皆さま、こんにちは!

 

来年3月26日に実施されるJR北海道のダイヤ改正。

北海道新幹線・新青森 - 新函館北斗間が開通しますが、

個人的に気になっていたのは

これを機に廃止される9駅(小幌駅の廃止が保留されたから8駅かな?)

のことでした。

追分駅-夕張駅(旧・夕張線)を編入し昭和56年に全通した石勝線では

2駅が廃止されますが、

先週はその中の、こちらの駅に行ってきましたよ。f10280/石勝線・十三里駅

石勝線・十三里(とみさと)駅です!

 

乗車人数が1日1人にも満たないとウワサの十三里駅、

秘境感たっぷりな駅なのかと思いましたら意外や意外、

主要幹線の国道274号線のすぐそばにありましたの。f10281/石勝線・十三里駅

 

ただ、気になったのは駅の辺りの景色です。

民家は1軒もなく、あるのは駅の正面にあるメロン農家さんだけ。f10282/石勝線・十三里駅

昭和37年に開業した十三里駅ですが、

その当時はこの辺りに集落があったんでしょうかね?

 

元々は夕張線の駅として開業した十三里駅ですが、

昭和56年の石勝線への編入の際に、

建て替えに近いレベルの駅の改修工事が行われました。

構内には行き違い設備が設けられ、

単式ホームだった駅構造も相対式2面2線に造り替えられた模様。f10283/石勝線・十三里駅

こちらは駅のすぐそばにある分岐器を覆うスノーシェッドです。

道内ではよく見かける設備ですよ。

 

それでは十三里駅をチェックしますが、

まず目に入ってくるのはデッカな駅名が掲げられた建物です。f1028a/石勝線・十三里駅

駅舎なのかと思いきや、信号機器を収めた事務棟だったみたいです。

扉に鍵がかかっていなかったので開けたら、

職員さんがお仕事をされてました。

突然、扉を開けてしまってごめんなさい。

トイレと間違えたと言って謝ったの自分でした。

 

こちらの階段からホームにイン。f10284/石勝線・十三里駅

 

2本のホームは跨線橋で結ばれておりましたよ。f10285/石勝線・十三里駅

 

さてさて、駅舎がない十三里駅ですけど、

その代わりに跨線橋には、こんなモノが引っ付いておりますのよ。f10286/石勝線・十三里駅

密閉式の待合室です。

道外の駅ではなかなか見ることが出来ない駅設備ですよね、これ。

待合室は上下線ホームのどちらにも備えられているので、

冬場、窓さえ閉めれば跨線橋も密封することが出来ます。

これはなかなかのアイディアものでしょう。

これでしたら、冬場にこの辺りで道に迷っても凍死は免れそうです。

ただし、来年の3月25日までの期間限定。

 

先週訪れた時も、待合室の中はポッカポカでした。f10287/石勝線・十三里駅

 

跨線橋から見下ろすと、目の前に現れるスノーシェッド。f10288/石勝線・十三里駅

 

こちらは下り線ホームから見た十三里駅全景です。

しばらく考えても、この駅で下車する理由が見当たらず。

JR北海道が駅の廃止を決断したのも、なんとなく頷けますね。f10289/石勝線・十三里駅
 

 

現在は、石勝線の一部の普通列車が通過する十三里駅ですけど…f1028b/石勝線・十三里駅

時刻表見ますと、時折、列車の交換が行われているようです。

単線の石勝線は全ての駅で列車交換が可能なほか、

線内には15の信号場が設けられているのは有名な話。

駅としての使命は間もなく終焉を迎えますが、

信号場としての使命は今後も残りそうな予感です。

いずれこのスノーシェッドを見て、

十三里駅を懐かしむ時期がやって来るんでしょうね。

淋し~っ!

 

 

☆追 記☆ (平成29年5月24日)

駅機能は廃止され、信号場に変わった十三里駅を見てきました。

信号機器室に書かれていた「十三里駅」の文字は消されてしまった様です。

 

それと…

ホームと跨線橋は跡形なく撤去されてしまったみたいですね。

残念!

※構内は立ち入り禁止のためにフェンス外から撮影しました。

 

 

訪問駅リスト(JR線)

石勝線

↑(南千歳駅方面)

(追分駅)

東追分駅(平成27年10月20日)

川端駅(平成27年10月20日)

滝ノ上駅(平成27年10月20日)

十三里駅(平成27年10月20日)

新夕張駅(平成27年10月20日)

占冠駅(平成29年5月24日)

トマム駅(平成29年5月24日)

↓(新得駅方面)

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