ルート・ブリュックさん と エルマンノ・オルミさん | あしたうさぎ の 散歩日和 ー と 衣食住、ときどき好きな事。ー

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旧タイトル
あしたうさぎの朝ごはん ー野菜ごはん、ときどき、好きなこと。ー

足りないものを補い身体を整える朝ごはん・・・の事を書いていたけど、2020年から以外の事を書く機会が増えました。写真の著作権は放棄していません。ご使用ご希望の際はご相談下さいね。

 

 

 

 

 

『 ルートブリュック 蝶の軌跡 』

 

 

をこの月曜日に観に行った後、

 

 

 

 

 

 

昨年買ったこの本を開き

 

ブリュックさんの作品を

 

 

大きな人にも

 

もう一度見せてあげました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(映画がとっても良くて、食後のお散歩は

好きなお店を覗きながら歩いているのに

どこか上の空だったかも。それがこの

横断歩道を見つけて気持ちがシャキッ!

でも多分もうすぐこの姿ではなくなる

事自体は全然平気。なんでかな。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最初は撮るつもりでは

 

なかったのだけど。

 

 

 

でも遠景と、

 

 

 

 

「ピース」(作品の一部)だけね。

 

 

 

 

 

 

 


 

いかん!

 

あかん。

 

イコン!!

 

 

 

 

 

 

時代順にまとめて

 

並べられた作品たちを

 

ゆっくりゆっくり巡って

 

ここまで来た時、

 

 

 

「これ好きでしょ?」

 

 

と言われました。

 

 

 

(うん。うん。うん。


   それで結局全体像も撮っちゃう。)

 

 

 

 

 

でも

 

今改めて写真で向き合ってみると

 

この後の作品は

 

 

どれもこれもが私には

 

「イコン」に見えるのです。

 

 

 

 

 (もともと宗教的な作品が多いのだけど)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後の方は

 

黒や白の時代になりました。

 

 

まだ私自身がひよっこ。

 

だけどそれを「おこがましい。」

 

と言われることを

 

怖れず口にするなら

 

 

 

 

年齢を重ねて

 

黒の時代

 

白の時代に

 

入るのはとてもよくわかります。

 

 

 

 

 

ちなみに今日1枚目の写真は

 

その晩年の「白の時代」の中でも

 

まだ「若い」時の作品。

 

 

 

 

 

 

最後の最後は、

 

もうブリュックさん自身が

 

「天に昇る」事を許されているのでは

 

ないかと思うような作品なんですよ。

 

 

 

懸命に目の前の自分の仕事、

 

作品に取り組んだ結果

 

許された形は、

 

 

その人生の「最初」や

 

「走っている時」には

 

想像もつかない。

 

 

 

(1年前の5月に

 

 『かぐや姫のものがたり』の事を

 

 書いた時も同じ事書いている。

 

 表現者の体から情熱だけ残して

 

 脂が抜けたような年齢になった頃に

 

 紡いだ作品が、

 

 私はよっぽど好きなのだな。)

 

 


どの時代の物も素敵だけど


完成、なのだと思われる作品でした。


(実際に私はその最後の白くて

 艶のある水を感じさせる作品群が

 一番好きでした。

 でもだからこそ写真には撮れないの。

 それは絶対に全体を写さなくては

 いけないような性質のものなのでね。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「日と月」。

 

 

予定した通りに2日間、

 

このブルーの麻のパンツを

 

履きました。

 

 

 

これは色が命だから、部屋干し。

 

解いた着物と一緒に今日、

 

アイロンがけもできました。

 

 

 

(骨董市で人の手の温もりや吐息が移って

   いるような『イコン』を探しています。

    規模が大きいから大江戸骨董市に行く時は

 そういうごく小さな物まで全て見ていると

 きりがないのだけど『イコン』

 ・・・聖像・・・は見ています。

 探しているけれどそれは

 一生見つからなくてもいいくらいの

   気持ちで見ています。)

 

 

 



 

そして今日は

 

 

エルマンノ・オルミ 

 

『木靴の樹』を見始めました。

 

 

これもきっと

 

私の「イコン」だと思うのです。

 

 

(この作品時のオルミさんは

 まだとてもお若い。なのに

 とてもそうとは思えない。

 日本にもそういう監督さんが

 いらっしゃるけれどね。)

 

 

 

 

普通の人々の暮らしを

 

映像に収めるだけで

 

なんて美しいのだろう。

 

 

 

 

 

何にも煽られる事なく、

 

ごく自然に手を合わせたくなるような

 

そういう風景のこの映画を

 

予約してどれだけ長い時間

 

待っていたことだろう。


(数が無いみたいです。)

 

 

 

 

 

 

 

 

本当よー。

 

アカン。

 

返したくない。

 

 

そして

 

『ポー川のひかり』

 

もう一度観られないものかな。