皆さま、おばんです!
長野電鉄屋代線、ついに廃線になってしまいましたね。
本当は廃線前に、
屋代線の駅巡りの記事を終わらせたかったんですけど、
グウタラな性格の自分ですから、終わるはずがありません。
そんなことで、今さらな感が漂ってますけど、
紹介してない最後の駅のことを書きたいと思います。
長野電鉄屋代線・井上(いのうえ)駅です!
このスタイルの待合室、屋代線では多く見かけましたね。
例えば…
岩野駅。
大室駅。
若穂駅は違う。
屋代線の駅舎は、以上のことから、
①開業時のままの木造駅舎で、現在まで残されている駅
(東屋代・松代・信濃川田・綿内)
②無人駅化の際に木造駅舎が取り壊されて、簡易待合室だけになった駅
(岩野・象山口・金井山・大室・井上)
③開業時から無人駅のために、当初から待合室だけだった駅
(若穂)
④木造駅舎から建て替えられるも、なんか手抜きっぽい駅。
(雨宮)
…に、分類されると思われます。
こちらは屋代・綿内駅方向を見た井上駅ホームと、
須坂駅方向を見た井上駅ホームです。
屋代線の終着駅である須坂駅までわずか3キロの距離です。
周囲は完全に住宅に囲まれており、
井上駅だけを見たら、ここが廃止線の駅だとは想像もつきません。
屋代線の前身である河東鉄道が開通した大正11年に、
井上駅は開業しました。
ここもまた、開業時は有人駅だったとか。
当時の駅の様子は、昭和50年撮影の航空写真で、
木造駅舎があった場所は整地され、駐車場になっておりました。
Wikipediaには近隣店舗に「デーリーヤマザキ」とありますけど、これは大間違い。
正しくは「ヤマザキショップ」ですね。
同じ山崎パンが運営するショップながらも、中味は似て非なるものですよ。
本当にどうでもいい話ですけど。
そんな屋代線もついに廃線となり、
昨日から代替バスによる運行が開始されました。
屋代~須坂間の所要時間、
従来は約45分ほどで結ばれていたところが65分ほどに、
運賃も従来の760円から880円に変更されたようです。
それでも屋代線は、
バス転換後も赤字路線のままの状態が続くんだとか。
とうてつの件も含め、
現代社会と鉄道の共存の難しさを痛烈に考えさせられた、
ここ1週間でした。
訪問駅リスト(第三セクター 私鉄線 ほか)
長野電鉄屋代線
屋代駅(平成24年3月6日)
井上駅(平成24年3月6日)
↓(須坂駅方面)