こんにちは。今週も寒波が来る予報でまたまたウェアリングの練習がしやすいタイミングになりそうですね!
先週末は本店にてマラソンEXPOを行いました。
ランニングに使えるウェアやギアやサプリメントなどたくさんのメーカーさんが店頭に勢ぞろい!
大会ブースで良く見かけるメーカーさんも多かったのでは?
大盛況だったマラソンEXPOですが、
今週末の2月3日・4日も開催します。
参加メーカーは↓よりご確認下さい。
http://www.art-sports.jp/news/news-1528/
各社体験いただけたり、不安な点や不明点を詳しくけるチャンスです!
ぜひご利用下さい!
さてさて今回はロングレースに大事なレインウェア。
みなさんはレインパンツこだわって選びましたか?
僕はいままでそこまでこだわっていませんでした。今回はそんなお話です。
目指せ完走!UTMF・STY対策!
防寒ウェア(レインパンツ)
前回の防寒対策編でも少し触れましたが、UTMFではトップの選手でもウインドシェルを着て走っています。後半の選手になれば肌の露出は少なく、レインウェアを着ながら走っている選手も多く見られます。
最近では安全のためレインウェアの装備が義務付けられている大会が多くなりました。もちろんUTMFでもレインウェア上下は必携品として定められています。
雨天に備えてフードつきレインジャケットとレインパンツ。どちらも〈ゴアテックス〉あるいはそれと同等の防水、透湿機能を持ち、縫い目をシームテープで防水加工してあるもの。
※UTMFオフィシャルHPより抜粋
…しかし、「レインパンツ」に着目してみると、トレイルレースではよっぽど天候が悪くならい限り履きながら走ることは少ないのではないでしょうか。もちろん冬場のレースだと寒がりの方が着ながら走っている場面も見かけますが。
今回モデルをお願いしたトレイル好きのスタッフ大山も大会では穿きながらはしったことはほとんどないとの事でした。
そこで今回は70kmほどのトレイルだと「如何に軽量でコンパクトになるか」というポイントでのみ選ばれることの多かったレインパンツを、
「悪天候だったり、雨でなくても冷え込みが厳しかったりした際、着用しながら長時間行動するケース」という点に特化している商品のご紹介します。
みなさんはレインパンツを穿きながら活動する状況を経験したことがありますか?
私は、現在は無くなってしまったレースであるOSJ・八ヶ岳スーパートレイルでレインパンツを穿きながら走ったことがあります。
私にとって初の100kmトレイルとなったこの大会は、前半はほとんど霧がかかっており後半になると雨が降るというコンディションで、9月の大会でしたが夜間は冷えを感じながら走っていました。2回目のレースにして初のロングトレイルだったので、知識も装備もまだまだの頃です。
そんな中実際にレインパンツを穿きながら走っていて「膝上がらないな~」とか「走っていて鬱陶しいな~」と思っていました。
最近でレインパンツを履いて走ったのは中止になってしまった前回のSTY。スタートから大雨が降っていましたが、そこまで寒くなかったのでレインパンツは穿かずにスタートしました。そして問題の増水の地点で止まり、そこから15分ほど経つと冷えを感じてきたのでレインパンツをザックから取り出し穿きました。
大雨で周りは泥だらけ。腰を落ち着ける場所も無く寒いし、面倒なのでシューズを履きながらそのままレインパンツを穿こうとしました。
STYのレギュレーション対策用として私が携帯していたのはmont-bellのバーサライトパンツです。上記で書いた通り如何にコンパクトで軽くなるかを重視して選んでいました。そしてそれを練習で着用して走らないまま大会に持っていっており、シューズを履いたままバーサライトパンツを穿いたのが間違いでした。
「シューズを履いたままだとパンツの裾に足が通らない!」
足元が不安定なのと焦りで転倒…はせずに済みましたが、思い切り手を付いてしまい手はドロドロ…。寒さも相まってテンションがすごく下がりました。転んでいたらもっと嫌になっていたことでしょう。
・・・これは私の体験ですが、意外と同じようなお話をよく聞きます。この経験二つを踏まえた上でアートスポーツ・ODBOXがUTMF・STYでおすすめする2つのレインパンツをご紹介します。
寒がりの方、完走目標の方にはこちら!
