皆さま、おはようございます！
意識していないのにふと思い出す風景、
どこか心の中に染み込んでいる風景…
そんな心像風景を誰しもお持ちかと思います。
自分は今から十年前、
栃木県の足利市で住み込みで仕事をしていたことがありまして、
駅で見た花火の景色が忘れられずにいたのですよ。
この景色を見たのは確か４月だったかと思いますが、
真夏のような暑い日だったせいか、
夏場になるとこんな景色を求めて両毛線を旅したくなるのです。
そんなことで、昨年のお盆休みは青春18きっぷを使ってこの電車に乗車。
やって来たのがこちらの駅でした。
両毛線・足利（あしかが）駅です！
足利にいた時によく焼肉屋の味楽苑さんに通ってましたっけ。
あそこはしょっちゅうセールをしてたのですけど…って、
地元の方じゃないとわかりませんよね？
この日は鉄道旅なので国道50号線近くのお店には行けませんでしたが、
いつかまた、当時利用していたお店に立ち寄ってみたいです。
足利駅は明治21年に開設された駅。
駅舎はこの辺りでは珍しい洋風建築の木造駅舎で
Wikipediaによれば昭和８年に建て替えされたモノだそうですよ。
駅舎の中はベージュとマルーンを基調にした色調ですが、
昔は確か、もっとピンク色っぽかったような気が…
こちらが昔撮った写真ですけど、
色が違って見えるのはホワイトバランスのせいか？
そこでネットで調べてみると、３年前に駅舎が改修されてたとのこと。
色調の変化は記憶違いじゃなかったのね。
昔はと違って今はスッキリした印象でしたよ。
足利駅は相対式＆島式ホームによる複合２面３線構造、改め…
島式ホームの片面（折り返し列車用の旧２番線）が廃止され、
相対式ホーム２面２線構造に変わってました。
国鉄時代は足利駅を起点・終点とする列車が設定されてましたが、
これが廃止されたためにホームの方向別分離が実現したのでしょう。
旧２番線の跡地には
新設されたエレベーターに繋がる通路が設けられてます。
国鉄時代は１～３番線（現在の上り線ホーム ２番線）のほか、
駅舎の両脇に切り欠けホームの０番線や貨物ホームもあったとのこと。
現在それらは大部分が撤去されてしまいましたが、
上屋の一部が今でも残ってましたよ。
足利駅は木造駅舎がある北口ともう一ヶ所、
渡良瀬川や東武の足利市駅に向かうのに便利な南口があります。
跨線橋の先に見える小っちゃな出入口がそれでした。
こちらがその出入口。
小さな出入口なので利用者が少ないのかと思いましたらビックリ！
足利高校があるためか、朝は生徒さんたちでとても混雑してました。
せっかくなので渡良瀬川まで歩いてみました。
南口を直進すると渡良瀬川を渡る田中橋が見えてきますよ。
こちらが田中橋です。
自分は今知ったのですが、昭和45年に開通したこちらの橋、
昭和51年までの間は渡るのに料金が必要な有料橋だったんですって。
それじゃどこで料金の受け渡しをしてたのかが気になり
昭和50年撮影の航空写真をチェックしたところ、
東武伊勢崎線を跨ぐ辺りに料金所があったようです。
現在はもちろん無料で渡れますが、
料金所の名残りの橋の膨らみは現在も残ってるみたいですね。
次に訪れた時は跡を確認してみよっと！
森高千里さんの歌を口ずさみながら渡良瀬川を眺める。
この日は曇り空のせいか、心像風景とは程遠い光景でしたわ。
さてさて、足利駅には他にも気になるスポットがありまして…
駅前に保存されてるEF60のこと？
それは以前のブログでも書いてますので、
チェックしていただくことにしまして…
大好きな東横イン（個人的な話ですみません）が、
駅の真ん前に建っているのです。
足利に立ち寄る際はよく利用していたホテルでした。
それではここからトレインビューが楽しめるのか否か？
その様子は次回のブログに続きます。
（続きもぜひチェックくださいね）
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