#3のコントですが、独立しているので、

#1、#2を読んでいなくても楽しめます。

 

ちなみに、#1はこちら

#2はこちら


聞き手

「『本能寺の変』Blu-ray購入ありがとうございます。
 こちらのコメンタリーでは、映像を見ながら本能寺の変の裏側について語ってまいります。
 それでは自己紹介をお願いします。」

光秀
「はい。
 本能寺の変で信長さんを裏切りました、明智光秀です。」

聞き手
「よろしくお願いします。」

光秀
「お願いします。」

聞き手
「さて、早速本編始まってますけども、
 これは・・・初夏でしたっけ?」

光秀
「ですね。6月頭だったと思います。
 まだそれほど暑くない時期で。」

聞き手
「早速名言出ますよ。」

映像の光秀
『敵は本能寺にあり』!!

聞き手
「出ましたね。」

光秀
「出ました。」

聞き手
「このセリフは決めてたんですか?」

光秀
「決めてました。」

聞き手
「あぁ、やっぱり。」

光秀
「ここで長セリフにしてしまうと、
 部下にやりたいことが伝わらない気がして・・・。」

聞き手
「確かに。」

光秀
「わかりやすく手短に。
 これで8割くらいの人には伝わりました。」

聞き手
「逆に2割くらいには伝わってなかったんですか?」

光秀
「そうですね。
 『どういうこと?』って声は若干聞こえました。
 でも、伝言ゲームのようにジワジワ伝わっていった感じです。」

聞き手
「あぁ、だから『敵は本能寺にあり』のセリフから
 しばらくしてジワジワ拍手が起き始めたんですね。」

光秀
「ですね。
 今、映像で拍手もらってますけど、
 正直こういうリアクションは想定してなかったので、
 ちょっと困惑した顔してますね。」

聞き手
「『おぉーーーっ』みたいなのを期待していた・・・?」

光秀
「そうですそうです。」

聞き手
「さて、本能寺に攻め入るシーンですね。
 本能寺の外周を回ってます。」

光秀
「見上げるようなアングルで私の後ろに本能寺。
 いい画ですよね。」

聞き手
「これ、カメラさんが並走してたんですか?」

光秀
「いえ、本能寺の周りに円形のレールを敷いて、
 カメラさんはその上の台に乗って撮りました。」

聞き手
「さぁ、いよいよ本能寺が焼け落ちるシーンです。」

光秀
「思いっきり引きで撮ってるんですけど、
 本能寺の中では信長さんによる渾身の敦盛ですね。」

聞き手
「ロングの画ですけど、ハッキリ動きがわかりますね。」

光秀
「これ、信長さんのクセなんですけど・・・。」

聞き手
「はい。」

光秀
「常に全力なんで、リハで100の動きをするのです。
 でも、本番では120の動きをするんです。
 だから、リハより動きは格段に大きいです。」

聞き手
「確かにそのクセはあるかもしれないですね。」

光秀
「本番で一気に変えてくるので、こちらも圧倒されるんです。
 だから本番怖いんですよ。
 何が来るんだっていう・・・。」

聞き手
「さぁ、本能寺炎上からゆっくり暗転して、エンドロールです。」

光秀
「感動的ですよね。
 音楽もいいんです。壮大で。」

聞き手
「余韻がすごいです。」

光秀
「そして、キャストとして流れるこの足軽役の数の多さですよね。」

聞き手
「いつまで経っても途切れないという・・・。」

光秀
「ここまでの人たちが私に付いてくれたのかと思うと
 込み上げてくるものがありますね。」

聞き手
「さて、本編のコメンタリーは以上になります。
 引き続き、特典映像であるメイキングのコメンタリーもよろしくお願いします。」

光秀
「お願いします。」

聞き手
「ここまでのコメンタリーは・・・。」

光秀
「信長さんを裏切った明智光秀と・・・。」

聞き手
「聞き手は織田信長でした。
 ありがとうございました。」

光秀
「ありがとうございました。」

 

 

 

 

 

 

【コント・セルフ・ライナーノーツ】

通算何本目になるんでしょう、織田信長のコント。

 

現代の文化×歴史の組み合わせを考えるとき、

やはりエピソードに事欠かない信長が真っ先に浮かぶんですよね。

 

実演のときは、マイクを置いたテーブルに向かい合うようにちょんまげの男2人が座るという

不思議な画で展開することになります。

 

 

【過去コントを5本チョイスしました。こちらもどうぞ。】

【コント】大名行列
【コント】ショートコント
【コント】手紙チェス
【コント】視力検査
【お題コント】不思議の国のアリス

 

 

 

 

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【実演したい方へ】

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