皆さま、おばんです!
長野電鉄屋代線もいよいよ今月末で運行が休止されますね。
そんな屋代線から、今晩も駅の訪問記をいかせて頂きますよ。
長野電鉄屋代線・信濃川田(しなのかわだ)駅です!
信濃川田駅に着いた時からニヤケが止まりませんでしたわ。
見てくださいよ、駅舎の佇まいを。
信濃川田駅は大正11年に開業した駅だそうですけど、
リニューアルされずにそのまま残ったって感じの駅舎でしたよ。
現在は無人駅ですが、有人駅の松代駅に似た駅舎を持つ駅でした。
サッシ化されないままの窓枠や引き戸、
ああ~んもぅ、何から何まですご過ぎますって!
塞がれてしまった出札窓口や紙で覆われた時刻表等々…
手が加えられた部分は決して少なくはないのですけど、
この駅舎に満足がいかない鉄道ファンなんて絶対にいませんから。
ネットで信濃川田駅を検索すると、
隣駅に綿内駅が表記されたままの駅名標のことが出てきます。
現在の隣駅は昭和41年に開業した若穂駅ですが、
若穂駅が開業する以前から存在するホーロー製の駅名標が
現在も残っているらしいのですよ。
そこで、そのレトロな駅名標を見つけるために
構内を見て歩いたのですけど…
駅名標が見つからん。
すると近くに、ご年配の地元の鉄道ファンさんがいらっしゃって
いろいろと教えてくれたんです。
どうも廃線が決まった直後に盗難されてしまったらしく。
ここ以外の駅でも盗難が多発してるんですって。
信濃川田駅の駅名標がラミネート製だったのには
そんな理由があったんだ。
盗んだモノを飾って見てても楽しそうには思えないのですけど…
そう思いません?
実はこの後に、もっと衝撃的な出来事があったのですが、
この件については最後に書きますね。
信濃川田駅は屋代線の前身である河東鉄道の手により
大正11年に開設された駅です。
列車の行き違いが可能な相対式ホーム2面2線構造で、
東西の両方向に貨物ホームが残されてました。
ここでは保線車両の留置の他、車両の解体も行われていたようですよ。
昔の信濃川田駅の様子を知りたくて
う~ん、現在と大きな変化はなさそうな感じ。
上下線のホームの造りに違いがあるのですけど…
駅舎側のホームが大正時代に造られた石積みなのは理解出来るとして、
対向側のホームはなぜ近代的なのです?
若穂駅と同じ造りだから昭和40年代に造られたモノと思うのですけど。
信濃川田駅の過去が気になります。
こんなレトロな雰囲気の信濃川田駅に似つかわしくない
元・小田急ロマンスカーがやってきました。
列車はゆっくりと信濃川田駅のホームで停車したのですが、
その直後にホームにいた数人のファンが線路に侵入、
ロマンスカーの背後に立って列車の撮影を始めたのです。
この光景に自分もおったまげましたって!
実はこのロマンスカー、
単なる一時停車ではなく列車交換を行っていたようで、
直後にファンが立ってる場所に列車が到着したのでした。
ロマンスカーの車掌さんが列車から飛に降りて
ファンたちを怒鳴りつけてたのですけど、これはマズいでしょうよ。
廃止まで残り数日に迫った屋代線、
事故が起こらなければいいのですけど。
列車の撮影は最低限のマナーを守って楽しみましょうね。
電車は急に止まれませんぜ☆
訪問駅リスト(第三セクター 私鉄線 ほか)
長野電鉄屋代線
屋代駅(平成24年3月6日)
信濃川田駅(平成24年3月6日)
↓(須坂駅方面)
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