皆さま、こんにちは!
今日は昨年4月に訪れました
日豊本線・市棚(いちたな)駅の訪問記です。
市棚駅は大正12年に開設された駅。
長らく開業当時からの駅舎が使われてましたが、
平成15年に解体され、駅舎が無い駅に変わったそうですよ。
その代わりと言っちゃなんですけど、
駅舎の跡にはこんな建物が建ってました。
この建物、どう見ても駅舎には見えませんね。
手前側にはマンホールの蓋があるし、この建物の正体ってまさか…
そこで恐る恐る中を覗いてみる。
予想通りの展開でした。
待合室ではなく最新の設備を備えた駅便(駅の便所)だったみたいです。
有人駅時代の駅舎が解体され、
簡易駅舎に代わった駅は全国各地で見ることが出来ますけど、
市棚駅の駅舎、まさか駅便に変わっていたとは…。
それじゃ市棚駅に待合室は無いのかと思いきや、
トイレの背面、ホームに面した位置に
わずかですけど待合室スペースが設けられてたのです。
それならいっその事、この建物を駅舎に仕立てて
駅名標を掲げちゃえばいいのにとも思ったのですが…
そもそもコチラ、JRではなく市が管理してる建物のようです。
JRの所有物件ではないために駅名標が掲げられないのかな?
大人の事情が渦巻いていそうですね。
市棚駅の外部に示す駅名標はこちらだけ。
ちょっとチープな印象かな?
そんな市棚駅はさすがに素っ気過ぎたか、
駅便にはタイルアートが貼られてましたよ。
タイルアートにハングライダーやパラグライダーが描かれてますが、
延岡市にはスカイスポーツで人気の鏡山があり、
市棚駅はそちらの最寄り駅とのこと。
アートには鏡山の山頂から見える日豊海岸が描かれてるんですって。
ホームにあった駅名標のイラストもハングライダーが描かれてました。
市棚駅は列車の行き違いが可能な
跨線橋から市棚駅の全景を見る。
ホームの奥では、保線作業員さんたちが
マルタイの整備作業に勤しんでました。
暑い中での作業、本当にご苦労様です。
市棚駅は宮崎県と大分県の県境にある駅で、
かつてはここで折り返す普通列車も設定されてた模様。
ホームには、剥がし忘れたと思われる古い時刻表が掲示されてましたよ。
ところがところが…
今年3月のダイヤ改正では更に列車が大削減され、
市棚駅は上下合わせて3本の列車しか停車しない超過疎駅に変化。
時刻表は上から下のモノに変わってしまったのです。
この時刻表をじっくり眺めて見てたのですけど、
市棚駅をどのように利用したらいいのでしょう?
行ったっきり、帰ってこれなさそうな気がするのですけど。
…以上、観光名所の鏡山へのアクセスはおろか、
タイルアートすらも見るのが至難の業となってしまった市棚駅でした。
自分がホームに立っていたら、保線作業員さんたちが
「なんでここに人がいるの?」という顔をされてましたが、
その理由、今になってわかりました。
驚かせて本当にすみません。
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