THE BACK HORN『アサイラム』爆音レビュー大会 Powered by Ameba -5ページ目

「R*」さんからの爆音レビュー!

アサイラム もちろんエンドレスリピートです。
THE BACK HORNの曲は いつも
「どの曲もスキ!」
とは すぐに言えないです。
もちろん一回聴いて 虜になる曲もありますが、「スルメ」もあるんです。
第一印象は“・・・ん?・・・”ていう曲でも繰り返し聴くうちにものすごい好きになってたり。
そういうスルメが今回、ゼロ とは言わないけど、それに近かった。

うねり歌うようなベース、どうしても耳が追いかけてしまう。(自分も少しやるんで。)

激しさ(赤)あり、切なさ(青)あり、ダーク・陰(黒)あり、透明感・陽(クリア)あり。
気持ちのいい風が吹き抜ける、色とりどりのアルバム。
単調でなく、それぞれシングルになってもいーんじゃないか ぐらいの曲揃え。
ベスト盤みたいです。

CDスタートさせれば聴き流せなくて 歌詞カード走って取りに行く。
作業の手もいつの間にか止まってたり・・・。
知らないうちに口ずさんでたり。

自分なりに吸収して沁みこませて身にして、ライブで体感して、THE BACK HORNというステキな表現者達の作り上げていくものを、一緒に感じ取って完成させたい。
アルバムは完成してるけど・・・。
心臓が痛くなるくらいのドキドキ感を、楽しみにしています!!


R*

「心子」さんからの爆音レビュー!

アサイラムを初めて通して聴いた時に感じたことは、「濃い!!」ということでした。聴けば聴くほど、いろいろな面が見られ、聴き出したら、途中で止められませんでした。
今回聴いていてメンバー一人ひとりが、際立っているということも感じました。
まず、すごい体に入ってきたのは、岡峰さんのベースでした。どの曲も、すごいとしか言いようがないほど、すごいです。驚きと共に、彼の指はどうなってるのか疑問に感じました。
次に、松田さんのシンバルの音が、私を熱くさせました。特に、「ペルソナ」のサビ途中のシンバル音は、燃えます。
初めてバックホーンのライブを見たとき、菅波さんはピアノみたいにギターを弾く方だなと感じたのですが、今回改めてそれを感じました。特に「海岸線」では、顕著にそれを感じました。そして、何故だか懐かしさを感じました。
そして、山田さん。歌い方の幅がとても広がったように感じました。力強く歌うだけで終わらない、優しさが溢れる歌い方に、背中を押してもらえました。特に「羽衣」は、力があるけれど、優しさが混ぜ込まれており、ドラマチックでした。
そして、今回歌詞と曲がものすごくマッチしているように感じました。歌詞だけ浮いてる、曲だけ浮いてる、というのがなく、出会うべくして出会った、言葉と音のように思います。
最後に。~走り続けるさ ここから新しい旅を始めよう~との言葉に、バックホーンの決意に感じました。そして、自分自身が負けそうな時、くじけそうな時に、この言葉を思い出したいと思います。


心子

「めが」さんからの爆音レビュー!

格好つけず、飾らない言葉でいうと「新しいけど懐かしい」
率直な感想です。そしてなんといっても格好良い。
2年間、4人がやりたかった事が詰まったアルバム。
THE BACK HORNの嘘のない言葉、真実の音
自分の中の混沌と渦巻いていた物を再認識させ、奮い立たせ
少し後ろ向きになっても優しく抱擁してくれる

新しいけど最新兵器ではなく、彼らの泥臭さが伺える
お腹いっぱいだけど消化の良い
何度聞いてもワクワクするアルバム

ライブでどう化けるかがまだ楽しみです

ついでに、朝のアラームとしてかけていますが
雷電のイントロで何が起こったかと飛び起きます(笑)


めが

「アカリス」さんからの爆音レビュー!

アサイラム

 初めて聞いたときに、“あー、バックホーンはまた進化したなー”とうれしくなりました。
今回のアルバムには、マツのロマンティシズム、光舟の知性、栄純の優しさと衝動の相反性、そして将司のカリスマ性がそれぞれ際立っていながら複雑に絡み合っていて、聞くほどに心の底のいろんな感覚が呼び起こされる感じがします。

 音楽に限らずどんなジャンルでも、ある一定の評価を受けたら、あとは保守に回り踏襲してゆくことがとても多いけれど、バックホーンはいつも現状を踏み越えて、時にはせっかく今あるものをわざわざ力ずくで踏み砕いてまでして前へ進んでゆく、そしてそれはいつもがむしゃらで、4人で悩みながらもなりふり構わず遠くの光を求めて進んでゆく、というのが私の勝手なTHE BACK HORN観ですが、今回のアルバムからもさらにそれを強く感じました。
 つまり一言で言うと、「傑作品です。」
ライブもとても楽しみにしています。


アカリス

「あい。」さんからの爆音レビュー!

 今までのようなテーマをきちんと立ち上がることがなく、かなりのんびりしてこの2年間あらゆる感想というものをじっくりと煮詰めてきたらしいです。リスナーの私たちにとってはかなり長い時間を待たせて、解禁される前に毎日ドキドキしながら勝手にアルバムのスタイルを想像してしまいました。「エキゾチシズムかな?」と、カバーに描かれた奇妙な絵を見ながら、そう思っていました。

 そして、現物を一周に聞いてみたら、同様に凶暴な曲風は、何か違うものが沸いてきました。これは、確かシングルから、形成してきたものですね。なんとか、この段階のバックホーンの形を捕らえるようになりました。昔のように野生的でパンク系「ハードコア」だけでなく、より「物凄く早いコードで演奏するメタル系」になったような気がします。この進化に、私は怖がるほどびっくりする気持ちを抱えながらも、とても嬉しい気分になります。とてもバックホーンらしいですから。

 呪文のような唄い方で、ますます甦ってきた「雷電」から暴れ出しました。ここからカバーとかなりぴったりする雰囲気が作られて、ライブ中だと熱い始まりだと思えますね。「羽衣」のところから2曲、甘くて落ち着ける心地よさで休憩に入ります。次の段階「ペルソナ」、また疾走し始まります。シングル曲「閉ざされた世界」に、ますます後半のクライマックスにズムインして行きます。私が一番好きな曲、「汚れなき涙」が来ました。悲しい物語のような世界観が心の底から感情を掘り出したように、思わず涙も目の中に溢れてきました。最後の一曲「パレード」、相変わらずバックホーンらしく、この世界の暗闇から逃げ出して、太陽へ向かっていく熱さが感じられます。

 外国人である私は、歌詞の雰囲気を読取ることはかなり難しいので、ただ表面のメロディーについて、自分の感想を言い出してすみません。だけど、バックホーンの音楽に救われた日々に、感謝します。これからもよろしくお願いします(笑)


あい。