以前書いた「面接」の感想より。
今度はツッコミどころ満載満載な履歴書なんてやってみてもらえませんか？
というわけで、今回のお題は「履歴書」です。
今回のお題はながつきさんからいただきました。
ながつきさん、ありがとうございます。
面接官
「それでは面接を始めます。」
就活生
「よろしくお願いします。」
面接官
「まずは簡単な自己紹介をお願いします。」
就活生
「江戸川コナン。探偵さ。」
面接官
「ありがとうございます。
それでは、履歴書を見ていきましょう。」
コナン
「はい。」
面接官
「この経歴欄の『ジェットコースター殺人事件』とか『同窓会殺人事件』ってなんですか？」
コナン
「今までに解決した殺人事件です。」
面接官
「さ、殺人事件？」
コナン
「はい。」
面接官
「これ全部。」
コナン
「全部です。」
面接官
「すごい量ありますね。
殺人事件だけで５枚分くらいある・・・。」
コナン
「裏にもあるんで。」
面接官
「あ、ホントだ。正味１０枚分か・・・。
これはどのくらいの期間で遭遇したんですか？」
コナン
「１年です。」
面接官
「１年で？！」
コナン
「はい。
１日に２つや３つじゃ効かないと思います。
ここに来る途中にも１件解決しましたし。」
面接官
「（履歴書を見て）あ、『面接会場に行く途中殺人事件』ってやつか。
これは事件があると警察から連絡が来て、現場に赴く感じですか？」
コナン
「いえ、全て偶然出会いました。」
面接官
「え、偶然？」
コナン
「はい。
呼び出されたことは１回もありません。」
面接官
「ものすごい悪運ですね。
１年にこんなに殺人事件に遭遇って・・・。」
コナン
「ありがとうございます。」
面接官
「ほめてませんよ。」
コナン
「でも、お陰で警察の知り合いがだいぶ増えました。」
面接官
「まぁ、これだけ事件を解決していればねぇ。」
コナン
「警察との太いパイプです。」
面接官
「あんまり警察との関係を『太いパイプ』って表現しない方がいいですよ。」
コナン
「あ。ＦＢＩとの太いパイプもあります。」
面接官
「ＦＢＩ？」
コナン
「あと、Ｂ’ｚや倉木麻衣とも太いパイプがあります。」
面接官
「うん。やめましょうか。
太いパイプトークやめましょうか。」
コナン
「よみうりテレビや小学館とも太いパイプがあるんだけどな・・・。」
面接官
「この履歴書にある６８２本というのはなんの数字ですか？」
コナン
「今までに首に刺した麻酔針の本数です。」
面接官
「なんでそんなことするんですか！」
コナン
「必要悪です。」
面接官
「刺された相手は大丈夫なんですか？」
コナン
「大丈夫です。
大丈夫な相手を選んでます。」
面接官
「大丈夫な相手・・・？」
コナン
「むしろ、喜んでるくらいなんで。」
面接官
「あー。ドＭな方なんですね・・・。
（履歴書を見て）この２３回というのは？」
コナン
「爆破に巻き込まれた回数です。」
面接官
「２３回も巻き込まれてるんですか？！」
コナン
「はい。」
面接官
「爆破に？」
コナン
「はい。
偶然、居合わせて。」
面接官
「いや、もう悪運とかいうレベルじゃないですね。」
コナン
「ありがとうございます。」
面接官
「ほめてませんよ。」
コナン
「年１で巻き込まれてます。」
面接官
「年１のペースで・・・。」
コナン
「劇場版ではだいたいクライマックスに爆破があるので。」
面接官
「『劇場版ではだいたいクライマックスに爆破があるので』？」
コナン
「毎年春に爆破がないと、新年度が来た感じがしないですよね。」
面接官
「いや、爆破で新年度の始まりを感じたことはないですけど・・・。
えーと、他には・・・
（履歴書を見る）推薦文？」
コナン
「あ、知り合いに推薦文を書いてもらいました。」
面接官
「あんまり、履歴書に推薦文って聞いたことないけど・・・。」
コナン
「まぁ、そう言わずに・・・。」
面接官
「（推薦文を読む）えーと。
『ほんまか工藤。せやかて工藤。』」
コナン
「ありがとう、服部。」
面接官
「ちょっと意味がわからないのですが。」
コナン
「彼はその二言しか喋れないんです。」
面接官
「いや、そんなことないでしょ！
どんな類の呪いですか！
（改めて推薦文を見て）この『工藤』というのは？」
コナン
「わたしの本名です。」
面接官
「あ、『江戸川コナン』って偽名なんですか？」
コナン
「本名をいうと、命の危険が伴うので。」
面接官
「『本名をいうと、命の危険が伴うので』？」
コナン
「詳しくは長くなるので割愛します。」
面接官
「はぁ・・・？
えーと、（履歴書を見て）年齢は２２ですか。」
コナン
「あ、本当は３２です。」
面接官
「なんで１０もサバを読んだんですか！」
コナン
「１７までいって、７に戻って今、２２です。」
面接官
「どういうことですか？
すごろく？リアル人生ゲーム？」
コナン
「ファンの中には、江戸川コナンより年下の頃からファンですが、
今じゃ工藤新一の年齢を追い抜きましたという声をよく聞きます。」
面接官
「（履歴書を見て）あー。だから、高校入学の後でまた小学校入学が来てるのか。」
コナン
「浪人でもないのに小学校中学校を２周したのは私くらいです。」
面接官
「雇用云々とは別に君のことに興味がありますが・・・、とりあえずわかりました。
面接は以上です。」
コナン
「ありがとうございました。」
面接官
「結果は後日連絡します。」
コナン
「失礼します。（部屋を出て行く）」
面接官
「（履歴書を見て）小学校中学校を２周って・・・。
２周目退屈だったんだろうなぁ・・・。」
コナン
「（部屋の外で）うわぁぁぁぁぁぁーーーーーっっっ！！」
面接官
「どうしました？！江戸川さん？！」
コナン
「（子供が入ってくる）また小学生に戻りました！！」
面接官
「３周目？！」
ツッコミどころ満載の履歴書、架空の人の履歴書を作る方針もありましたが、
既存のキャラクターで何か作れないか考えた結果、名探偵コナンを選択しました。
以前もお題コントの回答に名探偵コナンをチョイスしたことがあったなーと思いつつ。
コント公開前日に劇場版コナンのテレビ放送があったのは偶然です。
もしかして、ハッシュタグでここにたどり着いた方もいたり・・・？
人数：３人
コナン
面接官
コナン（小学生）
所要時間：４分～５分
上演難易度：★★★☆☆
備考：衣装や演技をコナンに寄せるかどうかは自由です。むしろ全然寄せなくてもいいと思います。
モノマネが似てる人はむしろ寄せてもいいかもしれません。その場合、高山さんに寄せるのか、山口さんに寄せるのか・・・。
オチのためだけに小学生の子を用意するのは大変なので、別のオチに差し替えた方が効率がよいかもしれません。
【コント】大きなツヅラと小さなツヅラ
【コント】断捨離
【コント】ランプの魔人＃３
【コント】ある作家の日常
【コント】わたしの願い事
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