ザ・ドゥルッティ・コラム/The Return of the Durutti Column
ザ・ドゥルッティ・コラム
/ザ・リターン・オブ・ドゥルッティ・コラム
1980年リリースの1stアルバム。
ギタリスト、ヴィニ・ライリーによる一人ユニット、
ドゥルッティ・コラムの、デビュー・アルバムにして、
最高傑作との呼び声高いこちらのアルバム、
プロデューサーにはジョイ・ディヴィジョンや、
ニュー・オーダーでお馴染み、マーティン・ハネット。
深くエコーがかかったミニマルなギターと、
ドラム・マシーン、少々のサンプリングのみで作られている今作。
代表曲でもある「Sketch for Summer」や、
「Sketch for Winter」といった曲名から伺えるように、
まるで絵を描くように、ギターで紡がれていくその音世界は、
どこまでも透き通っていて、
それでいてどこかヒリヒリとしたような感触も残る、
静かなのに暴力的というか、確かな‘意思’がこめられた、
唯一無二の、独特のサウンドです。
必ずや別世界に連れて行ってくれるであろう今作、
ぜひともヘッドフォンで聴いていただきたいアルバムです。
ヴィニ・ライリーの孤高の作家性とでもいうべきものは、
後にモリッシーの1stソロ・アルバム、
「ヴィヴァ・ヘイト」でこの2人が組むということも必然でしょうし、
それが1枚だけで終わってしまったというところも、
必然だったのかもしれません。
ちなみに、ファクトリー・レコードの創始者、トニー・ウィルソンを描いた映画、
「24アワー・パーティ・ピープル」でも、
ドゥルッティ・コラムに関する描写が少しですが出てきたり、
ヴィニ・ライリー本人もカメオ出演したりしています。
ザ・スミス/Panic
1986年リリースのシングル。
イギリス・シングル・チャートでは11位を記録。
3rdアルバム「ザ・クイーン・イズ・デッド」(記事はこちら 。)リリース後、
しばらくはオリジナル・アルバム未収録となるシングルを、
連続でリリースしていきますが、
(コンピレーション・アルバムである、
「ワールド・ウォント・リッスン」、「ラウダー・ザン・ボム」に収録。)
その皮切りとなるのがこちらのシングル。
実にスミスのシングルらしい、2分ちょっとのこちらの曲、
ラジオDJに対する抗議が歌われており、
T・レックス風の曲調に、‘DJを吊るせ’だの、
‘ディスコを焼き払え’だのといった、かなり過激な内容。
「ザ・クイーン・イズ・デッド」に続き、
いかにも物議を醸しそうな内容を、
いつもながらに、軽やかな調子でさらりと歌うところが、
さすがモリッシーと言わざるを得ません。
今作のジャケット写真は、1967年のイギリスのスパイ・アクション・ドラマ、
「銀髪の狼(Man In A Suitcase)」から、
ザ・スミス/The Queen Is Dead
ザ・スミス/ザ・クイーン・イズ・デッド
1986年リリースの3rdアルバム。
イギリス・アルバム・チャートでは2位を記録。
2ndアルバム「ミート・イズ・マーダー」(記事はこちら 。)に続く、
3枚目となるアルバムで、先行シングル、
「心に茨を持つ少年」(記事はこちら 。)、
「ビッグマウス・ストライクス・アゲイン」(記事はこちら 。)を収録。
これまでにシーンに与えてきた影響と、先行シングルの出来映えとで、
期待が高まる中でのこのアルバム・タイトル、
今作のリリースはちょっとした‘事件’でした。
個人的にも、今作からリアル・タイムで聴き始めたこともあって、
とにかく印象深く、思い入れも強いアルバムです。
デレク・ジャーマンによるビデオ・クリップも強烈な印象を残す、
アルバム・タイトル曲「ザ・クイーン・イズ・デッド」。
高らかに歌われる「Take Me Back to Dear Old Blighty」から始まる、
嵐のようなこの曲によるアルバムのオープニングだけで、
今作がとてつもない作品だということを強く印象付けられます。
陰鬱な雰囲気が大好きでたまらない、
「アイ・ノウ・イッツ・オーヴァー」での終盤、
モリッシーの歌声には今でも鳥肌がたつほど。
そして極めつけ、‘決して消えない光’、
「ゼア・イズ・ア・ライト・ザット・ネバー・ゴーズ・アウト」。
アルバムの流れも見事な統一感があって、
ザ・スミスとしてのピークはやはり今作だったと思いますし、
いつまでも深く心に突き刺さる、永遠の名盤。
今作のジャケット写真は、
1964年のフランス映画「さすらいの狼(L'Insoumis)」より、
主演のアラン・ドロンです。


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