極彩色音楽箱 -3ページ目

ビルボード・チャート 今週の気になるアルバム: ジュリアン・プレンティ

2009年8月22日付け

今週もビルボード・アルバムチャート 初登場組の中から、

いつものように順位はともかく、個人的に気になるアルバムを紹介していきます。


今週のベスト10はこちら。

1位:初 Sugarland/LIve on The Insaide

2位:↑ Now 31

3位:初 Gloriana/Gloriana

4位:↑ Black Eyed Peas/The E.N.D.

5位:↑ Kings Of Leon/Only By The Night

6位:↓ Daughtry/Leave This Town

7位:↓ Maxwell/BLACKsummers'night

8位:初  Kidz Bop16

9位:→ Taylor Swift/Fearless

10位:↓Fabolous/Loso's Way


今週の第1位は2008年リリースの「Love On The Inside」でも1位を獲得し、

今でもチャートに入り続けているカントリー・デュオ、

シュガーランドのライブ・アルバムが初登場1位でした。

Live on the Inside


・ジュリアン・プレンティ

 /Julian Plenti Is Skyscraper

Julian Plenti Is Skyscraper

初登場103位。

ニューヨークのポスト・パンクなバンド、

インターポールのヴォーカルとギターを務めるフロントマン、

ポール・バンクスによるソロ・プロジェクト。


ラプチャーやレディオ4、ヤーヤーヤーズといったバンド達と同時期に登場し、

ニューヨークでの、いわゆるポスト・パンク・リバイバルの中でも、

そのジョイ・ディヴィジョンっぽさが個人的に大好きなバンド、インターポール。

そのフロントマンによるソロとくれば、聴かないわけにはいきません。


バンドでは聴かれなかったような、サウンド面での冒険もありますが、

基本的にはインターポールでのテイストはそのままに、

全体的なトーンはやはり暗めながらも、

張り詰めた緊張感は薄めで、穏やかさも感じられるような曲も。

しかし、ポール・バンクスの場合、何と言っても声がいい!


実は、インターポール登場時のインパクトと比べると、

最近は少し熱が冷めつつあったんですが、

やはり、この声はいいなぁ、と思ってしまう訳でして、

今後も追いかけていきたいアーティストの1人との想いを、

今回のソロ・アルバムで再確認させられました。

ジュリアン・プレンティ/Game For Days


・今週のビルボード・アルバム・チャート

・今週のイギリス・アルバム・チャート

パワー・オブ・ドリームズ/ 2 Hell With Common Sense


極彩色音楽箱
パワー・オブ・ドリームズ

 /トゥ・ヘル・ウィズ・コモン・センス

1992年リリースの2ndアルバム。


アイルランド、ダブリン出身のギター・ロック・バンド、パワーオブ・ドリームズ、

1stアルバム、「Immigrants,Emigrants & Me」(記事はこちら 。)で、

鮮烈なデビューを飾った彼等の、2年ぶりとなる2ndアルバムです。


1stアルバムで見られた、イノセントさは残しつつ、

シリアスさを増した雰囲気があり、楽曲の幅も広がった今作、

この変化の仕方としては、レディオヘッドの2ndアルバム、

「ザ・ベンズ」に近いような気がします。


又、その違いはジャケットにも現れていますが、

1stのモノクロなジャケットから、今作では、

理不尽な世界に対する怒りのようなものも感じられるジャケットです。


そんな今作、全曲捨て曲なしといってもいいくらい、とにかく曲がいい!


メロディの良さに更に磨きがかかり、、「ゼア・アイ・ゴー・アゲイン」、

アンタイトルド」、「ユー・ブリング・ミー・フラワーズ」、

ハッピー・ゲーム」に見られる、疾走感と切なさが同居した楽曲、

そして、初期U2のボノを少し髣髴とさせる、

クレイグ・ウォーカーのヴォーカルも表現力が増していて、

間違いなく彼等の最高傑作でしょう!


余りにも真っ当なUKギター・ロックは、その真っ当さ故に、

時代の波に埋もれてしまいましたが、

今作は埋もれさすには余りにも惜しい、

隠れた名盤と言ってもいい、素晴らしいアルバムです!


極彩色音楽箱

ザ・スミス/Bigmouth Strikes Again

極彩色音楽箱

ザ・スミス

 /ビッグマウス・ストライクス・アゲイン

1986年リリースのシングル。

イギリス・シングルチャートでは26位を記録。


このシングルの直後にリリースされた3rdアルバム、

ザ・クイーン・イズ・デッド」(記事はこちら 。)からの先行シングル第2弾。


先行シングル第1弾としてリリースされたシングル、

心に茨を持つ少年」(記事はこちら 。)とは対照的ともいえる、

ザ・スミスの荒々しさが前面に打ち出されています。


スミスにとってのジャンピン・ジャック・フラッシュ’

ジョニー・マーの発言ですが、

まさに、ロック好き少年がそのまま大人になったかのような、

マーのギター小僧っぷりが炸裂した弾きっぷり。


そんなマーのギターに負けじと、

ひたすら叩きまくるマイク・ジョイスのドラムも最高です。


ライヴ・アルバム「ランク」でも、アルバム最後に収録され、

嵐のような凄まじい演奏を聴かせてくれていますが、

ロック好きなら否が応でも盛り上がってしまう、最高の曲です。


そして、バック・コーラスの謎の女性、

アン・コーツ(Ann Coates)の正体は、実はモリッシーという、

そんな所からも、メンバー自身、

相当楽しんで作っていたのではないでしょうか。


なお、今作のジャケット写真は、モリッシーのアイドル、

1948年に撮られたジェームス・ディーンです。

ジェームス・ディーン
ジェームス・ディーン