英国式紅茶教室についてのご案内も詳細は下記をクリックしてホームページでご覧ください。
紅茶スクール インフューズティー
http://www.infuse-tea.com
英国発のお茶資格を日本語で取得できる「ティーアカデミージャパン」の詳細は以下ホームページから
ティーアカデミージャパン
http://www.teaacademyjapan.com
紅茶は健康に良いだけでなく、香りの癒し効果、無理なくきれいになれるヘルシーな飲み物として世界各国で消費が増えています。
また、イギリスの文化を学ぶ上では欠かせない国民飲料です。
イギリスに関すること、香りをキーワードのお仕事などで幅広く対応できます。
過去のクライアント様:
高校、大学の英国研修
トワイニング300周年記念イベント(片岡物産、朝日新聞)
ハロッズ日本上陸30周年イベント
香りで楽しむアフタヌーンティー(花王)
他にオリジンズ、リプトン、在英日本商工会議所、英国婦人会、ミキモト・アカデミー、ダイナース・クラブなど
著書「英国 とっておきのティープレイスへ」他4冊
雑誌、新聞:「ミセス」「ボン・シック」「家庭画報」「アエラ」「朝日新聞」「読売新聞」他
テレビ出演:NHK「極める!紅茶学」「恋する雑貨」、フジテレビ「ノンストップ!」など
八女茶 星野村の山口孝臣さんの玉露園
福岡からはレンタカーで2時間ほど、八女の星野村に向かいました。
向かった先は今回の訪問先、山口勇製茶さん。
今回はこちらで4代目山口孝臣さんから玉露作りについて学び、更にこれから視野に入れていらっしゃる海外向けの展開について、チームの皆様との意見交換に参加させていただきました。
すごい数の賞状や盾...
19年連続「玉露の部産地賞」を受賞し、令和元年度全国茶品評会にて父・山口豪吉さんが1位(農林水産大臣賞)、息子・孝臣さんの2位(農林水産省生産局長賞)を獲得。日本でも極めて稀な“親子ワンツー受賞”を果たしたというのですから驚きます。
日本茶インストラクターの先輩でもある茶匠孝臣さんは後方で立っていらっしゃる方です。他にはこの素晴らしい玉露を海外に広めるべく集まったブレインの方たちと、意見交換に集まったヨーロッパの国々の方たちがご一緒でした。
素晴らしいお茶には、支援したいと思う方たちがこうして集まるのですね。
チームでデザインされたというこの小さな器、ほとんどお皿ですが、これで淹れるやり方でいただきました。茶葉の量に対してお湯が少ない玉露なので、茶葉が流れこんでくることはありません。
とろりとした玉露は少しずつ舌の上で転がすと、ベルベットのように滑らかな舌触り。下の上にしっかりと重く残り、細胞に染み入るような感覚です。
実は福岡のSABOE HAKATAでお茶を美味しく入れてくださった若い男性は、福岡の大学時代に八女の玉露を飲んで衝撃を受け、お茶の仕事を選んだとお話されていました。玉露にはそのくらいのパワーとインパクトがあります。
山口さんがお作りになる中でも、この「きらり31」で作られたものは希少価値も高く、味も秀逸です。
本当に、茶葉がきらきら光るよう。
店内のこの壺の中にお茶を保存されていたそうです。まず下に炭を入れるのだとか。それで湿気を防ぐためだそうです。
お茶をいただいた後、茶畑に連れて行っていただきました。かなり上りますので眺めが素晴らしい!
茶樹の上に直がけするのではなく、こうしてほとんど小屋のように建てる覆い下園は、手間もかかりますし今では藁が入手困難で、宇治などでも苦慮されています。山口さんのところでは、この藁のためにお米を作られているそうで、刈った稲の藁は畑に残さず集めて乾かして使うとのこと。それだけでもかなり大変です。
この日はあいにく雨で晴れの日のような木漏れ日はありませんがそれでも覆いの下の茶樹たちはどことなく静謐です。
雨が降るとその日摘めないだけでなく、乾くまで翌日も摘めませんから、芽が伸びすぎないことを祈るしかありません
「麻子さん、むちゃくちゃテンションあがってますね」
と言われましたが、はい、テンション上がります。
あまりよく知らない品種ですし、今にも摘んでください!と言わんばかりの茶葉がきらきらしてますし。だいたいが、覆い下茶園なんてそうそう簡単に見られるものではありません。
たっぷり楽しんでから、ご自宅でお昼をご馳走になりました。お弁当の他に、お母様が作ってくださったお料理も並びます。
わらびとセロリの和物がとても新鮮で真似したい。
これはですねえ、里芋が入ったよもぎ団子、ここ星野村のお料理です。中には里芋が丸のまま入っていて、甘くはありません。手作りの柚子胡椒を付けていただきます。すごくお腹が満たされますよ。
冷凍していたという栗、大きい!形が綺麗!
その上美味しい。栗って剥いたり色々大変なのに、こんなにたくさん。あまりに美味しくて、一度ラップにくるんで持って帰りました。
お土産に柚子胡椒もいただきましたが、辛いものが大好きな我が家にはすごく嬉しい!
