● 幼少期から養える「ことばへの気づき」
こんにちは。田中彩子です。
*過去記事を少し書き直してアップしています。
中目黒スマイル英語教室では、
明海大学の大津由紀雄先生が提唱されている
「ことばへの気づき」という概念を大事にしています。
「ことばへの気づき」とは、
「ことばの仕組みを意識して、言語に興味を持ち、言語に親しむ」ということです。
大津先生の著書をベースに、
すぐに取り入れられそうなことや、
自分で考えた内容をレッスンに盛り込んでいます。
私自身の経験を振り返っても、
長期的な語学センスを身につけるために、
「ことばへの気づき」は欠かせないものだと思っています。
英語のみならず、母語の確立や国語力の強化にも必須だと考えています。
これは、何も大げさなことでも大変なことでもなく、
日常生活のなかでも育むことができます。
たとえば息子が3歳のころは、こんな関わり方をしていました。
<日本語>
■「ママはXXするよ」と「ママもXXするよ」というような
微妙なニュアンスの違いを息子が分かるかどうか、
何となく確認しながら使い分けてみる。
■子ども用の絵本はリズミカルに読めるようになっているので、
リズムをつけて読む。
■絵本のなかのちょっとした言葉遊び
(同じ音で始まるとか、繰り返しの言葉とか)を
一緒に楽しむ。
<日本語と英語>
■息子が好きな「動物の鳴き声」を、
英語と日本語で比べてみる。
■信号の色を英語では「green light」、
日本語では「青信号」と言うのに気づいたとき、
青なのか緑なのか不思議がる息子の気持ちを大事にする。
「英語と日本語で違うんだね。すごい発見だね!」と一緒に喜ぶ。
年齢を問わず、「ことばへの気づき」を促すときに大事だと私が思うことは、
日本語(や英語)を十分に知らない子どもの立場になって、
ことばに関する面白いことや新しい発見がないか、一緒に考えてみる。
なにか見つかったら、一緒に不思議がってみる。面白がってみる。
ということです。
大人からすると当たり前のことや、理由を知っていることなども、
子どもにとっては新鮮な「ことばへの気づき」の材料になります。
A+SMILEの英語レッスンでは、たとえばこんなことをしています。
■日本語の方言を比較し、音の高低を意識した後で、
英語のイントネーションの違いも比較してみる。
■数字の表現を日本語と英語で比べてみる。
日本語では「11」は「じゅういち」(「十」と「一」)だけれど、英語ではどうか。
■日本語と英語で動物の鳴き声を比較して、
何が違って、何が同じなのかを考えてみる。
必ずしも正解がある内容ではありませんが、
言葉について考える時間になります。
こういうことは、もともと言語に興味がない限り、
気づきを促さないとそのまま「スルー」して通り過ぎていってしまう内容です。
でも、気づきが促されれば、
子ども達も興味深く感じて、面白さを発見できます。
その積み重ねが、母語や外国語を正しく使うことにつながると思います。
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