ろくじょうのおとしあな -5ページ目

雨 新宿 泡 見えない、天の川




「目隠しの夜」、終えました。


お客さんも皆目隠し、わたしたちも目隠し
なんだか逃げ場がないような心持ちで
何度か思わず外してしまいました。目隠しを。



朗読というのは、むずかしい。それが心底わかりました。
詩を書くこと自体が自分の頭の中との対話だとすれば
朗読することは、他者との対話なのだと思います。
伝わることば、力を持つことば、
そういうものを発するために、ただ「書く」ということだけでない部分で技術が必要なのだと実感しました。




朗読は、もっとやっていきたいなあと思いました。
ことばで、声で、何ができるのか。
探究していきたいと思います。



聞いて頂いた方、来て頂いた方、本当にありがとうございました。






ろくじょうのおとしあな


ろくじょうのおとしあな


ろくじょうのおとしあな



時間があったので作ってみたフライヤー的なもの。
デザインに関して素人すぎるのはご勘弁頂きたいです。



読んだ作品をweb bookで詩集にまとめました。ので、良かったら。
「目隠しの夜」http://bccks.jp/bcck/107289/info

告知、というか近況報告のようだ。



今週末の土曜日、(七夕!)あるイベントで詩の朗読をします。


詳細。

7/7 @新宿カールモール
「目隠しの夜」
18時Op/18時半St/2000円(1dr付)
【出演者】喉/マスキー/品川明日香X井神沙恵/sad vacation/佐々木恵吾


目隠しをして、音楽や声を聞こうという変わった企画です。
視覚を奪われた状態で、音は声は想像力はどこまで広がっていくんだろう
おもしろい企画だなと思います。


わたしたちの出番は21:10~です。









朗読ははじめてやります。
想像していたよりも、ずっと難しいです。でもずっとおもしろいです。


自分がたとえばブログなんかに書いてきたことばが、声に出した瞬間、思いもよらぬリズムで動き出したりする


今回は、ずっとやってみたかった二人朗読で
ことばを意図的にリズムの中に閉じ込めたり、ループさせたりしているのですが
実際に声に出されたことばには、意図以上のものがあり
詩は音楽だ、
という、知っていたけれど知らなかったことを再認識しているところです。












当日朗読する作品を、web bookで詩集にまとめました。
(以前「とじない」を作ったbccksを利用しました。)
こちら。
http://bccks.jp/bcck/107289/info




一読頂けたら光栄です。
声に出して読んでもらえたらもっと光栄。
当日行けるよって方がいらしたら、至福です。



黒光りする夜の、赤の、


ああとても久しぶりすぎて
しかも素面ではないことも相まって
とても、ふしぎな気さえする、ここに書くことが
でもね、こうして頭の中に言葉が流れ流れ流れ続けることが
私には幸せで とても待ち望んだことで
そう、それだけで生きていけるほどなのよ。









「先ほど降ったばかりの雨が」
なんてことないことばのつぶが
しずかに落ちてくる様を
アルコールの池は待ち受ける
しずかに動き出す様を



あなたの望むことばの力が
どこか遠くへ消えてしまえば
私のことばは消えるのでしょう
そんな甘美なゆめのことばを
言ってくれると期待していた?
言ってくれると期待していた?



あの日に連れて行かれたサイレン
身体にずっと残されていて
見渡すばかりにいつでも夜道は
タクシーばかりが光を流す


見つめているのはいつでも同じ、
ああ、あそこにも赤い光で
くうしゃ くうしゃ くうしゃ くうしゃ
くうしゃくうしゃくうしゃくうしゃくうしゃ




あの日に連れて行かれたサイレン
地下の奥地で紡ぐCm
ピンと張られた糸はそおっと
空虚と未知の間に切れる



知っているの、と言ったそばから
知らないひとが泣いている
だれでもいいの?のあなたに聞けば
あなたもこたえず泣いている



見つめているのはいつでも同じ
ああ、東京のどこの夜にも
知っているの、と言ったそばから
どこまでですかとあなたは問うのです



東京の夜はしずかな河の底
誰もかひとりでしずむ河の底
うたなど小さなあぶくでしかなく
ことばなどさながら、存在しない



あの日に連れて行かれたサイレン
身体にずっと残されて
何年先も何十年先も
夜道は水路と流れ続ける


知っているのと私は征服
知らないふりのあなたは睡眠
すべてはただの、夜の子供なの
タクシーばかりが光を流す



ああ、あそこにも赤い光で
どこまでですかとあなたは問うのです
知っているのと私は答えて
一本道なら歩き続ける




くうしゃ くうしゃ
くうしゃ くうしゃ くうしゃ くうしゃ
くうしゃ くうしゃ くうしゃ くうしゃ
くうしゃくうしゃくうしゃくうしゃくうしゃくうしゃくうしゃくうしゃくうしゃ