ネパール人の夫と結婚してからも、

私はずーっと働いてる。


お給料をもらって働いている。


そんな私をネパールの夫の親戚や友だちは、

「かわいそう」と気の毒がってくれる。


そして、


「ネパールだったら、そんなに働かなくて

よかったのに。ネパールに移住したら

いいよ」

と、色んなネパールの人に言われてきた。


先日も夫の友だちがネパールから来て、


「日本はキレイで便利だけど、

人生を楽しめるのは日本じゃなく、

ネパールだよ。日本人は仕事に

縛られ過ぎだよ」


と、言ってネパールに帰った。



その時は、夫の友だちに何も言い返す

ことができずモヤモヤした気持ち

だけが残っていた。


しかし、とある新進気鋭の企業の

日本人女性CEOのインタビュー記事に、


「働くとは他者と社会と向き合いながら

人間を磨くこと」


と、言う事が書いてあり


あ〜この感覚だよな、とピタッと

きた。


つまり、私の知る大多数のネパールの人には、

この感覚を理解してもらうことが

できないのだ。


夫にこの話をすると、


「そうだなぁ、ネパールはまだまだ貧しい

から、お金のために働くっていう人が

ほとんどだと思う。日本みたいに周りの

人を喜ばしたり、楽にするために働くって

まだまだネパールでは理解されないよなぁ」


と説明してくれた。


でも、夏休みが1ヶ月近くある海外の

生活が羨ましく思える時もあるよなぁ😆

covid19問題が過ぎ去りボチボチと

我が家を訪れてくれるお客さんも

以前のように増えてきた。


日本語を話すお客さん

英語を話すお客さん

ネパール語を話すお客さん


その都度の集まるメンバーで、

会話の言語が変わる。


そして、私は気がついた。


夫の日本語力

私のネパール語力


が落ちている😱


どうしてこんなことになったのか

考えてみた。


covid19の流行で私達は3年程度

プライベートでの人との関わりを避けて、

2人だけの会話を続けてきた。


その中で、お互いが使いやすい日本語や、

ネパール語を混ぜた私達にしか、

理解できない会話を続けてきたことを

改めて反省。


その結果、語彙が増えず変な言葉の

使い方が身に付き夫は日本語、

私はネパール語の聞き取りも、会話も

covid以前ほどできなくなってしまっていたのだ。


これはマズイと最近は、お互いに

言語を混ぜずに話をすることにした。


やはり、言語は語彙数を増やさな

ければ上達しないよなぁ。


夫の目標は、

鬼滅の刃を観に行くことらしい。







先日、スリランカのお土産で、


ドドル


を頂いた。


ドドルとはスリランカのお菓子で

米粉、ココナッツミルク、

ヤシ砂糖やカルダモン、カシューナッツ

などで作られたお菓子。

食感はういろうな感じだが、

日本にはない味。


ネパール人の夫は

今まで食べたことがない味と

言って興味深そうに食べていた。


調べてみると、スリランカの

ドドルはインドネシアの移民がスリランカに

持ち込んだお菓子とか。


ドドルのおかげで

暫しの間、懐かしいスリランカ時代に

タイムスリップすることができた。


協力隊の派遣がネパールから

スリランカに変更になり

落ち込んだ時もあったが、

そのおかげで出会えた人々や、

味わえた経験があり、

今では感謝しかない。