いつもの開演前のごあいさつです。

お時間のある方はお読みください。

 


#2のコントですが、独立しているので、

#1を読んでいなくても楽しめます。

 

ちなみに、#1はこちら


 


(入ってくる)

薬屋
「いらっしゃいませ。」


「さっき、ここで薬を購入したのですが・・・。」

薬屋
「ありがとうございます。
 どうかなさいましたか?」


「あの・・・効かないんです。」

薬屋
「効かない。」


「はい。」

薬屋
「それは申し訳ありません。
 お求めになった商品は?」


「これです。『バカにつける薬』。」

薬屋
「なるほど。」


「弟に使ったんですけど、効果がなくて。」

薬屋
「治りませんか?」


「治ってないですね。
 薬を投与した後もずっと『敵は本能寺にあり!』と言い続けてるので。」

薬屋
「確かに効いてないですね。
 ちなみにどのように処方しましたか?」


「え、普通に飲ませましたけど。」

薬屋
「あぁ、飲ませちゃダメです。」


「あれ?ダメなんですか?」

薬屋
「つけてください。
 『バカにつける薬』ですから。」


「なるほど、処方の仕方が悪かったんですね。
 試してみます(帰る)。」

薬屋
「お大事にどうぞ。」


(10分後)



(入ってくる)

薬屋
「いらっしゃいませ。」


「さっき、ここで薬について相談した者ですけど。」

薬屋
「あぁ、『バカにつける薬』の。
 いかがでした?」


「ダメですね。
 薬を処方した後もバカのままでした。」

薬屋
「ダメですか?」


「処方した後も
 『キリンさんが好きです。
  でも、象さんの方がもっと好きです。
  できれば3人で一緒になりたいです。』
 って言ってるので。」

薬屋
「なるほど。治ってないですね。
 ちなみにどのように処方しました?」


「ちゃんとつけましたよ。」

薬屋
「どのように?」


「適量を指ですくって、患部に塗りました。」

薬屋
「塗るんじゃないです。
 つけてください。」


「塗るんじゃないですか。」

薬屋
「はい。
 バカに『つける』薬なんで。」


「難しいな・・・。
 家で試してみます。(帰る)」

薬屋
「お大事に。」


(10分後)



(男を連れて入ってくる)

薬屋
「いらっしゃいませ。」


「さっき、ここで薬について二度相談した者ですけど。」

薬屋
「効き目はありましたか?」


「コイツが弟です。」

客の弟
「(店員に)結婚してください!」

薬屋
「なるほど。治ってないですね。
 ちなみにどのように処方されました?」


「つけましたよ。
 (弟に)店員さんに見せてあげて。」

客の弟
(腕にテープでぐるぐる巻きにした薬を見せる)

薬屋
「あー、違いますね。
 それは『つける』じゃなくて『貼る』です。」


「『つける』ってどういうイメージですか?」

客の弟
「つけ麺!」


「ちょっと黙ってようか。」

客の弟
「キリンさんが好きです!」

薬屋
「よく服に糸くずがついてることがありますよね。」


「はい。」

薬屋
「『つける』というのは、あのイメージです。」


「あー、ホントにくっついてるイメージですか。」

薬屋
「つけてみてください。」


(弟の服に薬をつける)

客の弟
「アニキ、今年の暑さ対策はどうしようか。
 オリンピックもあるし、日本全体の問題だと思うんだ。」


「すごい!治った!!」

薬屋
「これがこの薬の効果です。」

客の弟
「でも、ここ数年毎年続いている猛暑が果たして簡単に和らぐのか・・・。」


「外してみると・・・?(弟から薬を取る)」

客の弟
「クワマンとタワマンって似てるよね。」


「つけると・・・。」

客の弟
「アスファルトの照り返しも相当強いものになるだろうし、
 あと半年で何が出来るかとなるとかなり難しい問題だよね。」


「すごい!ホントに『バカにつける薬』だ!!」

薬屋
「途中で取れないように気をつけてくださいね。」


「考えておきます。」

薬屋
「ありがとうございました。」


「失礼します。(帰っていく)」

来店メロディ
「ピンポーン」

客2
「(入ってくる)こんちはー。」

薬屋
「いらっしゃいませ。」

客2
「アンタんとこで買うた『バカにつける薬』なんやけど、
 ぜんぜん効かんのやけど。」

薬屋
「あ、大阪の方ですか?」

客2
「せやけど?」

薬屋
「申し訳ございません。
 この薬は『バカにつける薬』であって、アホには効かないんです。」

 

 

 

【コント・セルフ・ライナーノーツ】

言葉を真に受けるシリーズのコントです。

随分前からアイディアはありましたが、形にできずにいました。

 

改めて考えると、「つける」って何だろう、と考えてしまいます。

 

【上演メモ】

人数:4人

薬屋

客の弟

客2

 

所要時間:3分~5分
上演難易度:★☆☆☆☆
備考:難しい動きのない現代劇なので、上演難易度は低めです。

弟のバカセリフはいくらでもアレンジ可能なので、お好きなように変えてしまってください。

 

【過去コントを5本チョイスしました。こちらもどうぞ。】

【コント】白雪姫と七人の小人
【コント】魔球
【コント】涙のご対面
【コント】大型アップデート
【コント】底なし穴殺人事件

 

 

 

【お題募集中】

お題コントのお題を募集しています。

採用の際には、ささやかながら、当ブログから採用者様のブログへのリンクを張らせていただきます。

・内容によっては、ご期待に沿えないこともございます。

・お題をいただいてから、公開までに数か月かかることがあります。

・公開までにアメブロを退会された場合、公開を見送る場合があります。

 

↓こちらでも面白いブログがきっと見つかる!はず。
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