THE BACK HORN『アサイラム』爆音レビュー大会 Powered by Ameba
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ありがとうございました!

たくさんの爆音レビューありがとうございました!

9/30(木)までに頂いたレビューをもって、爆音レビュー大会は〆切といたします。

発表はメールでの連絡、ならびにプレゼントの発送を持って代えさせて頂きます。

「アサイラム」をじっくり聴いてくれた上に、熱い文章を書いて頂いた

皆さんの熱意に感謝の気持ちでいっぱいです。

先週金曜日より「KYO-MEIツアー」~アサイラム~がスタートしました。

本日は水戸LIGHT HOUSEで2日目です。

今後ともTHE BACK HORNをよろしくお願いします。

「やま」さんからの爆音レビュー!

前作『パルス』が、たとえば
まさにそのアルバムジャケットのような
視界をかっさらう
新しい光の大津波

だとしたら

『アサイラム』は、
その波をたたえる海と、
水面下に見える過去


なのかな、なんて思いました。


はじまり。
今まで。
これから。


どのアルバムを聞いてもらえれば
“すべて”のバックホーンの魅力を
一番に感じられるか?


さんざん悩んできた私も
まず『アサイラム』を渡してきます。


やま

「はるか」さんからの爆音レビュー!

ヤバイ。ヤバイ。ヤバイ。

真意がわからん、その陳腐な単語がどうしても頭の中に湧き出てくる。
頭の中?心臓の中?・・・体中から。

つべこべ語ることができねぇ。とにかく衝撃により衝動が生まれたんだ。
生まれた衝動に突き動かされて涙が流れたよ。

『アサイラム』で放たれたものたちは、決してキレイゴトなんかじゃなくて、泥臭くて、生々しくて、途方も無く切ないものもあって、なのに、絶望じゃない音で奏でられているんだ。それが、あたしの明日に繋がる。

この単調な日々の中、自分がこの場所にいる意味とか生きてる意味とかわからなくて恐がっていたんだよ。
確実に『アサイラム』は、そんな日々に変化を与えてくれた。
絶望じゃなくて、明日への一歩として。
その一歩が全身に伝わって、「やってみよう」という小さな勇気を含んだ闘争心が目覚めたんだ。

『アサイラム』を聴いた瞬間から今もなお『アサイラム』は強く柔く鋭くじんわり心に寄り添う。しかも奥の部分に。

ああ!早く生の『アサイラム』に触れたい。
ああ!早く生のバックホーンに震わせられたい。

それまで逃げないで歩いてみっかと思う。
日々を紡いでみっかと思うんだ。

だから今『アサイラム』が流れるこの体からでるのは、最大級の「ありがとう」を。


はるか

「み」さんからの爆音レビュー!

膨大なエネルギーが
渦を巻いて迫り繰るかのような
「雷電」「ラフレシア」
「戦う君よ」で一度は落ち着き
「再生」で新たな胎動を帯びる
「羽衣」「海岸線」で
この先に続く旅路へ想いを馳せ
その想いがまたエネルギーへと変わる
「ペルソナ」「太陽の仕業」
「閉ざされた世界」で未来を見据え
「汚れなき涙」で過去と決別をする
そしてついに「パレード」
“アサイラム”を越えて
新たな旅路へと一歩、踏み出して行く

このアルバムの曲どれもが
今までと変わりない情熱を持ち
今までと違った雰囲気を帯びている

既にシングルで発売された
「戦う君よ」「閉ざされた世界」は
今作でまた違った
表情を見せていて面白い

アルバム「アサイラム」は
THE BACK HORNの
新たな旅立ちに相応しい一枚である

そう感じた



「きょう」さんからの爆音レビュー!

今までの曲とは違う新鮮さを感じました。バラエティに富んだアルバムだというのが第一印象でしたが、それでもバックホーンらしさはどの曲にも感じられます。今作に限った話ではないですが、自分たちの音を正直に確立できているというのを、誇張ではなく心から感じました。今までのアルバムとは並べるべきではない作品のように感じます。
演奏やその表現力も「すごい」という言葉が当てはまります。曲の純度を保ちながらナチュラルに表現するのは本当にすごいと思います。

何曲か絞ってレビューします。
1. 雷電
曲が始まった瞬間から妖しさを醸しかつ爆発的で、痺れざるを得ないキラーチューンだと思います。歌詞の言葉選びもおもしろく、雷電というタイトル通りの曲だと思います。
2. ラフレシア
バックホーンらしいテンションの高さが窺える曲だけれど、どこか意味深げな印象を受けました。汚いものほど美しいといった感じでしょうか、罪悪感があるのに生きる意味を見いだそうとする。雷電に引き続いて、生と死の狭間のような感覚を感じました。
3. 戦う君よ
過去を糧に前へ前へ、というバックホーンらしい曲だと思います。
6. 海岸線
歌が非常に大らかで、開放的な感じがしました。アルバムの中でも「大人」な感じ。菅波さんのブルージーなソロもまたツボでした。
7. ペルソナ
よくもここまで汚いリフを考えたなといい意味で思いました。歌詞もベースのうねり具合も含め、とにかくえぐいです。歌詞には韻を踏んだり掛詞であったりといろいろな仕掛けがあるとは思いますが、この一曲は中身の詰まった濃い一曲になっていると感じます。
9. 閉ざされた世界
真実を求め信じるために疑う。閉鎖的空間の絶望を音で体現していると思います。最近の菅波さんの歌詞からは人間である意味とその生の価値を問いただされているように感じます。
10. 汚れなき涙
とにかく曲全体から凛として張り詰めた空気を感じました。バックホーンにありそうでなかった「和」の、どことなく儚い無常感がひしひしと伝わってきました。

このアルバムにテーマや一貫性はないとメンバーは言ってましたが、世界を見つめ、それを変えようとするメッセージが込められた曲が多いように感じました。「アサイラム」という題名に込められた一時的な避難所、そしてそこからまた始まるということ。すばらしいアルバムをありがとう!


きょう
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