内気な兄と陽気な学習障害の弟
それぞれに不登校な兄弟と過ごす
穏やかな日常の記録です
元医療職から起業して現在は在宅自営業。
詳しい自己紹介はコチラ
* * * * *
不登校になる原因やきっかけについて、
もちろん親は関係ないケースもたくさん
あると思うんですが、残念ながら我が家は
完全に親子の関係が影響していました。
長男が不登校になり、専門のカウセリングを
受けて発覚したこと。
それは…
私たち両親が日常的にネガティブな発言を
しないことが原因で、長男が無意識に
ネガティブな感情を抑え込んでしまっていた、
という衝撃の事実でした。
「学校が不安」
「あの子が怖い」
「こんな嫌なことがあった」
彼は、言いたくても言えなかった。
言っちゃいけないと、無意識に思っていた
のでしょう。
父親も母親も、家で悪口を言わないし
ネガティブな発言もしないので、彼自身の
ネガティブな感情を出せずに自分の中に
溜め込んでしまい、吐き出せていなかった
のです。
そこでカウンセラーさんに提案されたことは
「ご両親がネガティブになったふりをして下さい」。
・人の悪口を言ってください。
・仕事の愚痴を言ってください。
・嫌いな人について話してください。
聞いた時はびっくりしました。
私たちは2人ともネガティブな発言を意識的に
避けているというよりも、そんなことを言う
発想も習慣も無くて(子どもが生まれる前から
人の噂話も興味ないし、言っても仕方ないので
愚痴も言わない。夫婦喧嘩もほぼない夫婦でした)。
初めはめちゃくちゃ戸惑いました。
だけど、私たちがふだんネガティブな発言を
しないせいで長男もネガティブな感情を出せて
いないという話は「確かにそうかもしれない」
と納得のいくものでもあったのです。
目から鱗だったけど!!
そこで、あえてテレビを見ながら芸能人の悪口を
言ってみたり、失敗したことを愚痴ってみたり、
子供の頃嫌いだった子の話をしてみることに
しました。
すると…
本当に長男の口から不安な気持ち、苦手なことへの
気持ち、ネガティブな感情がポツリポツリと出てくる
ようになったのです
無意識だったとはいえ、長男が安心して愚痴を言えない
家庭環境を作ってしまっていたとは…。
以来、我が家では敢えて「嫌だったこと」
「残念だったこと」「落ち込んだこと」など、
ネガティブな話題をはなすようにしています。
今は長男も、不安なことや嫌なことを溜めずに
日常的に吐き出してくれるようになりました。
大人はネガティブな感情を自分の中で処理したり
お酒で発散(笑)したりできるけど、子どもはまだ
そんなすべを持たないですもんね。
ネガティブな感情を押し込まないこと。
ちゃんと吐き出させてあげること。
長男の不登校がきっかけで学んだ、
大切なことの一つです。
🌿
長男が小5で不登校になり、9ヶ月かけて登校
できるようになるまでのプロセスを、7万文字の
記事「不登校の海」にまとめました。
この投稿は、数あるエピソードの一つです。
また今回、新たに次男が学習障害から不登校に
なったことや中学に入ってからの長男の取り組み
について、新たに追記しました。
これまで有料で公開していましたが、3月25日から
4月8日までの春休み期間中、無料で公開しています。
↓↓↓
https://resast.jp/subscribe/235201
ㅤ
進級進学を控えたこの時期に、同じような境遇にいる方の不安が少しでも軽くなるよう、お役に立てればと思います。
ㅤ
ㅤ
どうか必要な方に届きますように。
人気記事はコチラ
#不登校 #不登校の親 #付き添い登校
#インスタ講座 #ビジネスの仕組み化 #副業