入院中~慢性骨髄性白血病、断定。~ | 白血病だって100まで生きてやる。

白血病だって100まで生きてやる。

21歳で慢性骨髄性白血病と診断され、2年以内に分子遺伝的寛解達成!
留学先で風邪で入院し、採血したらまさかの白血球26倍(26万個)。
すぐにマルク(骨髄穿刺)でその日のうちにたった一人で外国語で病名告知されました。

◎ここまでのあらすじ◎

~転院→入院~

[↓これらの記事↓]
火曜・水曜

月曜・診断(CMLの疑い)

月曜・マルク

日曜

転院

の続きです。



この日は、改めて、確実な診断結果を聞く予定でした。



朝…、


今まで抑えてた不安な気持ちがMAXになり、

やっぱり


個室で

家族と一緒に

ちゃんと説明を


聞きたい。


と思い。


通訳さんは、今日は別の用事でこないことになってたし…




どうしよう!?


というか、慢性骨髄じゃなかったら…?


もう一人で聞けないよ!



とまたまたパニックになり…、



パソコンを開いてみると、

去年の交換留学の先輩がチャット開いていたので


「先輩!! 今日、医者から診断されるかもしれないんです。

でも私、もう一人で聞くの怖いんです!! どうしよう…」


とダダダーーーッと書いたら。


「一人で聞く必要なんかないよ^^ 親来てからでも」


と言われ。


そうだ。

そうだよな。


そうだすよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


と思い、すぐ通訳さんに電話。


「私、診断、家族で聞きたいです!」


すると、


「今日仕事終わってから行くから。そしたら医者と一緒に聞こう」


ということで


ホッとし、

またまた来てくれた友達としゃべったり、

遊んだりしてたら…



はじめてみた、


怖い


とにかく怖い


というか怖い



世界史の「軍人」みたいな肖像画の人

(ナポレオンとかでなく、XX何世みたいな、怖いやつ)


が来て


そのとき、私は、向こうの大学に勤めている日本人の教授と一緒にいたのですが


またまた


「ヤダヤダ~、聞かないもんーーーーー(´□`。)」


とか甘えてたら


「新しい薬の説明だって」


と言われ

しゃあないので、

病室じゃなかったらいいよっつったら

いつもの娯楽室に行くことになり…。


その間、




「グリベック来い」

「グリベック来い」

「グリベック来い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


とひたすら念じていたところ

(注: グリベック…慢性骨髄性白血病の治療薬 詳しくはこの記事参照ください(-ω-) )




またまた


開口一番



「慢性骨髄性白血病でした。」




って



え゛?

ゴルァ



え゛?


え?


え?


私: 「先生(←日本人教授)、今こいつ、慢性の白血病っつったよね」

教授: 「…言っちゃったね。先生(←その無駄に怖ェエ医師)。」





そのとき、


ほんの数分、


頭が真っ白になったけど、

いろんなことを考えました。



まず白血病…、


骨髄移植…、


もう献血ができない…、


私の人生そんなに長くないかもしれない…、


これからいろんな困難があるかもしれない…、


グリベック飲んでても、一生"健康"にはなれないのかもしれない…、

(献血はもうできなくなっちゃったので)


副作用…、


就職活動…、


これから、

これから、

これから、






でも



今度は前とは違って、しっくり納得することができました。




入院していたことで、より自分が周りの人と似ていた気がしたんです。


そして、友達とも違う気がした。


自分で、明らかに、なんらかの病気だってことを認識した(できた)。



不安はたくさんあるけど、


これが現実なんや、

事実なんや。




と、あれだけ不信に思ってた、ここの医者軍団の一人が言ったことを

(しかもコワモテやし

笑わないし

表情変えないし

今こうやって私が考えてる間もたんたんとグリベックのこと言うし)



私は今、素直に理解することができた…。




そしてなぜか、ホッとしました。


病気が分かった。





結局その医者は


「慢性骨髄性白血病です」

「今日の夜から、内服でグリベック出しときますから」



二言しか言わず


ものの2~3分で




去っていった…



(多分私のこの記事(マルク) とかこの記事(プレ申告)

状況を会議した上でこいつ(無表情・口下手)が選出されたのでせう…。)


(あと、こいつこいつゆってすいません。こいつ様ですね。←)




というわけで、

私は、病気の説明もされてなければグリベックの説明もされておらず…、


グレープフルーツなどつゆ知らず、

↑グリベック服用するならグレープフルーツは厳禁だそうです~

↑という事実を、CMLの人のブログで初めて知った…(´_`。)



この日の晩からグリベックを飲むことになったのでした。




う~ん、


告知って、前もちらっと書いたけど、

やっぱり



医師「残念ですが、白血病でした。」


母「…!」


父「そんな…!」


娘 (絶句)


父「む…、娘は助かるんですか?助かるんですよね!?」



を個室で、ちゃんとした雰囲気で、

ホワイトボードの説明付きで聞きたかったな…


あまりにもあっさり。


多分、日本一あっさり、白血病申告されたんじゃないかなーーー


なんて思ってます。



私は、マルクと、最初の申告、そして就活で何か言われた以外、


病気が理由で泣いたことはありません(多分



もしかしたら、今もタシグナに甘えて、

忘れてたり、ちゃんとCMLだってこと認識していないのかもしれません。



でも、


たまに副作用で目に見えるようなものが出たり、

ショッピングセンターで献血を勧められたり、

風邪ひいたら、大きな病院にかかったり


となると…



「そっか。私、CMLだもんね…」


と思います。


ちなみに献血断るのは、至難の業です(´_`。)


自分が、輸血しているので


「すみません」

なんて言って無視できないし

かといえ

「実は白血病で…」

と言うのもね~


なんで


「私、今病院通ってるのでまたの機会に^^」


って言ってます。


話脱線しました。

戻して。



次からは退院に向けて書きます。


退院はもうすぐそこだ(*^∀^*)

がんばれあの頃のわたし~笑