マタイによる福音

 18・1そのとき、弟子たちがイエスのところに来て、「いったいだれが、天の国でいちばん偉いのでしょうか」と言った。2そこで、イエスは一人の子供を呼び寄せ、彼らの中に立たせて、3言われた。「はっきり言っておく。心を入れ替えて子供のようにならなければ、決して天の国に入ることはできない。4自分を低くして、この子供のようになる人が、天の国でいちばん偉いのだ。5わたしの名のためにこのような一人の子供を受け入れる者は、わたしを受け入れるのである。

 10これらの小さな者を一人でも軽んじないように気をつけなさい。言っておくが、彼らの天使たちは天でいつもわたしの天の父の御顔を仰いでいるのである。」

 

 弟子たちは自分たちの中で誰がいちばん偉いのかをめぐって言い争いを繰り返していました。その挙げ句の果てにイエスのもとに来て「いったいだれが、天の国でいちばん偉いのでしょうか」と訊きます。弟子仲間の序列がいつの間にか天の国での序列に発展しています。

 上昇志向の弟子たちに向かってイエスは、「はっきり言っておく。心を入れ替えて子供のようにならなければ、決して天の国に入ることはできない。」と明言します。そして、たとえ、弟子の中でも軽んじられていても、その人には天使がいてイエスの天の父の御顔を仰いでいると言います。

 守護の天使については女子パウロ会ホームページをごらんください。

https://www.pauline.or.jp/calendariocappella/cycle0/mem1002.php

 

ルカによる福音

 〔そのとき、〕10・1主はほかに七十二人を任命し、御自分が行くつもりのすべての町や村に二人ずつ先に遣わされた。2そして、彼らに言われた。「収穫は多いが、働き手が少ない。だから、収穫のために働き手を送ってくださるように、収穫の主に願いなさい。3行きなさい。わたしはあなたがたを遣わす。それは、狼の群れに小羊を送り込むようなものだ。4財布も袋も履物も持って行くな。途中でだれにも挨拶をするな。5どこかの家に入ったら、まず、『この家に平和があるように』と言いなさい。6平和の子がそこにいるなら、あなたがたの願う平和はその人にとどまる。もし、いなければ、その平和はあなたがたに戻ってくる。7その家に泊まって、そこで出される物を食べ、また飲みなさい。働く者が報酬を受けるのは当然だからである。家から家へと渡り歩くな。8どこかの町に入り、迎え入れられたら、出される物を食べ、9その町の病人をいやし、また、『神の国はあなたがたに近づいた』と言いなさい。10しかし、町に入っても、迎え入れられなければ、広場に出てこう言いなさい。11『足についたこの町の埃さえも払い落として、あなたがたに返す。しかし、神の国が近づいたことを知れ』と。12言っておくが、かの日には、その町よりまだソドムの方が軽い罰で済む。」

 

 「収穫は多いが、働き手が少ない。だから、収穫のために働き手を送ってくださるように、収穫の主に願いなさい。」という言葉は、一宮教会のミサの前に唱えられる「召命の祈り」に出てくるみ言葉です。

 イエスの呼びかけに答えて、宣教者として生きる勇気を願いもとめたいと思います。主は必ずわたしたちと共にいて導いておられると信じたいです。

 

 聖テレジア(幼いイエスの)おとめ教会博士については女子パウロ会ホームページをごらんください。

 https://www.pauline.or.jp/calendariosanti/gen_saint50.php?id=100101

ルカによる福音

 〔そのとき、〕9・57イエスと弟子たちが道を進んで行くと、イエスに対して、「あなたがおいでになる所なら、どこへでも従って参ります」と言う人がいた。58イエスは言われた。「狐には穴があり、空の鳥には巣がある。だが、人の子には枕する所もない。」59そして別の人に、「わたしに従いなさい」と言われたが、その人は、「主よ、まず、父を葬りに行かせてください」と言った。60イエスは言われた。「死んでいる者たちに、自分たちの死者を葬らせなさい。あなたは行って、神の国を言い広めなさい。」61また、別の人も言った。「主よ、あなたに従います。しかし、まず家族にいとまごいに行かせてください。」62イエスはその人に、「鋤に手をかけてから後ろを顧みる者は、神の国にふさわしくない」と言われた。

 

 司祭への道を模索していた頃、参加した黙想会で講話のテーマとなった福音書の箇所です。司祭にあこがれてはいても、神がその道に呼んでおられるとはとても思えず、迷っていたときに背中を押されたように感じのは「鋤に手をかけてから後ろを顧みる者は、神の国にふさわしくない」というイエスの言葉でした。

 司祭として74年の歳月が流れました。

 

 聖ヒエロニモ司祭教会博士については女子パウロ会ホームページをごらんください。

https://www.pauline.or.jp/calendariosanti/gen_saint365.php?id=093001