入院中~恐怖のマルク編~ | 白血病だって100まで生きてやる。

白血病だって100まで生きてやる。

21歳で慢性骨髄性白血病と診断され、2年以内に分子遺伝的寛解達成!
留学先で風邪で入院し、採血したらまさかの白血球26倍(26万個)。
すぐにマルク(骨髄穿刺)でその日のうちにたった一人で外国語で病名告知されました。

今日は白血病最初の試練・マルクについてお伝えしようかと思います。


うっわ~あせる

これ最大のトラウマなんですよね(;´Д`)


が書く!!

(今回の記事、結構重くて暗いかもしれません。

なんせ、骨髄穿刺×私の心理状態なんで…)


さ~て

前回までのあるくさんは?ww


転院

カーテンがねぇ!

採血約20本!?

金髪ブルーアイ美女ナースぞろい(でもみんなピアスあけすぎ~


でした。


いやむしろ、看護師さんにはそれほど触れてないっすねww

ちなみに、お母さんが着いてから、

何度か帰国までに通院したんですが。


髪の毛赤くてショートカットで、口も鼻もまゆも耳もピアスだらけ!

の看護師さんがいて、

ウチのお母さん、絶対全力で引いてましたwww



そして。


日曜日、

結局私は、採血し、なんや分からん薬を出され

怖い医者に


「ペーラペラペラペラペラペラリ。」


とロボット語ロボット(いや、外国語なんだが)を言われ


「え?(・_・;)」


と言ったら、


ジェスチャー付きで


「頭痛くなる。目、見えなくなる。変になる。ナースコール押せ」


と言われ、

「え…?私目見えなくなるの?なんで?そんな病気なの?」

と思い、


すごい恐怖を覚える。

(いや、今思えば、すごい貧血だったから、倒れる前に押せってことだったんだろうけどね。)


それで

着替えや荷物を日本人の通訳さんに持ってきてもらい。


1階にスーパーがあるから

(ここの病院は、1階にスタバ・スーパー・花屋・パン屋・美容室・ピザ屋などがあった←すげー)


「ジュースとかほしい!買いに行ってもいいでしょーーっ。」


とナースに聞いたら


「NO!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


…またかい(´;ω;`)。


いやこのとき、私本当に、

倒れてもおかしくなかったらしい。


しかも

ちょーとトイレ行くだけで、

両側のおばさんズが


「どこ行くのっ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

すでに疑問形じゃない(´Д`;)


って…

もう本当に牢獄でしたね。。。


(でも最後までこのおばさんズは私のママ代行、みたいな感じだったww

今も元気にしているといいな♪

いや絶対すごい根性だったから生きてるハズww)


それからだんだん気持ちが暗くなってきて、

夜も一睡もできませんでした。


パソコンを持ってきてもらったのですが、

インターネットも、平日でないと、パスワードが入手できないとのこと。


そしてカーテンがないので、

夜は10時にムリヤリ消灯(T_T)


大学生が10時に寝れるかぁあああああパンチ!


…しかも


両側のおばさんズむちゃむちゃイビキうるせぇええええええあせる



もうー!

寝れんし!


とイライラし、

ロビーでムッスーとしてると


ナースに

「なぜ寝ないのか」

「あなたは横にならなくてはだめだ」

「起きていてはいけない」

って言われ…


「なんだよー!もうっ!」


と結局ベッドに戻ったのでした…


でもなんかこの日、スタバに行って、

無線ランで親や先生、友達とスカイプで電話した記憶が…

この日だったと思うんだけどな。


確か、日本人医師の先生と一緒なら…って許可もらった気がする。



そして



ですよ…




朝の診察。


熱はかって、血圧やって。

採血して。



したらすごい数の医者がバラバラきて…


これが一番嫌いだったしょぼん


医者一番偉い人1人と、連れが3人、そして医大生か研修医みたいなんが、

総勢10人(ノ_-。)


多分、ナース含めて、20人くらい来た。

日本は、医者とナースの二人くらいですし。。。

なんでこんなワサワサくるのー

こんな狭い病室にーーー(むしろ入りきってなかったけど


そして


それが怖くて、


逃げた。


したら


即効捕まった。


通訳の人に

「今から骨髄穿刺するって」


って言われて

怖くなって

泣いた。


一緒に説明書解読した。

けど、リスクの欄が、怖すぎて泣けた。


泣いて、泣いて、とまらなくなって、

もう嗚咽だかなんだか分からなくなって、

頭おかしくなって、


気づいたら泣き喚いてた。。。


気づいたら、おばさんズがいなくなってて、

骨髄穿刺の準備が行われてた。

(病室で←)


あんであんなに人がいるの?

なんでここでするの?

日本でしちゃだめなの?


私、何の病気なの??


