巻き爪・ウオノメ・タコ・むくみ・冷えなど                                      足の痛みや悩みを解消し、身体の土台となる足から100歳まで元気に歩ける身体作りをお手伝いするフットケア専門セラピスト 林です足           プロフィールはこちら

 

今日は回顧録。


元国語教師の方。仮にAさんとします。

目の病気の為、外の光だけでなく

家の光もまぶしく感じるので

いつもカーテンを閉めてうす暗い中で生活されていました。

 

いつまで長生きするか分からないからと

節約されていて、それが今でいう

丁寧な暮らし

シンプルでつつましい生活

という風で、色々な生活術が新鮮で

それをまねして自分の生活にも取り入れさせていただいてました。

今日はどんなことするのかなと

毎週楽しみでした。

 

病院以外はほとんど家から出ないので

私が訪問するときにいつも外の様子をお伝えしていました。

 

春なら 桜が五分咲きですよ

秋なら もみじが色づいてきましたよ

とか・・・

季節の移ろいとか 気温・歩く人の服装

お花や近所のお店の話など

例え行けなくても外の情景を想像できるようにお伝えしていました。

 

そんなことをしていたら、その方が


「林さんは外の風を運んでくる人ね」

と。

 

言われた瞬間、私はその言葉にハッとして

まるでドラマのワンシーンにあるような

顔に風がぱあーっと当たって髪がなびいているような

そんな光景が頭に浮かびました

 

さすが元国語の先生、言葉のチョイスが素敵です。





私にステキな称号を与えてくれたAさんは

老後は趣味の読書で過ごそうと思っていたのに

目が見えなくなって全然読めなくて

得意な書道も手が震えてうまく書けなくて

楽しみがないの

 

と、よく仰っていました。

 

私は、なにかAさんが日々

生活が潤う何かを見つけられたら、

助けになることが出来たらと

考え ご提案させていただいたりしていました。

 

Aさんは骨折をしたことがきっかけで、

急遽系列の施設に移動してしまいました。

私は挨拶する間もなくお別れになってしまってショックだったので、担当のケアマネさんにお願いして、特別に最後のあいさつをするために施設に伺うことを許していただきました。

 

そうしたら、Aさんはすごく喜ばれて

「私たち、仕事上のつながりじゃないから

もう友達よね。

また遊びに来てね」

 

と仰ってくださって・・・

本当にうれしかった

 

反面、介護士と利用者は個人的な付き合いをしてはいけないと決まっているので

、仕事を離れてもお付き合いしても良いのだろうか・・・と、戸惑いました。

 


三か月くらいたった時、行こうかどうしようか迷い


また今度でいいか・・・


って、結局行けずに一年経過。

 



さすがに顔出さないとなと思って電話をかけると

現在使われておりませんのメッセージ。

 

嫌な予感がして、施設に直接問い合わせて聞いたところ

「もうお亡くなりになりました」

と。

びっくりして、いつ頃か聞いてみたら

私が行こうか迷っている時期でした。

 

あの時連絡していれば、もう一度会えたのに・・・・

あんなにまた会いましょうと言ってくれていたのに

 

あの時の笑顔が頭から離れませんでした。

 

また今度なんて、先延ばししてる場合じゃないんだなと

特にご高齢者に対しては、また今度は通用しない

あの時が一番身に染みて感じました。

 


 

また今度はない

 

やれるときにやる

 

 

春から夏に移る季節、枇杷の実がスーパーに並ぶのを見ると、

Aさんがベランダで育てていたな~って

Aさんのことを毎年思い出し、

また今度はないと教えてくださいます。


未だに教えをくださるAさん。

本当にお世話になりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

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