Finetrack
「エバーブレスフォトンパンツ」
¥16,000+TAX
205g
雨が多く湿度の高い日本の天候に合わせ作られた「EVERBREATH(エバーブレス)」。高い防水透湿性を持ちながらも耐久性と他にはないストレッチ性能を持った素材。そのエバーブレスを使用した行動中の妨げにならないレインパンツです。
湿った状況での透湿度も他の防水透湿素材に比べて優れていますので、悪天候下で発汗量の多いコンディションのトレイルランニングに最適。
また、裾から腿の真ん中辺りまで伸びる深いジッパーを搭載しているので、シューズを穿きながらの着脱も容易です。
更にジッパータブが双方向についているため、上からジッパーを開けばベンチレーション=換気口として機能し、オーバーヒート対策も万全です。
写真挿入
武内アウトドアアパレルバイヤーおすすめポイント!
「エバーブレスフォトンパンツは私も愛用しています。ストレッチ性と205gという軽量さはもちろんですが、加えて細身の裁断なのもお気に入りのポイントです。ストレッチするためレインパンツによくあるダボダボ感が抑えられており、足さばきがとても良く、悪天候のトレイルランでは強い味方になります。自転車に乗る方にもおすすめですね。また、エバーブレス素材はゴアテックスのような「膜」状の素材で劣化に強く、ロングライフなのも素晴らしいと感じています。このような秀逸な素材を自社開発できるファイントラックはやはり偉大なアウトドアブランドだと思います」
ぜひ店頭にて試し履きして屈伸をしてみて下さい。
ストレッチ性が他のレインパンツの比ではなく楽に膝の曲げ伸ばしが出来ます。
このストレッチに大山もビックリ!
付属になっているスタッフバックに入れればコンパクトに収納可能。若林も今回の大会はこのパンツを使用予定です。
とはいうもののやはり軽さは武器! ということで、
軽量・コンパクトで選ぶのであればこの商品!
ノースフェイス
「ストライクトレイルパンツ」
¥13,000+TAX
115g
私は前回のSTYでストライクトレイルパンツのジャケット版である「ストライクトレイルフーディー」で参戦しました。このシリーズの魅力はなんといっても超軽量&コンパクト!
他のブランドでも軽量レインパンツはありますが、ストライクトレイルパンツと同クラスの重量のモデルでは肌面側にはコーティング処理を施したいわゆる「2.5層」呼ばれる仕様のものほとんどです。
そんな中ストライクトレイルパンツはこの薄さこの重量にも関わらず、極薄の裏地が貼り付けてある「3層」構造なのがポイント。この3層構造のおかげで汗をかいても皮膚への張りつきを感じません。
なので、トレイルのように大きく足を振っても抵抗感がありません。また、汗ばんだ際のベタベタ感自体も感じづらく、短パンの上に履いて肌が直接当たってもとても快適です。
内側表面がザラザラになっています。
3層構造で耐水圧20,000mm、このスペックでいながら僅か115g(Lサイズ)の軽さは他のブランドではなかなかありません。また、付属のスタッフバックもコンパクトなサイズになっており、収納してみるとなんと手に収まるサイズ。
先程のエバブレスフォトンパンツと並べてみるとコンパクトさが一目瞭然!
こんなに軽いのに裾ジッパーをしっかり搭載しているので、シューズを履きながらの脱ぎ穿きも可能です。
武内アウトドアアパレルバイヤーおすすめポイント!
「こちらも愛用しているレインパンツ。ただし、厳密には「愛用」というより「愛携帯」と言えるかもしれません。なぜなら雨はほとんど降らないだろうな、という時に携帯するので、実際に山で使ったことは降っていないけど寒い時にオーバーパンツとして使った一回だけだからです。やはりこの軽さ、コンパクトさは携帯に非常に優れていますね。使わないことが多いレインパンツですが、負担にならないので積極的に持って行こうと思える製品です。
私は悪天候が予想される時などちょっと厳しいコンディションではエバーブレスフォトンパンツ、恐らく降らないと予想される場合のお守りとしてストライクトレイルパンツ、と使い分けています」
過酷な時こそ差が出る下半身のウェアリング。フィッティングも選ぶ上での重要なファクターです。ぜひ店頭にてご試着下さい。
次回、防寒対策(レインジャケット)へ続く。
アートスポーツ・ODBOX本店 若林