1月25日 火曜日



天気予報は雪・・・朝、雪が積もっていたらどうしようかとドキドキ、ハラハラでしたが、積雪もなく無事に開催することができました。



カンガルーの親子を立ち上げた当初から定例会ともう一本の活動の軸として「傾聴」がママの頭の中にありました。



傾聴,、そしてピアカウンセリング。言葉は違いますが、想いは同じです。そして、相手の気持ちに寄り添って、しっかりと聴くことができることが大切です。



傾聴ボランティアというと、最近では高齢者の方のお話を聞くこと傾聴ボランティアをよく耳にします。



今回、「ピア傾聴」としたのは、ピアカウンセリングの「カウンセリング」という言葉が重たいかなという皆の意見があったからです。表現は変えましたが想いは同じです。



ピアカウンセリングの「ピア」=「仲間、同じ経験をしたもの」が傾聴するということです。



特にトラブルの出産や育児の場合、順調な問題のない出産・育児(をしているように見える)人には「私の気持ちなんか!」と素直に気持ちを出せないことが多いので、ここにいるお母さんたちはみんな「ピア」だよということが居心地の良さになればいいなと思っています。



ピアカウンセリングのように時間を平等に半分ずつではなく、先輩ママが困難に直面したばかりの後輩ママのお話をじっくりと聴く場面も多いはず・・・ということもあり「ピア傾聴」です。



ピアカウンセリングでも、相手の時間のときは「聴く」時間。つまり傾聴が基本姿勢です。



同じ経験をしてきたからこそ、どうしてもアドバイスをしたくなってしまう。気がついたら相手の時間を取り上げて自分のことばかりを話してしまう。そこで、しっかり「傾聴」というものがどういうものなのか、聴いてもらうことがどういうことなのかを体験してもらおうというのが、今回の体験講座の目的です。



今回はカンガルーの親子の定例会等でピアカウンセリングを体験したお母さんだけでなく、病院や療育先で知り合ったお母さん方も数名、初参加してくださいました。



午前2時間、お昼休み1時間、午後2時間の講座です。



講座の様子はカンガルーブログをどうぞ。



この「聴く」こと。傾聴ボランティアとしての資質を磨くという以上に、実は家庭での子育て、旦那さんとの関係でとても役に立つという側面も・・・これはママの実感です。



さて、来年度はいよいよ傾聴年間講座を開講する予定です。これは、カンガルーの親子に登録しているメンバーさんだけではなく「ピア」であるお母さん方ならどなたでも受講できるオープン講座です。



もちろん、初年度なのでプログラムとしては十分ではないかもしれません。でも続けることに意味がある!!と思って、今は私たちの今の状況で可能な形で開催していこうと思います。



人は悩みや不安をほかの人に聴いてもらえると、それで問題が解決したり、自分の進む方向が見えたりできると言われています。カウンセリングや具体的なアドバイスはプロにお任せ・・・!!



突然の早産、トラブルの出産、子どもの病気や障がいを宣告された方、育児で行き詰った方にそっと寄り添ってお話を聴くことができる仲間たちが増えるといいなと思っています。