与那国フィールドノート -544ページ目

ヒシクイ



与那国島の水田にヒシクイが飛来しました。

ユーラシア大陸の亜寒帯~寒帯で繁殖し、ユーラシア大陸南部や日本で越冬する大型のガンの仲間です。

沖縄地方は飛来ルートに含まれていませんが、毎年少数が迷鳥として飛来します。

3月12日頃から島内各所の水田で観察されています。

ヨツモンカメノコハムシ

寒さが緩んだ昨日、今年初めてのヨツモンカメムシに出会いました。


ヨツモンカメノコハムシ

体の構造はお皿を伏せたイメージで、活動しているときは、触角とわずかに脚が下面からのぞきます。

まさに「亀の甲ハムシ」 ぴったりのネーミングです。


姿に似合わず活発に動き回り、写真は食草のノアサガオの葉から飛び立ち、地上のセンダングサに降り立ったところです。


野山を歩くたびに久々の対面が続き、うれしい季節です。


ビロウ林

春の与那国島は激しく天候が変化します。

最近一週間ほどは冬型の天候が続き、昨日はやや落ち着いていたものの、今日は激しく冬型になっています。

久部良岳の中腹から山頂にかけて広がるビロウ林も北風にあおられ、山全体が波打つように揺れています。



ビロウは、特に風衝地で発達した林をつくります。

久部良岳では、広い範囲で発達した群落を形成し、独特の景観をつくっています。


クバガサ、クバモチ、屋根を葺くための材料など、衣食住に渡って利用したビロウ(クバ)は島人にとってなじみ深く、与那国町の町木に選ばれています。