装いコンシェルジュ 麻日奈 芽実です。
月輝会 については、従来プライベートブログ でのみアップしておりましたが、
今回はワタクシが幹事を務めさせて頂きましたので、
こちらでも記録させて頂きますね♪
プライベートブログ では先にアップしておりますので、
既にご覧の方はスルーして下さいませ。
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毎月第1木曜日に開催されている月輝会
8月4日は、ワタクシが幹事でございました。
幹事の仕事は1時間の勉強会のスピーカーと、会場の手配、連絡、案内、人数確認など。
素晴らしい事務局のこちらの方 が細やかにフォローして下さり、本当に助かりました
当日の模様については、既にブログやfacebookでたくさんの方がアップして下さっていますが、改めまして幹事のワタクシも防備録としてレポートさせて頂きたいと思います!
***************会場は初台の
イタリア料理 レストラン マエストロ
やはり、頼れる事務局の大石 さんにご紹介頂きました。
3面の大きな窓から光が差し込む美しいレストランです。
マエストロは、イタリア語で「指揮者」を意味するだけあって、オペラ鑑賞や観劇に訪れる人々で溢れる新国立劇場内3Fにあります。
当日は公演がないということで、贅沢にも月輝会 で貸切させて頂きました
この日の出席者は50名ということで、山田支配人とご相談の上、
プロジェクターのチェックもPC持参で事前に確認に行った時 からマエストロの
山田支配人にとってもお世話になりました(*^▽^*)
さらにギリギリに資料を手直ししたので、皆様に配布した簡単なレジュメは、
当日マエストロでコピーして頂いたんものなんです
用紙が普通の白いものでなかったのは、そのためです(^^ゞ
(山田支配人、お手数をおかけして申し訳ありませんでした)
今回は、ぜひ皆様にリラックスして頂きたくてアルコールも含めた各種ドリンクを
この日のテーマは、「おしゃれで楽しむ人生」
事前にどんな内容が良いかを世話人代表の阪田浩子さん始め数名に伺ったところ、1時間でのHow toよりワタクシの今までの人生が聞きたいと言う有難いお言葉を頂戴してしまいました(;´▽`A``
そこで、ささやかながらワタクシの今までの人生とおしゃれの関わりのお話を主軸に、山あり谷ありの面白い人生をお話することに
おしゃれから離れれば、さらに面白いレアネタは尽きないのですが(笑)
あまりに話が逸れても長い人生まとまらないので、ほどほどに( ´艸`)
お仕事で遅れるご連絡を頂いていた方もありましたから、19:08に開始。
子どもの頃から両親と母方の祖母というワタクシの人生に欠かせない人達から
受け継いだギフトや、おしゃれを含めて家族との想い出など。
この日も被りものをつけておりますが(笑)
被りもの好きは母の影響です!
娘時代は、四国から船で祖母と神戸にお帽子買いに言っていた母。
ワタクシは生まれた頃から被りもの必須でした(´0ノ`*)
どんだけ被りもの好きかはキリがないので、1歳~3歳に絞った写真だけにして
こちらのようなスライドを3枚に渡ってご披露。
楽しかった1973年から2年間のパリでの生活では、おしゃれ三昧!!
そして、帰国したのは東京ではなく関西。
すぐに母が発病して1年間の入退院を繰り返しワタクシが15歳の時に亡くなります。
その日から、ワタクシの人生で最も辛い闇の中のような高校生活が始まりました。
今思い出しても胸が詰まることがたくさんあり、優しい皆様の前で思わず涙が
こぼれそうになったので・・・・・すぐに笑いに切り替えました(^^ゞ
大学になって環境が変わることで、ようやく気持ちも切り替え。
1980年代は女子大生ブームの到来。
良くも悪くも恩恵を受けまくりの4年間でした。
ファッション誌を始めとした読者モデルとして掲載された中から、
倉庫で眠っていた掲載誌を何十年ぶりかで引っ張り出しました~(^▽^;)
1970年代はオイルショックによる不況もありましたが、着実に高度成長を遂げた
80年代の日本の景気は空前の盛況、バブルです。
ソニー、松下のハリウッド映画会社、三菱地所のNYロックフェラーセンターといった買収も世界を賑わせ、日本は世界屈指の経済大国へ成長。
大量生産と消費の定着後は、皆と同じではなく、ライフスタイルや価値観に基づいた違うモノを欲しがるポストモダンと言われる状況へと変化します。
従って、80年代のファッションの変遷はめまぐるしかったです
ファッションが好きな人にとっては楽しいけれど、無駄遣いの多い困った時代だったかもしれません。
そんな時代背景と共にファッションのお話も。
そして、引き続き華やかな80年代の会社員時代。
企業メセナも活発で、文化芸術事業に恵まれていたお話も少し。
1990年代になってようやく東京に戻ったワタクシ。
時間の関係でお話できなかった面白ネタが90年代もたくさんありました(笑)
その後、母方の祖母の痴呆が発病。
進行は少しずつでしたが、頭の良い人がだんだんと壊れて、子供のようになって行くのを見守るのは、大変辛いものがありました。
また、ワタクシ自身も結婚、離婚、やがて祖母の逝去・・・とまたもやめまぐるしい中で20世紀を終えました。
そんな怒涛の日々でも、いつも心がけていたのは笑顔と美しい装い。
例え疲れていても、ストレスがマックスでも、美しい装いをする。
好きなモノを身につける、キレイなモノを身につける、美しい靴を履く、お気に入りのバッグを持つ、髪をキレイに整える、肌を美しく保つ、そんなことの一つ一つが自分のバランスを保ってくれました。
服装がすべてではありませんが、すさんだ気持ちが服装に表れることもあります。
だとしたら、逆に服装を整えることで気持ちをアップすることもできるとワタクシは思っています。
整形でもしない限り顔の造作は大きく変わりませんが、せっかく女性に生まれたのですから、適度なメイクで顔を整えるのも、ヘアスタイルを整えるのも、服装を整えるのも楽しんで頂きたいと思います。
最後におしゃれが苦手な方へ、ちょっとしたお買物とコーディネートのヒントのお話をしました。
締めくくりは、大変僭越ながら、ワタクシのオフィシャルブログ にある【おしゃれの信条 おしゃれ三ヵ条】 と通ずることを、去る7月12日の朝日新聞に掲載されていた元KENZOデザイナー高田賢三さんがインタビュー記事でおっしゃっていたので、一部抜粋してご紹介。
「装いは人間の生活の一部で食べることと同じ。
年齢とは関係ない。
生活の中で装いを大事に考えることは、生きる上でもとても大切な自己表現の一つであると思います。
自分の個性が人から見られるということで緊張感が生まれる。
それが精神的、体力的なハリに繋がるんです。
(中略)
だから、年をとっても装うことを楽しんで欲しい。
(後略)」
どうぞ皆様もせっかく女性に生まれたのですから、男性以上にいくつになってもおしゃれを、装うことを楽しんで人生を豊かにして頂きたいと思います。
お話は61分間で無事終了。
かけ足になりましたが、1時間の予定をほぼ厳守
皆様が泣いたり、笑ったり、共感したり・・・と支えて下さって
とても嬉しかったです
おしゃれで楽しむ人生についてお話させて頂きました@月輝会(後半) へ続きます♪