皆さま、おばんです！
昨日より九州入りし、今日は日豊本線の駅巡りを楽しんでました。
実はここには絶対に早い時期に来たいと思っていた駅がありまして…
日豊本線・宗太郎（そうたろう）駅なのですが、
多くの同志の皆さんから、
ローケーションが素晴らしい駅だと勧められていたのですよ。
宗太郎駅は秘境駅としても人気がある駅みたいですね。
ところがこの駅、
それまでも停車する列車の本数が少なかったのですが、
今年３月のダイヤ改正で更に減便。
１日に上下合わせてわずか３本の列車しか停まらない駅に
変わってしまったのです。
しかも３本とも、停車時刻は早朝深夜に限られてるという…
とても気軽に来れる駅ではなかったのですよ。
さすがの自分も、仙台から来てここで１日を潰すわけにもいかず、
今回はレンタカーを使ってきちゃいました。
早速ですけど、宗太郎駅を訪れた今日一日の様子をUPしちゃいます。
まずは宗太郎駅がある場所から。
国道10号線から枝分かれする市道の奥にありました。
「秘境駅」っていうイメージから
もっと山奥にある駅かと思ったのですが、
国道から駅までは約200メートルで
5、6分分も歩けば駅に辿り着くことが出来ますよ。
ただし、駅までは急斜面が続きますので
小デブの同志は汗拭きタオルは必携ですからね。
中央に見える斜面を進むと間もなく駅が見えてきます。
黄色い跨線橋が見えてきたの、わかりますかね？
あ～ 急斜面が脇っ腹を痛めつける！
とここで、ホームに列車が停まっているのが見えたのですけど…
普通列車で使われてるキハ47じゃないですか！
キハ47といえば日豊本線の普通列車ではお馴染みの車両。
てっきり日豊本線の普通列車の減便は噂話で、
実際には以前と同様に日中も普通列車が運行されてるんだと思って
喜んじゃったのですけど…
ん？
ほよ？
う～ん…
試運転列車だったのね、残念。
この車両、運転台が片側にしかないので普段は１両では走りませんから。
キハがいる宗太郎駅も決して悪くはないのですけど、
駅ファン的の自分は、静かな宗太郎駅の方がやっぱり好み。
キハはしばらく構内で鎮座してましたが、
ようやく行違う特急列車が通過してゆきました。
さすが特急列車、通過はあっという間でしたわ。
そしてようやくキハ47も発車。
この姿はやはり締まりませんな。
それでは構内が静かになったところで駅のチェックを開始。
まずは正面の風景からです。
宗太郎駅は大正15年に開設された信号場を
昭和22年に昇格して出来た駅。
国鉄末期辺りまではこの上に駅舎があったみたいですね。
駅舎は取り払われ、
現在はコンクリート基礎だけが残る状況なのですけど…
なぜかラッチ（改札・集札口）だけは残されて、
不要の切符を入れる小箱置き場に変わってました。
駅ファンでしたら、このラッチだけで半日は遊べますでしょう。
続いてはホーム、
宗太郎駅は列車の行き違いが相対式ホーム２面２線構造でした。
下り線ホームには古めかしい待合所があるのですけど、
駅ノートの他にも面白そうなものがズラリ並んでましたよ。
この石コロたち、宗太郎駅ファンにとっては有名な代物のようで。
待合所以外の場所にも置かれている（らしい）のですが、
どなたが描かれたモノなのか等々、謎多き代物みたいですね。
そして宗太郎駅で忘れちゃいけないモノがもうひとつ。
この石コロにも書かれてますけど、
下り線ホームの中央辺りに水溜まり？溜池があり、
そこにイモリが生息しているんですって。
自分もイモリがみたくてしばらく待ってみたのですけど…
イモリって土に潜るんでしたっけ？
しばらく見てましたけど、それっぽい生き物はいなかったような気が…
それとも水面にプカプカ浮いてるのって連中の卵だったのかな？
次回はイモリのことをしっかり学習してから訪れたいと思います。
最後は駅前からみた景色で〆。
手前がさっき登ってきた坂で、右端に見えるのが国道10号線でした。
ねっ、決して訪れにくい場所じゃありませんでしょ？
こんなにアクセスが良い場所にあるのに、
宗太郎駅の１日当たりの利用者数は１人にも満たないらしいです。
１日に３往復の列車が運行されてた頃でもこの数字ですから、
本数が半減された現在は、はたしてどのくらいなのか？
宗太郎駅が今後も元気に存続し続けることを願ってますよ！
↑（佐伯駅方面）
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