ヴァイオリンの先生の体験談から
専門性ってなんだろう?
と考えたお話の続きです。
▼前回のお話
結論としては
「専門性より、最後には人間性だな」と感じた
そんな主旨の話になります。
「専門性とはこうだ…」みたいな
大きな話ではありません。
内容としては
私の出産経験を書いていきますね。
産科婦人科の専門病院。
食事もめっちゃおいしい。
退院前日のお祝い膳はこんなイメージです。
赤ちゃんは可愛くて仕方ない。
それはそれは人生で最も幸せな時間を
過ごすことができた産院でした。
(いつも40℃に温められていたバスタオル。
この柄にピンときた人がいたらお友達♡)
2年後。
第2子も同じ産院にしたかったけれど
引越ししていたため、無理
そこで私は、
助産院での出産を決めました。
助産院で出産するには
いくつもの条件がありました。
基礎疾患がないことや
単胎である(双子でない)ことをはじめ
医師による医療行為が必要になったときの
搬送先などなど。
助産院は
インドのアーユルヴェーダの考えを取り入れ、
妊婦検診も独特。
食事や体重の管理については
産科病院よりかなり厳しかったです。
1日3時間歩け!とか
とにかく体を温めよ!とか。
食べてはいけない食品も多かったですが
今となっては…戒律は
アイスNGくらいしか思い出せない
助産院には、院長のほかに
数人の助産師さんが勤務していました。
院長はその世界では有名人。
大病院の看護部長などのキャリアを築き上げ、
自分の助産院を開いたスペシャリスト。
すごい方です。
そこでは皆が
院長だけを「先生」の敬称で呼び、
ほかの助産師は「さん」づけ。
なので、妊婦の私も真似しました。
何度か妊婦検診を重ねると
私は、助産師Eさん(仮名)が
好きだなぁと思うようになりました
Eさんはおおらかで、ゆったりとした印象。
妊婦に体重指導をする助産師にしては
体格が良かったですね。
妊婦検診でEさんから
言われてうれしかった言葉は、
「まこるさんの赤ちゃんに
私も早く会いたいです」
何気ない言葉かもしれませんが
「またあの陣痛が来るのか」
とビクビクしていた私には響きました
ですが、院長はEさんには厳しかったです。
Eさんがいないところでは
体重管理の話で、Eさんは食べなくていいのよ
などと言っていました。
言っている内容は、
仕事姿勢としても正しいです。
責任ある立場として
助産師の育成も仕事ですし。
だけど私は、
自分が慕っている助産師さんが
ダメという評価を何かにつけて聞かされるのは
そんなに心地よくなかったんですよね。
サバサバしていて、
悪口という感じではなかったですが。
院長に気に入られているなー
(と私が感じた)助産師さんもいました。
私から見ても、仕事がテキパキできて
要領がよかったですね。
いよいよ出産日。
それは、年に3日しか
休暇を取らない院長の不在日に
あたってしまいました
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