映画のソフトを買う理由って? | Joon's blog

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どんな傑作にも100点を、どんな駄作でも0点を与えないのが信念です

「同じ映画を何回も見て、楽しい?」
と問われて、YESと答えない人にとっては1ミリも面白くない記事です。

さて、俺ッチが映画を鑑賞する手段は、映画館に行くorソフトを買うかの二択です。
圧倒的に後者が多いんですが、我ながら蒐集家=コレクター根性が染み付いているのでね…。


「そんなにいくつも買って、ゴミになるだけじゃん?」
理解のない人はそう言いますし、あながち間違いでもありませんが、ゴミと識別するかどうかは本人の考え方次第です。
経験上、そういう指摘はネットにベッタリな人がよく言うので、
「スマホの小っせぇ画面で映画を観た気になれる?」
と言い返したいけど、こういう手合いにはああ言えばこう言うタイプが多いから、その後の不毛な討論で時間を浪費するのもウンザリだし、あーハイハイそうですねと(笑)。

今ではネットでの映画の配信もずいぶん普及してきましたから、勿論そっちで見るのも良いと思います。
どっちで見るにしても俺ッチの場合、テレビ&映画館でなら”観る”、スマホやPCでなら”見る”という感覚で捉えています。
後者だと何らかの通知に邪魔されて一時中断→興が醒める事とかありませんか?
俺ッチは“鑑賞”として映画と向き合いたいので前者を選びますが、後者は単なる”情報収集”に過ぎないように思えるんです。

個人的に感じるソフトを購入する最大の利点とは、期限=時間の制約がない事。
映画館にしても、レンタルにしても、ネット配信にしても必ず期限があります(ネット配信にも期限があるのは知りませんでしたが)。
「観に行きたいけど、映画館まで遠いしなぁ」
「借りてきたはいいけど、返却日は明日だから早く観なきゃ!」
「久しぶりに再見したいと思ったのに、配信終わってるじゃん!」
そんな状況→時間に左右される事なく、体調やテンション等、自分のタイミング次第でいつでも観れるのって意外と大きいんですよね。

あと、これは近年の問題になりますが、唐突に供給がなくなるケースが見え隠れし始めています。
少し前だと『風と共に去りぬ』において、人種差別に関するクレームにより、一時的に配信が停止されたましたよね。
先日にも、アン・ハサウェイさんが主演する『魔女がいっぱい』という作品において、魔女の手の指が3本という特殊メイクが、障害者をコケにしているとか何とかという難癖により、配給会社のワーナーやアンさんまでもが謝罪するというニュースがありました。こういう楽屋事情、いちいち&わざわざ世に公表しなくていいのにな。

自分の思い通りにならなかったり、誰かをひれ伏せさせるのを快感に思うような悪趣味な人種の増長により、"こんぷらいあいんす"というものが力を持ちすぎたせいで、近年の映像作品は表現の幅を狭まされつつあります。もはやエンターテインメントの破壊です。
現時点では破壊のみで済んでいますが、『風と共に去りぬ』の例を挙げれば、そう遠くない将来には、大昔の作品ですら不穏当な表現を含むとされる作品が公開停止→永久封印されてしまう可能性もゼロではありません。

それを鑑みると、やはりソフトを買う=自分のものにしておけば、そんな不条理とは関係なく、いつでも楽しめるんだよね。
時代と共に変化するイデオロギーに流され、古典とされるような作品まで淘汰されてしまう懸念を感じるのであれば、ソフトを買うという行為とは作品を保護する事でもあるんじゃないかと思うんです。

だから、まだ俺ッチはソフトを買い続けるつもりです。
ついでに言うと、特にハリウッド作品のような、ウン千万やウン億といった巨額の製作費を投じた作品を自分の手元に置くのって、ちょっとした財産になっていると勘違いできませんか(笑)?