いよいよ今年も2週間となり、
共通テストまでもひと月。
受験生はクリスマス気分ではいられないだろうし、
正月どころでも無いだろう。
我が家は、娘は小3から高1までアメリカにいたので、
通常入試の突破は無理、と判断、
あちらで帰国子女受験をさせて、
合格してから帰国した。
彼女は義務教育を殆ど日本で受けていないので、
小中で学ぶ基本的な日本の事を何も知らない。
それこそ地理も歴史も。
理科の科目も日本語で学んでいないから、
知っていても結びつかない。
という訳で、1から全教科学んで通常入試で大学に入るのも無理だな、と思い、
大学に進める付属校に入れた。
お陰で大学入試は楽勝。
成績はそこそこ良かったらしく、
希望学部の希望学科に進学できた。
親としては、心配は無いし、
受験料も学内推薦の1つのみ。
安上がりでラッキー、と思ったのだが···
ちゃんと受験勉強しとくべきだったなぁ、と思う、と、
最近になって娘が言う。
自分の子供が大きくなってきた時に、
全く勉強を見てやれない、と。
小学生が学んでいる事もやってない訳で、
社会人になって人と話しても、
圧倒的に知識量が足りてないと思う、と。
幸い彼女は夫が優秀で、
中学入試も大学入試も最難関校をクリアしているので、
勉強に関してはパパに丸投げ、で済むのだが、
子供にバカにされるんだよね、と苦笑していた。
一方息子は、3歳から小5までアメリカで、
当初は娘の通学の問題で少し離れた所に住んでいたが、
元々親の介護を考えての帰国だったので、
娘の大学進学の頃には、
夫の実家に戻る予定にしていた。
となると、中学の途中での転校が避けられない。
が実家の学区は余り評判が良くない上に、
5年生までアメリカで、
日本の教育を全く受けていなかった息子は、
帰国直後はかなり変だった。
それこそ、気をつけ、休め、回れ右、も知らない。
夏休みに帰国して、
2学期の初日の登校で、
朝礼時に後ろから見ていて、
分かっていない事に気づいて愕然とした。
ずっと日本で暮らしていれば、
特段教えられていなくても身についていく事を何も知らないのだ。
既に高学年だし、
これから中学に進めば、
虐められる未来しか見えない。
虐められて不登校になり、
引き籠もりになる事を恐れた。
何しろ将来の夢が引き籠り、とか言ってたしね😅
なのでそこは私も必死になって、
私立の中高一貫校を目指した。
引っ越しても転校しなくていいし、
親が教育熱心だから子供に問題がないとは限らないが、
少なくとも暴力沙汰は避けようとするだろう、と。
幸い彼に合ったのんびりした第一志望の学校に合格できたので、
6年間を楽しくのびのび過ごせ、
無事卒業もできた。
ただ、姉の様な帰国子女の恩恵は何も無い。
必然的に大学は普通に受験勉強をして、
入試をクリアしなければならない。
当時も指定校推薦とかあったが、
大勢が利用していた印象が余り無い。
ところが現在は、
特別選抜の割合が年々増えて、
驚いた事に私立で6割、
国公立でも2割が、
この方法で入学しているらしい。
少子化を睨んで、
少しでも早く学生を囲い込みたい大学側と、
受験を早く終わらせたい受験生側の、
利害が一致した結果なのだろう、というのは分かる。
だがこの年になると、
受験勉強、というのは、
単に合格する為だけのものではなく、
自分の知識の源なのだ、と思える様になってくる。
私自身は大学受験は失敗しまくったけれど、
当時学んだ事が、
半世紀近く経った今も、
知識として有用だ、と気づかされる。
だから、娘が今言う、
ちゃんと受験勉強しとけば良かった、が腑に落ちるのだ。
まあ彼女の場合は他に選択肢は無かったから仕方ないのだけれどね。
何が言いたいかと言うと、
この時期、早々に進学先を決めて遊んでいる同級生を見ると、
焦ったり羨んだりする子もいると思う。
動揺してペースを乱される事もあるだろう。
でも今頑張っている事は、
単に入試を突破する為だけではなく、
その先の長い人生における、
大きな糧になる、という事。
改めて人生に無駄な事なんて一つもないんだな、と思う。
受験が上手くいってもいかなくても、
そこで学んだ事は、
いつかきっと役に立つし、
目に見えて役に立つ場は無くても、
人生に幅を与え、豊かにしてくれる。
残り1か月、
そしてその後2次試験迄の2か月。
しんどい期間ではあるけれど、
乗り切った先には未来が広がるよ。
頑張れ!
全ての受験生達!!

