エジンバラのバルモラルホテルで、一押しのアフタヌーン・ティー! | スチュワード麻子オフィシャルブログ 「ティータイムのある暮らし」
2017-07-28 12:59:41

エジンバラのバルモラルホテルで、一押しのアフタヌーン・ティー!

テーマ:アフタヌーンティー ロンドン
つい先週くらいまで日本におりましたが、いきなりスコットランドのエジンバラに来ています!
次男のダンちゃんがエジンバラ大学に在籍してますので、前にも行ったことがありますが、今回は私の両親と妹が日本から来ているので、観光に。
ダンちゃんはとっくに夏休みで家におりましたから、一緒にまたエジンバラまで参りました。
普段なかなか会えない祖父母に自分の大学の街を案内する感じですね。
もっとも両親はセント・アンドリュースでゴルフをするついでにエジンバラには立ち寄ったことがあるので初めてではないのですが.......。
{DE3F0C42-8041-4267-A6FE-E407F3B7776D}
今回のエジンバラで、私が是非行きたかったのがこちら、バルモラル・ホテルのアフタヌーン・ティーです。
いかにも由緒正しそうな構えで、たとえどんな内容だったにしても、一度スコットランドでアフタヌーン・ティーしたいな、と言う程度の気持ちだったのですが、これがとっても素敵だったんです!


{82F7B24B-1E48-492D-A0BF-D0C5D82707E0}
アフタヌーン・ティーは12時から予約ができます。当然一番乗り(笑)。
でも、観光もしたいし、ランチも兼ねて、と言う早い時間のアフタヌーン・ティーは実はとても便利。
ラウンジの名前は「パーム・コート」です。
「なんでスコットランドでパーム・コートなの、ヤシの木まであるよね。ロンドンのホテルでも、他にいくつもパーム・コートあるし、なんでなの?」
とダンちゃん。
それは昔から様々なホテルで、アフタヌーン・ティーやティーダンスを催す広々とした高い天井のラウンジに、当時としてはエキゾチックで希少価値があったヤシの木を配置していたからだと言われてるのよ、と思わず先生口調になるわたし。
リッツもランガムもウォルドルフもみなパーム・コートですもの。
{D92AEABF-5340-4960-9B84-E41DE0B55853}
天井が高いのがエジンバラの建物の特徴かな?とら思うくらい、どこに行っても高い天井がとても気持ち良くて素敵です。
{B73AEA41-6EA3-470A-B596-18B5E7D77748}
メニューも素敵。
壁のパネルと同じ絵なのですね。
{AF1F4941-AEB6-4AB8-BF64-CCCA84101C90}
紅茶は基本的な産地のもの、ダージリン、アッサムなどに加えてスコットランド産のお茶も揃えています。
蒸らし終えたお茶を次々と別のポットに注ぎ入れてくれるのですが、それがとっても高い位置からなの.....。
何故だかわかりません。
日本でも時々聞かれますが、スリランカのチャイ屋さんとモロッコのミントティー以外に高いところから注ぐのって見たことないんです。
「モロッコでも高いところから注いでたよ」と、モロッコに旅行してきたばかりのダンちゃん。