冷凍して、早速色々使っています。柚子胡椒大好き。
なんだか後半はまた食べ物のことになってしまいましたが(笑)、宇治でしか見たことのなかった玉露をついて、更にまた学ぶことができました。
海外向けプロジェクトも楽しみです。
福岡 お茶を楽しむ創作チャイニーズ「茶郷」へ
私の場合はお茶ですが、そうでなくても何か一つ軸になるものがあると旅は一層楽しくなる気がします。今回はお茶どころ福岡ですからお茶を楽しめて食事も美味しいところを探してみました。
茶郷というお店。入口はこじんまりしていますが素敵です。
中はカウンター中心で、ご主人がお一人で次々お料理を作られているのを見ることができます。
お茶カクテル。いくつかありました。
私は一番右のをオーダー。煎茶を蒸している時の香りがします。
ノンアルコールも面白そうなのでオーダーしました。
店主は日本茶インストラクターさん、多分先輩かな?私が資格取ったのはそれほど昔ではないので。
お料理は、どれもとにかく手が込んでいて、お料理が好きなものとしてはこういうお料理が一番うれしいと思います。もちろん素材も良いのですが、自分ならできない、あるいはしない・・・という手間がかかったものが一番うれしいのではないでしょうか。
ちなみに上のお料理はタイラギと発酵春キャベツ、藤椒です。
花椒油は私もいただいて愛用していますが藤椒油はまた別のもののようです。でもしびれを感じるあの香りはやはり美味しい。
豆花と雲丹。甘いものしかいただいたことがなく、雲丹と一緒は新鮮です。
蝦餃とカシューナッツ。色が金魚のようで可愛い。
何?メニューには土豆焼餅とあります。じゃがいもだったのはわかる。そして上の、膨らんだ丸いものもじゃがいも。どうやってこんな形になるのかは不明・・・・・。
メヒカリの中にですねえ、たしか2つくらいなにかが入っていた。とにかく、すごい、ここまで?というくらいに一筋縄ではいかないものでしたが、書いてこなかったので残念ながら思い出せず。でも下に敷いてあるのはカシューナッツのソースでこれがとっても美味しかった、これは真似できるものならしたい。
こちらはクエと紹興酒。ソースが紹興酒入ですが、それも単に紹興酒が入っていただけではなかった気がする、少し甘みがあるソース。
鹿児島の和牛と麻天唐辛子。
鮑と糯米飯とイクラ。私は糯米で作るちまきとか大好きなのですが、食べ終わるとお腹が重くて胃が下に下がる気がするのでこのくらいが実はちょうどいいのだと実感しました。
甘いものもー、全然手を抜いてなーい。
エッグタルトもお腹空いている時なら10個くらい食べられそうだし、何よりも、見てー、このはりねずみ!
しかも、中の餡が、客家擂茶カスタードなんですよ!
客家擂茶は20種類くらいの穀物、大豆やごまなどをすりつぶしたもので、私は中国にお茶視察に行った時に体験してきました。すりつぶして、小さいお茶碗に入れて、烏龍茶を固めたスティックで混ぜながらいただくと香ばしくてほんのり甘くてとても美味しいものでした。
それをカスタードに混ぜ込んであるお饅頭。
私はあまり餡を食べないので中華まんといえば肉まん一択でしたが、これはぜひまた食べたい!
何なら送ってもらいたい!
でも、店主は割と無口で黙々とお料理を作り、ちょっとこのハリネズミまんを送ってくださいとは言い出せませんでした・・・・・。
もしまた次回があるなら、事前に電話してリクエストしたいわ。
GWはこうして福岡からはじまり、八女の玉露茶園を2つ見学し、有田陶器市に行き、伊万里にも行き、東京戻って翌日から秋田だったのですが、ゆっくり1つずつブログにしているので、書くことが溜まりに溜まっております。
しかもまたすぐに私は単独でイギリスだし。
ゆっくりとお付き合いいただければ嬉しいです。
九州の旅 福岡のSABOE HAKATAでゆっくりお茶時間
スタイリッシュなパッケージは紙製です。
このプラスティックを使わないあたりが、環境に日本より敏感な海外の方にも喜ばれるでしょうね。
オリジナルのブレンドもあります。
そして嬉しいのは、お願いすれば試飲をさせてくださることです。これはとてもありがたいし、珍しい気がします。とりあえず1つ淹れておいて、それを試していただくのではなく、頼んだものをテイストできるところはあまり出会ったことがありません。更に新茶も試飲。
でもまずは二階でお茶をいただいてから決めることにしました。
二階の茶房は、同じ経営なので櫻井焙茶研究所などに共通する雰囲気ですが、より明るくて開放的で寛げました。
お茶はこうして茶葉を見せてくださいます。
コースの最初には、こんな素敵なお茶が供されました。
和紅茶の上にフォームミルク、とても美味しい!
お菓子はこれらの中からひとつ選べます。全部じゃないですよ。
お茶は実に美味しく淹れられていました。
淹れてくださる方は丁寧な所作ですが、とても自然で、お茶を本当に日常的に扱っている方なのがよくわかります。櫻井焙茶研究所だとおしゃべりもなんとなく憚られる時があるのですが、こちらはより寛げましたしカウンターの中でお茶を淹れてくださる方とのお話もとても楽しかったです。
お茶愛を感じました!お茶のお店の評価って、もちろんいろいろなファクターがありますけれど、私の中ではそれがアフタヌーンティーでも、お茶専門店でもどこでも、働く方が本当にお茶についてちゃんと知識があるか、または知りたいと思っていらっしゃるかがとても大きな決め手になります。
HIGASHIYAさんの大好きなデイツのお菓子も出てきました!嬉しい。
とてもリラックスした良い時間を過ごさせていただいた後、下で2種類のお茶を購入。
お店はやや離れた場所でしたのでその理由を伺うと、こちらのお寺が近くにありますから、とのことでしたので行ってみました。
聖福寺。あの栄西禅師が開山された日本で最初の禅寺です。
栄西と言えば、「喫茶養生記」を著したことで有名ですし、宋から茶を持ち帰り、福岡と佐賀の境に位置する背振山に植えたことで知られています。その後、この聖福寺にも茶を植えたとこちらに書いてありました。
この木はその時のものではなく、背振山の石上坊跡の山茶を移植したものだそうです。
もちろんお参りしていきました!