THE BACK HORN『アサイラム』爆音レビュー大会 Powered by Ameba -4ページ目

「沈丁花」さんからの爆音レビュー!

いつも何かが不安で仕方ない私はちょっとした心の病気なんだそうです。

だけど、バックホーンの曲を聴いている時、そういうことはなくて、安心とは違うけれど心は苦しくなりません。
それは今回のアルバムでもそうでした。
聴いているといつの間にか不安は消えていきます。
魔法みたいな、なにか不思議な力が詰まっているんだなと思いました。
1曲1曲が良くて、だからこそアルバム全体がこの上なく凄い。
私の宝物がひとつふえました。

私にとってバックホーンの存在がアサイラムであることは間違いありません。


沈丁花

「まっす」さんからの爆音レビュー!

アサイラムを初めて聴いた時のあの衝撃は、何回も聞き込んだ今でも忘れられない。
あんなにデカい衝撃を受けたのは、初めてかも。

雷電からパレードまで、全ての曲が、凄いパワーを持ってあたしにぶつかってきた。

全曲聴き終わったあと、泣きたくなった。
「やばい」って思った。

今まで以上に大きな強さと優しさが、眩しいくらいに強力な光が、そこから放たれていた。

アサイラムというタイトル通り、まさしく「避難場所」であり、パワーをもらえるような不思議な「聖域」であり、このアルバムはあたしにとって、すぐに大切な1枚となった。

改めて、THE BACK HORNというバンドに出会えたことに感謝すべきだと、本当にそう思った。


THE BACK HORNにはこれからもずっと、いつまでも、一緒に戦って欲しい。

アサイラム、素敵なアルバムでした。ありがとう。


まっす

「押方茉り加」さんからの爆音レビュー!

パルスから2年。
 THE BACK HORNというバンドが作り上げる世界にもうひとつ扉ができた。どのような世界なのか、それはいつも自分の耳で感じて扉を開けることで「観る」ことができる。アサイラムという扉の向こうに広がっていたのは、自分の予想をはるかに超えていた。まさに天に上ったようなよりどころだった。
 雷電という、念仏と音楽を組み合わせた、どこか別世界に誘われるような曲から始まり、ラフレシア、戦う君よ、再生で「もっと前へ、もっと」と背中を押される。羽衣、海岸線でバラードとは違う、でもしっとりとした世界にいけたと思いきや、ペルソナ、太陽の仕業、閉ざされた世界で刺激的な、爆裂した世界に再び引き込まれる。汚れなき涙の激しくも美しい、ドラムの松田らしい世界観が現れ、そして、パレードへ。ヴォーカルの山田将司が作ったというのが意外だったパレードであるが、また現実の世界へ戻る気にさせてくれる、そんな一曲。
 現実に満足していても、していなくても、もう何度でも戻って、また現実で生きていこうと、そう思える作品であると、私は思う。
 どちらかというと初期が好みだった私も、このアルバムはすべての曲がすっと入ってきて、非の打ち所がない。これが、これからのTHE BACK HORNなのだと感じることができた。爆音の中にある彼らの世界を、ぜひほかの人にも感じてもらいたい。


押方茉り加

「りん」さんからの爆音レビュー!

アサイラムの音楽の意外性、幅の広さに驚いた。
お経のような「雷電」や、「海岸線」のこれまでにないサウンド。
独特な歌詞で頭の中に残るフレーズの「再生」や「ペルソナ」。
希望にあふれた、光のなかで歌っているような「パレード」。

全ての曲が、より強くなって、この世界を歌っている。
現実に、自分自身に真っ正面から向き合って、音を奏でている。

まだライブで聞いたことがない曲が多いけれど、CDにすごくライブ感があり、
バンドとしてのまとまり、音が一つになっている感じがした。

早くライブで聞きたい、何よりもそう思います。


りん

「秋色」さんからの爆音レビュー!

再生ボタンを押せば、まるで念仏のような声が聴こえて、やがて音の爆発に巻き込まれた。衝撃は鳴り止まなくて、しかし爆発音は時に癒しさえも与える。徐々に聖域の奥深くへと迷い込んでいく。そこで感じたのは、心に思えた。THE BACK HORN、彼らの伝えたいこと。自分の気持ち。日々移りゆく感性のように、生きた人間のように形を変える曲。けれど感じ方が変わっても自分は自分であるように、すべての曲に芯があると思う。今までの曲も、アサイラムも。それでもやはり様々な気持ちを感じさせ、アルバムの最後の曲はパレード。無理やり手を引くよりも、がんばろうな、と背中を押してくれる。そして、みんなで先へと、進んで行くのだ。誰もが、残響と共に。


秋色