長らくブログ放置状態でしたが、元気に毎日過ごしています。
とは言え、8月はさすがに心が疲れた。
どこかに出かけるとその夜や翌日に
そこにいた人がPCR検査を受けることになりました。
とか
そこにいた人が濃厚接触者になるかもしれません。
とか
つまり、その人たちが陽性となれば、あやたん、濃厚接触者になりそうだ、と。
ひと月にそんな事が3回。
介助度や医療的ケア度が高い人たちが通うところに出かけることが多いので、事業所さんの横の連携は素早く、「疑い」の時点で連絡が入る。
こんなそんなの8月になんとか、あやたん、無事にコロナワクチン2回完了。
接種に至るまでの「迷い」の記録です。
当初、16歳に満たないあやたんは対象外。それが5月末に12歳以上は対象になり、さぁてどうする??と悩みまくり。いろんな先生に聞きまくった。(ちなみに、大人の自分たちのことは接種に迷い無し)
あやたんの危険因子…
てんかん
脳性麻痺
知的障害
NICU入院中は、長いこと人工呼吸器のお世話になっている。生後3日目には脳と肺、同時に出血。だから気管、肺に少なからずのダメージを受けている。
めったに風邪を引かない子だけど、気道に悪さをするウイルスにはどうも弱いらしい。
保育園時代、RSウイルスで肺炎になり入院(4歳目前)
ヒトメタニューモウイルスでは気管支炎になり、この時は毎日通院して点滴。学校は1週間休んだ。(3年生になったばかりの春)
食事、入浴、トイレ、着替え、全てにおいて介助が必要。
マスクは、まともにつけれない。
なんでも触る、その手はすぐ口の中
つまり、自衛はかなり難しい
利用している福祉サービス(放課後デイサービス、居宅介護)、リハビリ。全て「密」な関係。
打つ打たないという問題だけでなく、もう一つ悩みの種が、住んでる市は集団接種会場のみということ。地域のクリニックでの個別接種は一切無しなのだ。
つまり、いつもインフルエンザの予防接種をしてくれるクリニック、先生にお願いできないということ。
初めての場所、人。しかも並ぶ、待つというのがとにかく苦手。こりゃあ、どうしたものか。
市の保健センターにも「基礎疾患枠ですが」と状況を確認するも、そもそも子どもの接種が個別になるかどうかまだ検討中でまだ予約を受け付けられないとのこと。
6月の大学病院(小児神経)定期受診では、「メリットの方が多いだろうから、打ってもいいと思うよ」と判断は保護者次第でね〜という(まだ軽い)感じ。
「先生、大学病院で打てたら助かるのにー」
「それはやってないんだよね」
そんなやり取りをして帰宅した。
7月中旬、夜。
まさかの9年ぶりのてんかん痙攣発作。
それで予定を早めて8月上旬に大学病院を受診することになった。
受診の数日前、市から電話。結局、子どもも集団接種のみとなったけど、予約されますか?と。
「大学病院の主治医の許可が出なかったらキャンセルしてくださいね」と市の担当者の方の言葉はありがたかった。
7月後半に入り、感染者数がぐんぐんと増加してきたタイミングだったので、予約だけはしておくことにした。せっかく接種するなら学校が始まる前には終わらせておきたかった。
とにかく最初の問い合わせからとても丁寧に、丁寧に、話を聞いてくださり、対応してくださったことに感謝。
さて、大学病院の受診。
7月の発作の状況などを伝える。久しぶりの痙攣とは言え、その後、続けて起きていないこと、その他、色々な状況から判断して接種OKが出た。
しかも、7月から大学病院内で接種できるようなったというではないですか!!!
ただ、院内接種とは言え、「小児科ではなく別の科(場所)だし、知らない先生だから、市の知らない場所、知らない先生というの条件は同じだよ」とも言われた。なるほど。
そして
「痙攣発作、アナフィラキシーは今までの経験値から対処できるけど、もし感染したら、今までの経験が通用しないかもしれない」
「今日、予約を入れても一回目は8月下旬。市で早く予約が取れているなら早い方がいいと思う」
先生のこの言葉に完全に背中を押され、市の集団接種を受ける決心がついた。
6月の受診の時とは明らかにフェーズが変わったんだな、という感覚が伝わってきた。
ということで、いつものお薬にプラスして、ダイアップ、顆粒のカロナール(錠剤飲めません)も処方箋を出してもらって帰宅。
あ、あやたんは血液検査のため採血されて超ご機嫌ナナメ。
大人でも痛くて嫌だよね。
手の甲から採血されるのは。
前腕の血管、なかなか見つけられないんだよねー。
がんばった!!