ロシアがキエフへの攻撃を劇的に減らす、と発表したが、
ウクライナ側は信用できない、と言っている。
当たり前だ。
これだけ国際法も条約も一方的に破りまくっているロシアの言うことなど
とても信用に足るとは思えない。
恩着せがましく減らしてやる、と言うが、
実際のところはキエフが落とせなかったから、
その分の兵力をマリウポリ等の南東部に集中させるか、
キエフを諦めたように装って油断させ、
集中攻撃をかけようとしているか、
どちらかだろう。
大体停戦交渉をするなら、
とりあえず戦闘は止めるべきだ。
殴り合いながら和解なんて、
子供だってできないよ。
さて。
この戦争の終結にはまだまだ時間がかかるだろう。
比例してどんどん国外に脱出する人が増えていく。
日本は難民の受け入れが極端に少ない国だったし、
それは今でもそうだ。
元々どこの国とも国境を接していないので、
内乱があろうと戦争があろうと、
日本に逃げ込んで来る、というシチュエーションが無かった。
だから、ヨーロッパやアジアと比べて、
慣れていない、という側面はあったろうし、
そもそも日本まで遠いし、
英語さえ満足に通じない極東の国まで逃げよう、という人自体が少なかった、という事もあったろう。
だが今は21世紀だ。
移動時間も大幅に短縮されているし、
スマホ1つで情報が取れるようにもなっている。
可能であれば平和な日本に来たい、という人が大勢いるもしれない。
問題は日本側の受け入れ態勢だろう。
現在のところは受け入れを、
日本に親族や知人がいる人に限っている。
国内に身元保証人がいて、
通訳等の世話をしてくれる人がいる状況で無ければダメだ、という訳だ。
だが相手は難民なのだ。
命からがら逃げてきた人達なのだ。
日本側が安心で楽できる人だけ、って、怠慢過ぎないか?
日本は戦争に負けたって虐殺もされなかったし、
この国から逃げなければならない状況にはならなかった。
だからなのか、難民に異常に冷たい。
アフガニスタンにタリバン政権が戻り、
それまで自由主義社会に協力してきた人達が、
迫害や命の危険にさらされていても、
見事に知らんぷりだ。
日本大使館などで働いたり通訳をしていた人は、
過去の事であっても迫害の理由にされてしまう。
プーチンと一緒で、
タリバンの発想に理屈は通らないし、
行動に理由はいらないのだ。
だからバレないように、
息を潜めて暮らしている人は大勢いるだろう。
だがナチスのユダヤ人迫害でもそうだったが、
そういう状況では、
往々にして密告が横行したりする。
日本の為に協力してくれた人達が、
ビクビクしながら暮らしているなら、
申し訳ない、では済まないし、
日本側から手を差しのべるべきだろう。
日本が頑なに難民を受け入れなかった背景の1つには、
国民が受け入れに反対だった、という事もあったと思う。
でも今回、ウクライナの惨状をリアルタイムに近い状態で見て、
国民の意識も少しずつ変わってきているのではないか。
実際、自治体や企業も、
手や声を上げ始めている。
今、日本も変わるチャンスなのだ。
世界標準から駆け離れて遅れている我々の閉鎖社会を、
少しでも開く為の。
世界の中では、
日本人は圧倒的少数マイノリティーだということを忘れてはいけない。
英語もスペイン語も中国語も、
コミュニケーションが取れる程には喋れない我々は、
積極的に世界に入っていかなければ、
いずれ居場所を失くす。
難民を助けて、
日本を知って貰えて、
世界の中で確固たる足場を固める。
こんな誰にとってもメリットしか無いチャンスを、
みすみす逃す手は無い。
とりあえず、もっと難民を受け入れましょうよ。
