与那国フィールドノート -488ページ目

オオジョロウグモ 

オオジョロウグモを久しぶりに見かけました。

日本最大のクモであり、時には小鳥が掛かることもある程の網ですが、さすがに今回の台風では保たなかったでしょう。新たに作り直したものと思います。

盛夏の頃には頻繁に見かけるのですが、10月になると見かける機会は少なくなります。

体色や斑紋には個体変異が大きく、定番は9月4日のブログのようなパターン。

今日見つけた個体は黒色部が発達しています。全身真っ黒や茶褐色の個体などは別種かと思うくらいです。


腹部には小さな雄が乗っていました。

どのようにして雌を見つけ取りつくのか興味のあるところです。


自然観察会

台風15号の通過で山は大荒れ。

葉は吹き飛ばされ、枯れ、島の風景は真っ茶色。

そんな中、今日は久部良小学校の生徒達とアヤミハビル館遊歩道で自然観察。

案の定、台風の影響が色濃く、生物の姿は少なく、植物も痛めつけられ、コンディションは最悪の状況です。

ただ歩くだけになりそうでしたが、唯一の救いは繭造り真っ最中のヨナグニサン幼虫を観察できたこと。

このフカノキだけは絶妙の位置に立っていたのでしょうか。

なぜか、暴風の影響をそれほど影響を受けなかったようです。

うっすらと中のようすが観察でき、幼虫はS字状に頭を動かし、吐き出す糸で繭を作っていきます。

2日前の幼虫です。

体を覆う白粉は吹き飛ばされてやつれ、背中の肉質突起は折れて先端が黒ずんでいました。

健康な蛹になることはできるでしょうか。





サカキカズラの果実

うわお。

南牧場の石灰岩の上を這うサカキカズラに果実が鈴なりです。

長さ10センチほど。てのひらに乗せればズシリと重さが感じられます。

これから茶褐色に先端から半分に裂けて、中から綿毛のついた種子が旅立ちます。

すぐそばにあった同じキョウチクトウ科のホウライカガミの果実はこんなにスリム。


長さはサカキカズラの果実とほぼ同じかやや小さいくらい。

オオゴマダラの食草としてよく知られていますね。