皆さま、こんにちは！
今日も先週訪れた鹿児島県の駅の中から、
肥薩おれんじ鉄道・牛ノ浜（うしのはま）駅の訪問記です。
この駅、すっごく景色が良い場所にあるのですよ。
まずは上の画像から。
大正11年の開業時に造られた駅舎に代わって建てられた簡易駅舎かと思い、
しきりにカメラのシャッターを押したのですけど…
中を覗くと駅舎じゃなかったようです。
自分は駅便（駅の便所）好きなので、これはこれで嬉しかったですが。
牛ノ浜駅は昭和45年に無人駅化されたそうで、
有人駅時代の駅舎は跨線橋の手前側にあったみたいですね。
敷地が白くなっている辺りに駅舎があったらしい。
そんな牛ノ浜駅は、かつて駅前に牛ノ浜海水浴場があり、
多くの海水浴場客・観光客で賑わってた駅だそうです。
そこで、昭和23年に撮影された航空写真をチェックしたところ…
確かに海の真ん前の駅だわ。
ちなみに現在、海水浴場の位置には国道３号線が延びております。
国道整備が理由？海水浴場は消滅してしまったみたいですね。
とは言っても、駅と海の近さは変わっておりません。
ひょっとすると、牛ノ浜駅は鹿児島県下で
今でも東シナ海に最も近い駅じゃないかしら？
駅前の国道を渡ると…
こんな景色を眼下に眺められますのよ！
すっげ～!!!
う～ん 夏の匂いやね～
牛ノ浜駅は、国鉄時代からこの景色を眺めるために
大勢の観光客が押し寄せていたんですって。
そんでもって、木造駅舎があった位置には、
観光客が立ち寄れるお蕎麦屋さんが最近まであったみたいです。
そんな絶景を独り占めしている自分…今回の旅はなんて贅沢なのでしょう。
どうせなら、もっと眺めがよいところがあればと、辺りを見渡したのですが…
あった！跨線橋の上が良さげっぽい。
さっそく跨線橋に昇ってみました。
すると…
景色に感動して言葉が出てこん。
ついでに駅も眺めてみました。
自分は今回の旅で、初めて牛ノ浜駅のことを知りましたけど、
この駅の素晴らしさが知られてないのって、勿体ない話だと思いません？
それとも、自分だけが今まで知らなかったの？
次回に鹿児島を旅する際も、絶対に立ち寄りたいと思ってた駅でしたよ。
牛ノ浜駅は相対式ホーム２面２線構造の駅です。
航空写真に写ってる駅舎脇の貨物ホームは、
現在は撤去されてしまったようですね。
駅裏（駅舎の反対側）にも住宅地が広がってますが、
無人駅化によって、こちら側にも出入口が設けられたみたいですね。
出入口付近にはグロい木の実がなっているので、頭上に注意が必要です。
牛ノ浜駅に限った話ではありませんが、
肥薩おれんじ鉄道線内の駅では、
駅構内に柑橘系の木の植樹作業が進行中のようですよ。
名実ともに”おれんじの鉄道”になる日も近いかも。
こちらは、肥薩おれんじ鉄道のマスコット「おれんじーず」だそうです。
左から、きんかん、温州みかん、デコポン、甘夏みかん、ぶんたん、
ばんぺいゆだそうで…
牛ノ浜駅の花壇には、それらすべての木が植えられてました。
みかんの香りいっぱいの駅になる日が今から楽しみ！
そんでもって、この日は構内の桜の木も満開だったのです。
予期せずこんな絶景に出くわすなんて…
これだから駅巡りは止められませんわ。
地元・宮城は今頃が桜の満開時期、そろそろ花見をしたいのですが、
自分が旅から帰ってきた土曜日から、
天気が悪い日が続いているのは気のせい？
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