせます。


帰宅後のぐったり

昼間に外でたくさん遊んだときの帰宅後の子供の様子にも気を付けましょう。

夕方、ぐったりして飲まず食わずで寝たのを疲れて熟睡していると思い朝までそのままにしたところ、ほとんど動かず反応がない・・・
こうした事態になって初めて脱水症状だと判明するケースもあります。

このような場合にはすでに自力では水分が摂れない状態なので、受診して点滴をうける必要があります。

外でたくさん遊んだあとは、疲れていても必ず水分補給をしましょう。
また、子供が寝ているときにも時々唇が乾いていないか、触れたときに反応があるかを確認しましょう。


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【子供の熱中症】

1 熱中症の症状と応急処置 予防法
2 赤ちゃん、乳幼児の熱中症


子供の熱中症対策(1) 症状と応急処置 予防法

梅雨が明けたら気を付けたいもの。
紫外線対策に続いては、日射病、熱射病などの熱中症です。

熱中症は一年中起こりうる症状ですが、梅雨明けから初秋頃までが特に危険です。
対処が遅れると死に至る場合もありますので、応急処置の方法などをしっかり押さえておきましょう。

また、熱中症は正しく予防対策をとれば必ず防げます。
子供にも熱中症についてよく言って聞かせ、命の危険を防ぎましょう。


【熱中症の種類 原因と症状】

熱中症とは、気温や湿度が高い中で体温調節がうまくいかず、身体の機能が低下することで起こります。
気温の高い季節に多いですが、湿度や環境によっては冬でも熱中症で死亡する事故が起こることもあります。

特に体温調節機能の未熟な子どもや体力のない高齢者に多い症状なので注意が必要です。

炎天下や暑い場所に長くいる時は、体調の変化に注意し、 少しでも気分が悪くなったり異変を感じたときは涼しい場所や木陰に入る、水分を補給するなど早めに対処することが大切です。

暑いところや外遊び中に子どもが喉の渇きを訴えたら、それは熱中症の初期症状かもしれません。
子どもの様子を伺いながら、適切に対応しましょう。


【熱失神】

症状
運動をやめた直後などに顔色が悪くなり、呼吸が荒くなったり脈が速く、弱くなります。
めまいや気を失うこともあります。

原因
暑さや激しい運動で血管が拡張し、血圧が低下することでおこります。
併せて脱水症状で身体全体の血液の量が減り、脳に血液が行かなくなることが原因と言われています。


【日射病】

症状
直射日光を長い時間浴びることで、めまいや失神を起こします。

原因
日射病が起こる仕組みは、熱失神とほぼ同じです。
暑さによって血管が拡張し、全体の血液量が減ることで脳へ流れる血液が足りなくなることで起こります。


【熱けいれん】

症状
足、腕、 腹部の筋肉に痛みをともなったけいれんがおこります。
炎天下での運動や労働中に、水やお茶でしか水分補給をしなかったときに起こります。

原因
大量の汗をかいた際に、水分と一緒に塩分も身体から失われます。
血液中の塩分濃度が薄まると、この症状が現れます。


【熱疲労】

症状
運動などを始めたばかりなのに汗を異常なほどたくさんかき、脱力感、倦怠感、めまい、頭痛、吐き気などがみられます。
体温は平常か高めで、顔色が悪くなります。
気を失ってしまった時は要注意です。

原因
身体が暑さに慣れないときに激しい運動などをすることで起こります。
いわゆる脱水症状ですが、この状態が進むと熱射病になります。


【熱射病】

症状
体温が40度以上まであがり、意識障害や全身のけいれんなどが起こります。
汗は出ず、皮膚が赤く熱っぽくなります。
この状態が長引くと臓器障害や命の危険があります。

原因
厚着をして運動した時など、汗を上手に発散できなかったときに起こります。
体に熱がこもり脳の体温調節中枢がマヒしてしまいます。


【熱中症の応急手当】

熱中症は初期段階で適切に対応すれば、すぐに治まる場合がほとんどです。
しかし症状が進んでくると、障害を残したり死亡したりする危険があります。

頭痛、吐き気、異常な喉の渇き、動悸が激しい、熱っぽい、身体がだるいなどの異常に気付いたときはすぐに対処しましょう。


意識がしっかりしていて症状がかるいとき

木陰やクーラーの効いた部屋など、涼しい場所に移動して身体を仰向けに寝かせます
貧血を起こしている場合もあるので、枕などで頭を高くしないようにしましょう。

衣服をゆるめ、締め付けがないようにします。
うちわや上着などで風を送ってあげるか、氷や水で濡らしたタオルなどで身体を拭いてあげるなど、出来るだけ身体を冷やしましょう

スポーツドリンクや薄い食塩水などで水分補給をします。
欲しがるだけ飲ませるとよいでしょう。
吐き気を訴えて水分補給が出来ない時はすぐに病院へ連れて行きます。

また、熱けいれんを起こしている時は、けいれんしているところ、特に冷えている部分をマッサージすると良いでしょう。


意識がない、ぐったりしている、朦朧としているとき

すぐに救急車を呼んでください。

それまでは上記と同じように涼しい場所で安静にし、とにかく身体を冷やします
体温を下げるには首、脇の下、足の付け根など太い血管の通っている部分に氷のうをあてるのが効果的です。
可能であれば水分補給もさせてください。

意識がないときは吐いたもので窒息しないよう、身体を横向きに寝かせます。
血流を助けるために足の下にバスタオルなどを入れて足を高くしておきます。
皮膚の血管が収縮するのを防ぐために、手足をマッサージしてあげると良いでしょう。


【熱中症の予防法】

熱中症になりやすい環境

・風邪や下痢などの体調不良
・ケガをしている
・前の日に比べて極端に気温があがった
・気温は低くても湿度が高い(気温20度でも湿度が80%以上あるときは危険です)
・活動場所がアスファルトの上
・しばらく運動をしていない、練習初日など
・ハードな活動が続いているとき

熱中症の予防法

熱中症の予防には、なんといっても水分補給です。
一度にたくさん飲むよりは、少しずつこまめに摂る方が効果的です。

水やお茶よりはイオン飲料など塩分を含んだものが良いでしょう。
運動の合間に塩を舐めるなど、直接塩分を補給するのもオススメです。

また、直射日光は急激に体温を上げてしまいます。
外での活動時は必ず帽子をかぶりましょう。

厚着はなるべく避け、暑い時は通気性のよい服装をしましょう。
冬でも暑いと感じる時は上着を脱ぐなどしましょう。

体調の悪いときや睡眠不足のときは体力がなくなっているので熱中症になりやすいものです。
激しい運動を避けてなるべく安静に過ごしましょう。



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【子供の熱中症】

1 熱中症の症状と応急処置 予防法
2 赤ちゃん、乳幼児の熱中症