皆さま、おはようございます!
列車の旅も素敵ですけど、ドライブも良い!
今年の4月にレンタカーでドライブした際、こんなスポットに遭遇しましたよ。
国道3号線沿いにある道の駅 阿久根ですが、
駐車場から、こんな景色が楽しめるのでした。
ひゃっほ~う!
目の前が一面、東シナ海の絶景ですぜ☆
駅巡りでここをたまたま通っただけなのに、こんな絶景に出くわすだなんて…
これだから初めての土地のドライブが止められないのよね。
「オマエは本当に鉄道好きなのか?」って怒られそうですけど。
道の駅 阿久根がある場所が阿久根市大川地区で、
500メートルほど内陸側にある最寄り駅がこちらの駅でした。
肥薩おれんじ鉄道線・薩摩大川(さつまおおかわ)駅です!
昭和11年、阿久根市(当時は阿久根町)旧大川村エリアの
玄関口として開業した駅でした。
開設当初は単式ホームが1本あるだけの停留所タイプの駅だったようですが、
昭和40年に列車の行き違いが可能な構造に改装され、
現在の相対式ホーム2面2線構造に改められたみたいですね。
駅舎は改装の際に建て替えされた
昭和40年築のコンクリートブロック製のモノですけど、
駅舎の造りに注目!ちょっとだけユニークなのですよ。
屋根の上にも部屋(小屋)がある!?
2階建ての建物なんて全然珍しくないじゃんって?
いえいえ、駅舎に関してはごくごく少数派なのです。
この駅舎を建てたのは当時の国鉄。
国の予算で建てる建前上、無駄な予算は使えませんので
この規模の駅舎は基本的に平屋なのですよ。
ちなみに、駅舎の1階部分には有人駅時代の事務スペースがありました。
それでしたら、わざわざ2階部分にも事務スペースを置く必要はないし、
では2階に何があるのか?
それを確かめるべく、築堤上にあるホームから様子を眺めてみると…
えええっ!? これ、ホームの待合室だったの?
九州では珍しい密閉式の待合室ですが、
こんな構造になった理由がWikipediaにしっかりと記されてましたよ。
豪雨のたび付近の河川が氾濫していた大川地区。
ここにある薩摩大川駅もそのたびに水没していたそうで、
昭和40年の改装は主に水没対策だったそうです。
ホームが高架化されてたり、駅舎がコンクリートブロック製になったのも
それが理由みたいですよ。
水没した際に駅員さんの避難場所として設けられたのが2階部分で、
待合室は元々、駅員さんの詰め所だったとか。
ここが密閉式なのも、そんな理由があったのね。
こちらは昭和22年に撮影された改装前の薩摩大川駅。
ホームや駅舎は低いままで、
目の前にはたびたび氾濫を起こしていた大川川が写ってます。
矢印の先ににあるのが当時の駅舎、写真は国土地理院のサイトより転載しました。
そして、昭和40年に高架ホーム化された現在の薩摩大川駅でした。
駅全体が2階部分に嵩上げされた様子が、勾配標からもわかります。
昭和40年に改装された…というよりは、
駅がそっくり作り替えられたという方が正しいのかもしれませんね。
こちらは上り線ホームに繋がる階段です。
階段が急だったためか、
コンクリート板を貼って高さを調節したらしいのですが、
段ごとに高さが変わってるので、まっすぐ歩くとコケます。
正しい歩き順はこちら。
反復横跳びをしながらホームを下るのが薩摩大川駅流ですぜ☆
以上、構内にはでっかな看板もあって
駅舎好き、かつ萌え絵好きな自分心を鷲掴みにしていた
薩摩大川駅の様子でした。
おれんじ髪が実に素晴らしい!
最後は列車の写真で〆ます。
駅の前後が急カーブしているのも改装の名残らしい。
付近には改装によって廃止された鹿児島本線の旧線もあるっていうし、
駅好き、廃線好きには面白いスポットであること間違いなしです。
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