近頃は新型コロナウイルスの影響で減便が多くなり、働く日数も少なくなってしまいました。

 

自分の航空会社もかなり影響を受けているのですが、実はある部門は結構忙しいみたいです。

 

それが貨物部門

 

最近は普通の旅客機にお客さんを乗せずに、貨物だけを床下に載せて運航しても清算が取れる時もあり、そのうちのひとつの便を担当しました!

 

お客さんもフライトアテンダントも搭乗しないので、かなり違和感がありましたが、面白い体験もできました。

 

それが、飛行中の飛行機の中を、一番前から後ろまで歩くことです! 

 

長距離となる国際線では、2人以上のパイロットが乗務することがほとんどで、交代で休憩を取ります。大抵の場合は、クルー専用の休憩室で仮眠などをするのですが、空っぽの客室に誘われて散歩してしまいました。

 

その時興味深かったのが、客室での騒音レベルが予想していたのと少し違っていたことです。

 

そこで今回は皆さんに、どこが機内で一番静かだったか、そして予想外に騒音が少なかったところを教えたいと思います!

 

ただし、これは単に自分が感じた騒音で、トイレやギャレーなどの騒音は加味していないので、ご了承ください。

 

それでは!

自分が実際にB787-9のキャビンを数往復して、騒音レベルを色分けしてみた結果がこれです!

 

やはり機内の主な騒音はエンジンから来るので、機首の方へ行くほど静かになり、エンジンの後方になるほどうるさくなります。

 

想定外だったのが、翼の上が本当に静かだったことです!騒音のレベルでは、ビジネスやファーストクラスと同じくらい静かでした!翼がある程度、騒音をブロックしてくれているおかげですね!翼の上でも、特に翼の前の方が静かでした!

 

そして、エンジンのちょっと前のプレミアムエコノミー辺りでは、翼の上より騒音がすこし大きく感じました。騒音をブロックしていた翼がなくなったのと、エンジンの前方もそれなりに騒音を発しているからかもしれませんね。

せっかくお金を出してちょっと贅沢しているのに、騒音という点では翼の上の席の方が静かだった気がします。

 

そして機体の最後尾は、エンジンのすぐ後ろの席よりはいくらか静かだったように思えます。しかし、ここは普段トイレやギャレーが配置されており、それによる騒音も考慮する必要があるかもしれません。

 

いかがでしたか?お金を掛けず静かな旅がしたい方は、翼の上が狙い目です!

また、眠りが浅く、騒音が気になる方はエンジンのすぐ後方は避けた方がよいでしょう。