ラストラブ -12ページ目

新しい道

あれから、JUNというハンドルの詩人は
ネットで見かけることは無くなった。


彼のことだから、ハンドルを変え
またどこかで詩を歌っているだろう。


五万とある、ブログやコミニティ。
そして出会い系やアダルトサイト。

実際に恋に落ち、本当に出会え、幸せな恋愛が出来る人は
どれくらいいるのだろうか。


詩の世界では、純愛を語り、少女のように
恋に憧れを抱いていた私は、JUNを失っては
消えていくしかなかった。


そしてリアルな私は、親の介護と仕事に没頭し
忙しい日々を送っていた。
それから、私はあやめのHPを閉めた。(ブログは残したが)


夏になり、また寂しくなった私は
普通の主婦の何の変哲もない一般的なHPを作った。


結局、人は同じ水の中でしか住めない。


雅人が恋愛依存症であったように、私はネット依存から
抜けることはできなかった。
他愛もない日常日記。こんなHPにも訪問者は来る。


掲示板で仲良くなると今度は、メール交換。
今までと変わらずの私のネット生活だった。


2人の男性が、メールをくれるようになったが
以前のように、疑似恋愛に落ちることはなかった。
彼らは最初からメル友を望んでいるのだから。


けれど、メールのやりとりをしていくうち、
私が精神を病んだと知ると、手のひらを返したように
去っていく男性。


ネットとは、所詮そういうものなのだ、
怒りも悲しみもなかった。


それでも、私は男性の詩人さんのHPや
ブログを好んで訪問する。

それは今でも変わってないのだが
詩の中にある優しい愛を求めているのだろう。


けれどリアルとバーチャルは決して一緒にしてはいけない。
それが、私がJUNとの出会いで学習したこと。
もう心は壊してはいけないのだ。


そんな折、ボランティア相談員募集の
新聞記事を見つけた。


私が、心を壊す前になりたかったカウンセラー。
相談員ならなれるかもしれない、そう安易に思った。

ブログ停滞中

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仕事が忙しくブログの更新が遅れています。
見に来て下さった方、ごめんなさいね。
リアルな私は、今はデパートで働いています。
精神病はすっかり治り今は通院もありません。
ただ、筋肉がなくなると言う難病がわかり、無理のできない体になりました。
ですので、長生きはできないようですが、
病気など気にせず、懸命に行きれば、希望があると思ってます。
お話の続きは、また後日ね(^-^)

消えた貴方

私が shionというブログを開設してから
しばらくたって、私はあの夏の出来事を

記事にした。


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出会いは・・・初夏の匂いがする頃だった。
あの人が(以下、彼と書きます)
わたしのHPの掲示板に
書き込みしたのが始まりだった。


あの頃は、実生活でも何もかも上手くいってなくて
HPは、現実離れできる唯一の場所だった。
そんなおり、彼の書き込みは私に生きる望みを
与えてくれた。けれど、それは一時的なものに
過ぎず、あちこちで彼が書き込んだレスを見るたびに
心は穏やかでなくなってきた。だから精神安定剤を
飲み始めるようになった。


今月の検診で医師が言った。
去年の今頃・・・何があったのですか?
・・・わたしが直、精神を壊すきっかけとなったのは
彼と知り合ったことが大きい。


クリニックの精神科医の診断は、「短期反応型精神病」だった。
わたしが見たり、聞いたりしたものは
すべてが「幻聴・幻覚」だと、医師は言う。

だから、そのあとのことは知らない。
気が付けば、精神病院にいた。
長い入院生活でわたしは、この世界の地獄をみた。


退院後、彼のHPには怖くてずっと行けなかった。
そう、初春になるまでは。
わたしの精神病が、かなり良くなってから。
それから何度かメールのやりとりがあったが、
途絶えた。でも追うことはもうしない。
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shionのブログは、いつか彼が見つけるであろうと
思っていたが、それは本当のことになる。


彼はこの記事を読んでいた。


そして、彼がどう感じたのか私の知るところではないが
その日を境にJUNのHPとブログが無くなっていた。


JUNは、本当にネットの世界から消えてしまったのだろうか。


■ごめんね・・・

ごめんね
傷つけたね

顔がみえない貴方とは
言葉だけの繋がり

だけど
これで良かったんだ

いずれは別れの時が来る
それが早いか
遅かったか
それだけのこと