ジンブレードは、方向転換する際に最速で動けるやり方ということで、運動学者の高岡英男先生が提唱しています。
基本的な理論については、↓を読んでいただければと思います。
日本で一般的に行われているポールスラロームは、↓のような感じだと思います。決して貶しているのではなく、99%がこういうやり方だと思います。
外足で踏ん張ることや、素早くポールを回ることなどがアドバイスされることが多いと思います。
ただ、まったく違った原理でやっている人もいます。
↓です。
パッと見ただけで、明らかに動きの「質」が違うのがわかるかと思います。
なぜそうなのかの理屈は、上記した私の以前のブログを読んでいただければと思います。
簡単にいえば、ジンブレードを(無意識にでも)使える人というのは、野生動物の走り方の感覚をわかっている人だと思います。
↓のチーターのような走りです。
トトンと足を着きながら身体を丸め、その後一気に跳躍します。
話を転換したいと思います。
練習についての考え方です。
上記のようなポールスラロームをやるにしても、身体操作の観点から不合理なやり方でやれば、むしろ悪い習慣がつき、パフォーマンスは落ちるでしょう。
ですが、ジンブレードの原理をわかった上で指導したら、動きの質が劇的に変わります。
そういった意味では、私は正解かはわかりませんが、サッカーの技術戦術では、自分なりの「教科書」みたいなものがあります。
一例では↓のようなものです。
サッカーブログを書くようになって、ずいぶん多くの人のブログを読みました。
おかげさまで、発見がたくさんありました。
最も印象深いのは「利き足指導」でしょうか。
私はブログ上で読むまで、利き足指導というものを知りませんでした。
そして確かにドリブルではメッシやマラドーナは利き足だなと思いました。そういう観点では考えてこなかったので新鮮だったのです。
そういう興味から、逆に両足重視の元興国高校監督の内野さんの考えを深く調べたりして、自分の中では非常に有意義でした。
ときには感情的にもなりましたが、結局私に残ったのは「こういう観点では両足、こういう観点では利き足で練習した方がいい」という収穫でした。
そう考えると、そのときは不快でも、ブログ上でサッカーについて論争するのは実は素晴らしい学びだと思います。
ただやはり、信念はいいんでしょうけど信仰は良くない気がしています。
人は「俺は10年前と言っていることは変わっていない」ということを誇りたがりますが、むしろそれは進歩がないということでしょう。
万一10年後生きていてコーチをやっていたとします。
そのときに例えば全く信念が変わっていたとしたら「小学生低学年のうちはパスを徹底的にやります。10年前と言っていることが違う?そうなんですよ、私は成長したんです!」と、胸を張って言えればいいと思います(笑)。