2月21日は、インターナショナルマザータングデイ(国際母国語記念日)でした。
三男(6歳)の在籍するRASのG1では、親も出席が可能で、自国語の本を朗読する機会がありました。
現在G1には3人の日本人が居ます。
ユンノリボランティアの時は私が行ったし…
日本語の本を読むと言うことは、英語の説明も必要で、これはアメリカの大学を卒業した才女ママ友に頼めないかしら…?
訊ねると、本をお持ちでないと仰られ、喜んで我が家のをお貸しします!!断れない状況に追い込む腹黒い私…
いや、無理なら自分がやろうとは思っていました。
要領が悪く時間がかかってもやれば出来る子。
出来なくはない。
この時桃太郎と浦島太郎を紹介したので、才女ママ友の希望でこちらの本
一寸法師を選びました。
この本、ジョホールバル日本人会があった当時1992年3月18日にマレーシアへやってきた本です。
ジョホールバル日本人会が閉館する際、モレック3に出来たグローバルと言う会社の日本人サロンに移設され、その後日本人サロンが閉館される時に本を1人10冊頂けると言う事で貰って帰った物です。
現在グローバルと言う会社も無くなり、オーナーが変わってイキリンクスになっています。
32年の時を経てこうやって日の目を見る事が出来るなんて。
本は財産だなとつくづく思います。
才女ママ友ともう1人のママ友が日本人代表で学校へ行ってくれる事になりほっと一安心したものの、彼女達を担ぎ出した手前何もしないのも気が引けます。
(ここら辺が完全に腹黒になれない所なんだよなぁ〜)
何か別の形で協力出来ないか…
夜寝る前のベッドの上で名案が浮かびます。
そうだ!
日本語の名札を作ろう!!
早速不器用な私でも作れそうな簡単な作り方動画を検索。
こちらの動画を参考にして作りました。
その日はそのまま寝て、翌朝
先ずは一個、試しに作ってみます。
表記は英語、カタカナ(先生は漢字)、最後に平仮名。
毛糸をストラップの長さにして完成〜〜
私にも出来た〜〜
後は生徒の人数分をひたすら作るだけ。
日本人の子供は英語、漢字、平仮名、カタカナの4つを表記しました。
先生にも、お菓子の代わりに折り紙日本語名札を全員分作って母国語DAYに協力しますとメッセージした上で、生徒と補助の先生2人の名前を確認しました。
クラスメイト11人と、担任、補助の先生2人で合計14個!!
頑張った!!
折り紙を折るだけで2時間半かかりました!!
金と銀は三男が欲しいとお遊びで作った物で、学校には持って行きません。
しかも金紙は一枚しかなく、苦肉の策で両面配色折り紙の黄色と合わせてみました。
翌日、先生から来たメールを元に、14人全員の名前を記入して、毛糸でストラップを付けて…
延べ製作時間4時間!!
綺麗に出来ました〜〜
右下2個は予備として、念のため。
これを貰った人は喜んでくれるかな…?
喜ぶ顔を思い浮かべながら作るのは、ワクワクして楽しい時間でした。
もう少し、何か折り紙で見せる物はないか?
一昨年11月の自身のブログを読んで思い出します。
「だましぶね」
これを次男と三男にやって見せると何で何でと不思議がられました。
次男(15歳)だけど、日本の幼稚園へ行ってないので、初めての体験だったらしく…。
昨年の幼稚園児と同じ反応にちょっと嬉しくなりました
三男は一昨年見た筈ですが、すっかり忘れて覚えておらず。
このタネを三男に仕込むと、母国語DAYで実演したいと自主性を見せたので名札と一緒に同封して、先生に実演させて貰える様に頼みました。
日本語で「だましぶね」と忘れずに紹介出来るかな?
母国語DAY当日。
日本語の紹介。
才女ママ友の一寸法師朗読。
彼女の話す英語を聞いたことが無くて、私も聞いてみたかったなぁー。
その後、もう1人のママ友の「だるまさんが」の朗読。
この本、日本の本棚に持ってる〜〜
が、の、との3部作なんですよね。
しかも、日本らしい擬音で描かれている絵本で、オノマトペが多い言語でもある日本語を紹介するのに素晴らしく適した本だと思いました。
彼女の息子さんのR君が、日本語のプレゼンをしました。
ひらがな50個、片仮名50個、漢字1000個を覚えると紹介。
ひらがなカタカナ表や、漢字の表、象形文字の表を作っていて、日本語スゲー!と思ってもらえたかと。
紹介した男の子は平仮名も片仮名も漢字も小学2年生まで覚えているので説得力が違います。
三男は平仮名を覚えている途中で、50個全ての読み書きがまだ怪しい
そして私が行けないので、何をするのか言い聞かせていた三男は、
「だましぶね」でマジックショーの実演を成功させたそうです!
上の写真、顔は隠していますが、マジック成功の後のドヤ顔で写ってます。
お友達は「何で?」の顔をしていて、上手く出来たんだなと想像しました。
折り紙マジックショーの後は、
一人一人名前を呼んで名札を配り、立派にプレゼンテーションを成功させたそうです。
日本語で書かれた折り紙名札を持って、集合記念写真
マレーシアに暮らして滅多に触れる事がない日本語ですが、今回の紹介で日本語って凄い!カッコいい!!
そんな風に子供達に感じて貰えたら嬉しいです。