{E8F187C8-EC79-4435-9061-C3DDD4C4ED8F}
おお、注ぐのも高いところから!
この人は上手で安心して見ていられましたけど、ロンドンのモロッコ料理のお店では、若いイギリス人の男性が慣れない手つきで高くから注ぐので、テーブルがびちゃびちゃになってしまったことがありました......。
{DE69F52E-A436-4AA9-A99E-F0C11AF6053C}
そしてアミューズがテーブルに運ばれてきました。
なんだと思います?
きゅうり、トマト、スイカからそれぞれ抽出した液体(waterって言ってましたけど)の真ん中に、バジルアイスキューブが浮かんでいるんです!
面白い....。
お味は「いいお味が出てるわねー」
と言う母の感想がぴったり。
お出汁のような??
とにかく不思議だけど、とっても美味しかったことは確かです。
{A68363A5-595C-4B02-9BD7-D4D1D1D0BDBF}
そして三段スタンドに、まずはセイボリーが並べられてきました。アミューズだけでも、これは面白くて期待できるかも?と思いましたが、セイボリーも全部美味しくて大満足。
{85A98F4C-C8C4-4B49-A1AD-E9C817DA758F}
右側はスコットランドらしく!ハギスのボンボン。こんなに小さなボールですが、結構強い風味ですごいインパクトです。
{012AB5ED-F0AC-40F8-966B-A3D639690542}
上がキューカンバ・サンドイッチ、クリームチーズとレモン風味がとても上品でした。
エッグマヨネーズはブリオッシュ生地のパンがとっても美味。
スモークトサーモンは、さすがスコットランド!というクオリティで、同じスモークトサーモンでもこんなに違うのね....と改めて素材選びの大切さを認識し直したくらいです。 
ハムもコロネーションチキンも美味しくて、全員完食!
{17D132D8-B688-4FB9-82E1-4558DCD0D7C2}
このパンチェッタいりのミニキッシュも、上にはグリーンピーズのソースがぽっちりと乗せてあるのがとても効いていました。
ピーの芽も可愛いし。
{3D18C7CD-8C5B-4423-B379-113C3DD1F6B7}
スコーンとペストリーズは別々に運んで来るのですが、今回はこの方が写真映えしますから、とわざわざまた三段スタンドにセットしてくれました。
スコティッシュ・スコーンは強力粉を使ったのか、しっとりもっちりして美味しく、レーズンはもしかして何かに浸けてから使っているのか風味が違いました。
{570C26F5-3E6E-4E44-9A89-D3502543DA38}
ペストリーズ。
正直言うと、ここまで食べきってしまうと流石にもう甘いものをたくさんな食べられず、多くの場合は少しずつ味見して終わり、なのですが.....。
薦め方と言うか説明が上手で、つい食べてみたくなるのですよ、これが。
まずこちらは、プラムのゼリー、上にはシャンパンの泡がのっており、「甘さはかなり控えめですからこちらからどうぞ」と。
{72F93380-2926-47F5-94C0-EC42A3CA7E24}
で、手前がパフ、日本で言うシュークリームです。
これは酸味の強いグズベリー入りなので「これもまた、甘さはかなり控えめですから召し上がりやすいですよ」と。
召し上がりやすいなんてもんじゃなくて!
ものすごく美味しいー!
カリッとしたシュー生地も、おそらく砂糖は加えていないとっても美味しい生クリームも、グズベリーとのバランスが絶妙で瞬く間にお腹に消えました。
その上、半分でもう食べられないと言う妹の分まで食べ。
「こちらだけはしっかりと甘いですよ、甘過ぎはしませんが」というチョコレートタルト。
下にピスタチオのややヌガーのようにねっとりしたベース、そして濃厚ですが甘みがほとんどないチョコレートガナッシュ、そして甘いけれど軽めのチョコレートクリーム。上にはスコットランド産のラズベリーがのっています。
私はそれほどチョコレートファンではないので、チョコレート菓子は手付けずのこともあるのですが、これは半分くらい食べちゃった.....。
私以外完食はダンちゃんだけ!
{7EBDB9B5-CB0D-4B9D-A9D2-5E47D407F7E4}
紅茶も十分美味しかったですよ。
最後はミニ・マンゴー・アイスクリームコーン。
お土産に、オリジナル紅茶の入ったミニ缶とチョコレートの入ったボックスをいただきました。
{8B28450E-0845-4CD4-A0DD-8CB8E02C3A35}
他のみんなが食べられなかったスコーンとペストリーズはこんなボックスに入れてもらえました。

サービスもとても気持ち良く、担当の若い男性はお茶が大好きと言うだけあって、日本茶と中国緑茶って違いますよね、蒸してるからでしょうか、なんてイギリス人としては驚く程の知識を持っていました。

ちなみにお値段は37.5ポンドと、ロンドンよりはかなりお安いのですよ。
もしエジンバラに来ることがあれば、断然オススメのアフタヌーン・ティーですよ!
是非是非行ってみて下さいね。
(2017年7月現在の事ですので、シェフやマネジャーが変わってしまったら激変することもあり得るのでさが......)