春日大社直皆殿での
能の鑑賞の後
ホテルでの
身支度のために
戻る道すがらに、大仏殿へ。
昼の部でも涼しかったので
持ってきた長袖を重ねて着て
カメラは置いて、とか
きっと頭にあるのです。
この時、既に。
けれど、沢山の修学旅行生。
昨年までの旅行は中止になった
だろう彼らの先輩たちの事を
思っては、
来られて良かったね、と。
多分、多くは健康で、でも
それ以外の事情はそれぞれ
だろうから、
こうして
ここに来られるのは
当たり前の事ではないよね、
楽しんで帰って、と。
この後、
5月とは思えない涼しさの夜
旅の1番の目的の
興福寺南大門跡での薪能も、
寒くて。
重ねて来た服の中に
ビニール袋を挟み入れたり。
同じように工夫を凝らす
周りの人たちも震えてた。
風が強く、それがまた冷たく、
薪の火の粉を舞い上げると
その炎の暖かさが届く事が
ない事が虚しく思える位よ。
見る前に
鯛焼きだけ食べて
いた私たちも、
幕間には堪らず
コンビニ(多分)に
レインコートを買いに
走った多くの人も、
最後まで観られた人は
どれくらいいたかな。
(明るい時間も、曇り空だったね。)
私たちは
春日龍神、は観るのを諦め
夕飯を食べるために会場を
あとにしたよ。
(とにかく、エネルギー。
奈良の若人に人気だろう
大盛り洋食のお店、大満足。)
(能を昼に1演目、夜に2演目。
狂言を夜に1演目。
夜の最後の能だけ見られず
だけど、満足しての明らめ。)