ベルリンで航空機の設計に携わるカイルは夫が死亡して遺体をニューヨークに運ぶために娘のジュリアと飛行機に乗った。
しばらくしてジュリアが行方不明になった。探したが見つからず、ジュリアの搭乗記録もなく、カイルの精神状態が疑われる事態となった。
製作年:2005,監督:Robert Schwentke,脚本:Peter A. Dowling,Billy Ray
■ はじめに
登場人物(キャスト)
カイル・プラット(ジョディ・フォスター)
デイヴィッド・プラット(ジョン・ベンジャミン・ヒッキー) カイルの夫、すでに死亡
ジュリア・プラット(マリーン・ローストン) カイルとデイヴィッドの娘
マーカス・リッチ機長(ショーン・ビーン)
ステファニー(ケイト・ビーハン) 客室乗務員
ジーン・カーソン(ピーター・サースガード) 航空保安官
■ あらすじ
◆ 夫が死亡した
カイル・プラットはベルリンで夫のデイヴィッドと一緒に航空機の設計に携わっていた。
だがデイヴィッドは会社の屋上から転落死。夫の遺体をニューヨークに運ぶために六歳の娘のジュリアと一緒に飛行機に乗り込んだ。飛行機はカイルが設計に携わった機体である。
遺体は貨物室に格納されている。ジュリアは窓側の席、カイルはその隣の席。
◆ ジュリアが行方不明
カイルが居眠りをして目を覚ますとジュリアがいなくなっていた。しばらくしても戻ってこないので、近くの乗客たちに聞くが、誰も知らないとのこと。乗務員も探してくれるが見つからない。
乗務員がベルリンの空港に問い合わせると、なんとジュリアの搭乗記録がないという驚きの結果。さらにジュリアの席は空席との追い打ち。
◆ カイルの精神状態が疑われた
カイルは貨物室を探そうとするが許可されない。そのうちに「夫の死に衝撃を受けたカイルが妄想を抱いているのでは?」と疑われた。
カイルはパニックになる。ここにいたってマーカス・リッチ機長は航空保安官のジーン・カーソンにカイルを拘束するように指示した。
さらにリッチ機長は、ベルリンの病院からデイヴィッドが死亡した時にジュリアも死亡したとの連絡を受けた。
◆ カイルは貨物室へ
カイルは自席にいたが、窓の露にジュリアが指で描いた模様が残っているのを見て自分が正常であることを確認した。
カイルは「トイレに」と言って席を立ちトイレに入った。トイレの天井の板を外して上の空間に忍び込む。この機体の構造はよく知っている。
機械室に忍び込んで、客室の酸素マスクを下ろした。その混乱を利用して、ジュリアを探すために貨物室に向った。デイヴィッドの遺体の棺桶まで近づいた。
だがカーソンに捕まって拘束されて戻された。
◆ カーソンの正体
その後カーソンは貨物室に行き、デイヴィッドの棺桶に隠されていた爆薬と起爆装置を取り出した。我々にはその近くに眠らされているジュリアが見えた。
爆弾を計画通りの位置に取り付けた。
これらの陰謀はカーソンと客室乗務員のステファニー、ベルリンの検視官が計画したものである。
カーソンはリッチ機長に次のように伝えた。「カイルはハイジャック犯で、五千万ドルを要求している」。
◆ カイルはカーソンを殴り倒した
これを受けて飛行機はカナダの東端、ラブラドール州のグースベイ空港に緊急着陸。
飛行機をFBIの部隊が取り囲み、乗客たちは下りた。注、カナダなのでなぜFBIなのかは疑問だが。
突然カイルは消火器を持ち上げてカーソンを殴り倒し、手錠を奪って彼を手摺に括りつけ、起爆装置を奪って貨物室に走った。
隠れていたステファニーがカーソンの手錠を外し、カーソンはカイルを追いかけた。ここでステファニーは自分がしていることが怖くなって機体から逃げ出した。
◆ カイルは爆弾を爆発させた
カイルはジュリアを発見、抱えて逃げた。カーソンが追いかけてくる。
カイルは爆発の影響が及ばない場所に隠れて起爆装置を作動させた。
爆発が起こりカーソンは吹き飛ばされた。
カイルはジュリアを抱いて機体から脱出した。
◆ ジュリアは目を醒ました
空港の待合室に入ったカイルにリッチ機長が謝った。ベルリンの検視官が逮捕されたことが伝えられた。
ジュリアは「まだ着かないの?」と目を醒ました。