「Hey,have you ever seen "THE BULLET TRAIN"?(ヘイ、キミは『THE BULLET TRAIN』を観た事があるかい?)」
「I've seen it, Brad Pitt was in it...(あるある、ブラッド・ピットが出ていて…)」
「No, it's ”BULLET TRAIN", I'm talking about "THE BULLET TRAIN"!(違うって、『ブレット・トレイン』じゃないんだ、俺が言っているのは『新幹線大爆破』だよ!)」
――と、海外の映画オタクがこんな会話をしているかどうかは知りませんが…(おそらくない)。
そんな『新幹線大爆破』の、海外版Blu-rayを買ってみました。
「…ん? おまいさん、国内版のBlu-ray買ってなかったっけ?」とツッコんでくれる人は、当ブログの熱烈な読者認定です(皆無だろうけど)。
ちなみに感想はコチラ。
このところ海外BDメーカーが、日本人は知ってはいるけど忘れているような邦画をちょいちょいリリースしてるようです。日本人からすると儲け度外視にしか思えないというか(笑)。
で、本作は国内版BDとして発売されているし、俺ッチも買っています。
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…じゃ、何でわざわざ海外版BDなんか買ったの?と訊かれれば、仕様が日本版BDよりも豪華だからです。
↑の国内版の映像特典は予告編のみであるのに対し、海外版BDは、日本公開版と海外公開版の両バージョンを収録している上に、佐藤順彌監督のインタビューまで収録してるんですよ(2016年に製作された映像らしい)。
しっかり確認はしてないけど、本編はさらなるリマスタリング作業をしているらしいので、日本版BDより画質も良くなっているようです。
…もうさ、海外メーカーの方が遥かにやる気や熱を感じるよね。
国内版よりも映像特典が多い=付加価値が高いだけでなく、国内ではBD化されていない作品があったりするなら、そりゃ海外版にも目を向けますよ。違法じゃないならなおさらにね。
「DVDで発売してるならいいじゃん? そんな古っりぃ作品なんてジジイしか見ないし、年寄りの目ならDVDで十分だろ?」くらいにしか思わないんだろうね。思ってるよな、東映ビデオよ?
ただ、海外版BDも長所ばかりではなく、買って&見るだけでも色々な障害があるので、万人にオススメする事はしません。
ハナからメンド臭そうだと感じる人は、配信で目当ての作品を見る方がいいと思います。
こういう理由から、俺ッチは買う派なんですがね。
――と、どうでもいい話が続きましたが、今回の記事は商品レビューというかレポートです。
海外版BDを買う上で、俺ッチが真っ先に気にするのは字幕の非表示が可能かどうかです。
本来なら英語圏に向けた商品なので、強制的に英語字幕が表示される製品は多々あります。安かろうとは言え、これに妥協できる日本人って意外に多いんだよな…。
本作のそれに関する情報はネット上ではサッパリ見当たらず、これまで実績があるメーカーの製品だから大丈夫だろうと、人身御供の気分で買ってみましたが……以下、主な仕様です。
・日本公開版 音声:日本語/英語 字幕:英語(非表示OK)
・海外公開版 音声:英語 字幕:なし
・映像特典 音声:日本語 字幕:英語(非表示OK)
俺ッチがコレを買ったのは、約30分短縮した海外公開版が収録されているからだったんですよ。
…なのに! 肝心の海外公開版の仕様に絶望……これだけが惜しい! 国内版以上の高画質と佐藤監督のインタビューのおかげで、僅かに救われるものの、モヤッとするなぁ…。
関係ないけど、『トラック野郎』の洋題が『TRUCK GUYS』というのを知れたのは良かったかな。
ちなみに俺ッチが買ったのは4000円台でした。
あちらでの定価は3000円未満ですが輸入品ですからね、日本で販売しているお店の事情を考えれば、まぁ妥協できる範囲内でしょう。
と、相変わらずニーズのなさそうな情報でした。参考になったという人が、どれほどいるのやら…。