皆さま、おはようございます!
今回で、ブログに挙げた駅数が1,000駅になりました。
全国には9千を越える駅がありますので、これでもまだまだごく一部ですが。
自分、全国すべての駅を踏破したいという気はない(多分無理だから)のですが、
ローカル線の無人駅は出来るだけ多く、
時間に捉われずに楽しみたいというのが本音です。
一部の鉄道ファンの方から怒られそうですが、
レンタカーで駅に訪れるのもそんな気持ちからでした。
訪れながらもブログに挙げられていない駅がまだまだありますので、
これからも末永く、気長にお付き合いくださいませ。
さてさて今朝は石勝線・滝ノ上(たきのうえ)駅の訪問記です。
石勝線と言えば先日、新夕張駅‐夕張駅間にある
夕張支線の廃止が決定的になったニュースが流れました。
元は追分駅‐夕張駅間を結ぶ国鉄夕張線の末端区間ですが、
石勝線・本線に編入された追分駅‐新夕張駅(当時は紅葉山駅)間にある
滝ノ上駅は安泰のようで。
寂しくなった印象ではありましたが。
駅舎はお隣にある川端駅と同仕様のモノです。
こちらが川端駅、ねっ一緒でしょ?カラーリングがやや違っているかな?
違っていると言えばもうひとつ、
それぞれの駅にはホーム間を結ぶ跨線橋があるのですが、
滝ノ上駅は自由通路を兼ねた造りになっており、
駅舎を通らずに跨線橋入るための階段が設けられてますの。
高所恐怖症のクセに高いところに昇りたがるドMな自分、
股間をゾクゾクさせながら階段を一歩一歩進んでました。
うひょ~結構高い!
ここなら滝ノ上の街が一望できそうですね。
さて、ここから跨線橋に入るのですが…
ありゃ?鍵が閉まってるわ。
滝ノ上駅の階段のテッペンで、扉が開かずに困っている自分。
辺りから見ると不審者そのものでしたので、
スマートに、紳士を気取りながら階段を降りてきましたよ。
いやもう、恥ずかしいのなんのって。
仕方がないので駅舎を抜けて跨線橋に上がることにしました。
滝ノ上駅は明治30年、
夕張線の前身である北海道炭礦鉄道の手によりに開業した駅でした。
街の玄関口である滝ノ上駅はかつては有人駅で、木造駅舎を持つ駅でしたが、
昭和56年に夕張線が石勝線に編入されると無人駅化され、
駅舎も現在の近代的なものに建て替えされましたの。
側窓はすべて二重窓、本州ではなかなか見れない仕様ですね。
滝ノ上駅は相対式&島式ホームによる2面3線構造で、
先にも書いた通り、ホーム間は跨線橋で結ばれておりました。
跨線橋に昇ります。リベンジリベンジ~
誰よ?内側から鍵をかけたの!
滝ノ上駅の駅名は地域名から由来しており、
すぐそばに夕張川の千鳥ヶ滝(ちどりがたき)があることから付いたそうです。
こちらは昭和51年に撮影された滝ノ上駅周辺の航空写真。
駅の南側(画像下側)に見えるのが千鳥ヶ滝…ではなくて、
滝の上水力発電所用に造られたダムでした。
この頃の駅の南側には大きな貯木場があり、
滝ノ上駅から木材を出荷する貨物列車も運行されていたようですね。
ちなみに滝ノ上駅の西側には、
同様の由来で名が付いた滝ノ下信号場がありますよ。
現在は貯木場は消え、
駅南側には発電所の関連施設が残りだけになってしまいました。
夕張線が石勝線に編入される際、
路盤の高規格化に併せ、駅構造も大きく改良されたようです。
以前は千鳥配置された2本のホーム(航空写真をご覧ください)ですが、
改良により位置が揃えられ、ホーム端部に跨線橋が架けられました。
ホームが新しかったのはそれが理由か。
旧駅舎の名残は駅舎脇にあった貨物側線が唯一かな?
現在、停車するのは夕張支線に直通する普通列車が唯一の滝ノ上駅。
石勝線の本線を往来する列車(特急と貨物列車のみ)はすべて通過扱いでした。
…ということは、夕張支線廃止後は滝ノ上駅には何が停まる?
特急列車が新たに停車するはずもないし、だからと言って
この区間に新たに普通列車が設定されるとも思えないのですが…
最初に滝ノ上駅は安泰、なんて書いちゃいましたけど、
夕張支線廃止後の滝ノ上駅、それと川端駅の処遇が気になります。
↑(南千歳駅方面)
(追分駅)
滝ノ上駅(平成27年10月20日)
↓(新得駅方面)