狂って泣いてたら、

精神安定剤渡された。。。


ナースが心配顔で

「これはセラピーだから。心が落ち着くから。」


って言われて、

「もうただでさえ、ワケの分からない薬昨日から飲まされてるのに、もう飲めないよ!」

「眠らされる!」

「それで起きなかったらどうしよう」


って思ってしまって、

飲めなかった。


今思えば

向こうで医者ズが

「はぁ~。。。。早くしてくれよ~」

って思ってただろうが、全く目に入らなかった…

(ホント申し訳ない。。。外国ってだけで不安で仕方なかったんです…


仕方ないので、

ナース・医者・通訳さんは、

日本の母親に国際電話をかけ、説得する方法に出た。


「お母さん!今から骨髄穿刺するって言う!!もう無理や、帰りたい。早く日本帰りたいーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


「ごめんな、ごめんごめん、でも頑張ってそれだけして。な?」


「なんか変な薬飲めっていう。これ絶対睡眠薬!精神安定剤!怖いよ。怖いよーーーー」


と訴えた。

けど、母親が泣きながら謝るため、

なんか逆に迷惑かけて申し訳ない気持ちになり、

少し勇気を出そうと思って、あいまいなまま電話を切った。


私は、骨髄穿刺も怖かったけど、

多分心のどこかで"自分は白血病かもしれない"と思ってて

(私の部屋と隣の部屋は私以外全員白血病だったため)

骨髄穿刺をしたら、その真実が分かってしまうと思って、

そしたら余計帰国できなくなるんじゃと思って、


どうしてもできなかったんだと思う。


医者が

「全身麻酔でする?」

と提案してきて


目が覚めなかったら怖い、どうしよう


というのと


こんなときでも私は


「これから骨髄穿刺何回もすることになるかもしれないから、痛みを知っておきたい」


という謎の好奇心(こんなときまで…)があって、

ヤダヤダやだやだ~~~


っと言い続けてきたけど、


心の中で小さく


「絶対こいつら諦める気ないわ…、やるしかねぇ!」


と思い、

まずそのセラピーとやらの薬を飲んだ。


したら、いきなり

「ひっく、ひっく」という

嗚咽がスーーーーッと消え、


改めて


「この薬やべぇ。。。。。。。。。。。。。」


と思った。


泣きながら、ベッドに寝た。


寝たけど

「怖いよー!!怖いよーーーーーーーー」

と連発してたと思う。


骨髄穿刺をする前に、

周りのおばさんズにどんなふうなのか、

どんな痛いのか聞いたけど、


みんなむっちゃなれすぎてて、

ちょ~~~冷静に言われた。


「麻酔して、本番の針はあまり痛くないよ。血を取るとき"ウッ"てなるよ」

とか

「胸か腰だけど、胸のほうが痛くないよ」

とか。


私は結局腰からしたのだが、後から思えば、絶対見えない腰でよかったと思う。


…そして、


「麻酔するよ」

と言われ、


「ぎゃあああああああっ」


と麻酔した。

もうこっから記憶があやふやなのだが、


なんか結局、痛かったか痛くなかったかは分からない汗(すいません


麻酔は、まあ痛かったと思う。

ただ本番の針は、刺すときは痛かったか覚えてないけど、


刺した!


ってのは感じられて、

気持ち悪かった。


もうここらへんくらいから、

「もう帰りたい!日本でしたい!(←もう遅い) 早くして!日本帰りたい!

もう嫌やぁあああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


と絶対病棟中に響き渡る声で泣いてた。


あのとき抗がん剤やってた人、ほんと申し訳ない。。。

(ただ、こんとき、隣の部屋でおばさんズが笑ってんのが聞こえた)


っていうか病室でやるなよwwwwww


確かに、血を抜くときは、

人生で一番気持ち悪かった。


「う゛えっ。」


って言った気がする。

しかもちょっと吐いた…。


しかも、今思えば、絶対これやったの研修医な気がする。。。

(そして未だに上手かったかどうかが分からない。)



しかも、この刺してるの、絶対10分~15分はかかってた。

抜いてるとき、


「あと何分!! あと何分!?」


って聞きまくってたし、


「もう早く早くはやくぅぅううううう。」


って言ってた気がする。



そして

終わって、

一瞬にして、みんな去ってった。


あたしはこれまた美女ナースにでかい絆創膏貼られて、

砂袋みたいなん載せられて、


「ひっく。ひっく。」


してた。


ナースが半笑いで

「そんなに痛かったぁ?」

って聞いてきて、

おばさんズが

「良かったねぇえ~、終わって」

ってナデナデしてハグしてくれた。泣。


昨日いびきうるさかったけど、許す。(←いやむしろあたしの泣き声のが絶対うるさかった…


そして終わった後の一言。

「言うほど痛くなかったかもしんねぇ。」


って、おいおいおいおい。。。



なんか、これ最近、マルクした人のブログ読むと、

みんな泣いてないのが不思議でした。ヾ( ̄0 ̄;ノ


「嘘ぉ!みんな強ぇえええええ」

って。

絶対私が痛がりすぎただけなんやろな。。。

やっぱこれしたら病気発覚してまう→帰国できんくなるって考えてしまってたからかな。


もう全力でぎゃあぎゃあ言ったしなー。


でも後から、ナースさんに

「子供よりはマシだった」

と言われた。。。


そうでしたか…


いやはや、あんなに引きずって本当に申し訳ない。

マルク経験者は絶対この記事読んで

「ここまで泣くかあ!?」と思ったことだろう…あせる


しかも、何回も周りに

「20歳なのに」

と言われまくった(-ω-;)


いやー。もう。もうね。


でも怖かったんだよ~。

せめて病室でマルクはやめてください…


防音室希望…

でもあんだけ泣いたらやる側もやりづらかっただろうな。


その後、砂袋で止血しているあいだに、

み~んな私のこと見に来て、笑ってた。


ここの病棟、そういえばおばちゃんばっかだったんだよなー。


若い人はナースくらいだったし、

最年少は絶対ウチやったし。


それで私は

今度の回診のとき、午前の骨髄穿刺のことを謝ろうと思ってた。

けど、午後、さらに私にカミナリが落下することになった。


意識が飛んで、また頭がおかしくなりそうだった。


今までの人生で一番辛かった日。

絶対忘れない月曜日。


続きます。