皆さま、こんにちは!
今から10年前のこと。
当時はJR牟岐線の中間駅だった
阿波海南(あわかいなん)駅を訪れました。
当時の阿波海南駅の訪問記もチェックくださいませ。
「中間駅だった…」と過去形で書いたのには
理由がありまして…
令和3年12月、
それまで海部駅‐甲浦駅間を結んでいた阿佐海岸鉄道で
DMVが運行を開始。
DMVは牟岐線・阿波海南駅から乗り入れることから
阿波海南駅‐海部駅間が阿佐海岸鉄道に移管されたのです。
そんな経緯から、阿波海南駅は2年前より
JR牟岐線の終点に変わったのでした。
ちなみにDMVとは「デュアル モード ビーグル」の略で
線路と道路の双方が走行可能な専用バスのこと。
DMV自体は世界各国で研究が進められましたが、
定期便として実用化されたのは阿佐海岸鉄道が世界初で
その構造を生かし、
阿波海南文化村~阿波海南駅←(DMV区間)→甲浦駅
~道の駅とろむ(室戸岬)間で運行されてるのです。
鉄道時代だった頃に訪れたことがある自分。
当時と比べどんな変化があったのか、
ずっと気になっていたのですよね。
徳島駅前のホテルに宿泊して
翌日、牟岐線経由で阿波海南駅に向かおうと
企てながら時刻表を見たところ、
早朝5時31分発の列車を逃すと
次の直通列車は4時間後までないことが発覚。
眠い目を擦りながら
早朝の徳島駅にやってきました。
徳島駅から阿波海南駅までの所要時間は
2時間半近くもあったはずなのに、
ほぼほぼ寝ちゃっていたワタクシ。
年寄りなもんで申し訳ない。
10年ぶりの阿波海南駅に到着~!
朝8時05分に阿波海南駅に到着するこの列車は
通学時間帯にどんぴしゃなせいか、
大勢の高校生が下車してました。
この先に県立海部高校があるので
そこの生徒さんたちで間違いないでしょうね。
駅が静まり返った所で
阿波海南駅の観察を始めましょう。
まずはJR駅の全景からです。
バリアフリー化を目的にした改装が
割と最近の平成20年に施されていたためか、
大きな変化は見つけられませんでした。
変わったのは、ホームの上屋が
ベージュ系→青系に塗り替えられたくらいかな?
ホームの前に建つ
事実上の待合室である「阿波海南駅前交流館」も健在です。
開放的な空間は以前のままでしたよ。
館内にはDMVにまつわる様々なチラシが
置かれてましたっけ。
お次はDMV化により変化した箇所をば。
まずは海部駅方向に伸びていた線路からです。
阿波海南駅から海部駅方向に伸びるDMV専用の線路は
鉄道時代のモノを転用してますが、
牟岐線の線路とは切り離され、
交流館の前にあるDMV停留所側に敷き直しされてました。
こちらはその先にあるモードチェンジ設備です。
それまで道路を走っていたバスが線路にまたがるシーン…
今回は見ることが出来ませんでしたが、
(バスを見送るシーンに遭遇出来ませんでした)
いつか目の前で見てみたいですね。
DMVの乗り場(停留所)は
かつて交流館の植樹されてたエリアに設けられた模様。
専用バスの客室ドアは通常のバス同様に片方のみなので、
停留所は方向別に2面用意されてました。
気仙沼線や大船渡線のBRT停留所に似てますけど…
当然ですがあちらは
モードチェンジする場はありませぬ。
そうこうしているうちに
乗車予定のDMVバスがやってきましたぜ☆
バスに乗車し、運転士さんにお話を聞いて知りましたが、
バスは定員制(席の指定可)で
満席の際は乗車ができないそうです。
満席でなければ予約なしでも乗車できますけど、
高速バスの予約でよく利用する「発車オーライネット」で
事前予約が出来るそうですので、
こちらを利用してください…とのことでした。
ちなみに今回のバスの乗客は自分ひとりだけでしたが、
1本後の便は団体客が乗車していて満席とのこと。
阿佐海岸鉄道のDMVは侮れませんわね。
こうして、この日のDMVの旅が始まりましたが
長くなりましたので次回に続きます。
続きもチェックくださいませ。
阿波海南駅【DMV】(令和6年2月15日)
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